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こちらではお初にお目にかかります。弁護士・元ロースクール教授、宮武嶺の社会派リベラルブログです。

【#高市逃げるな】国会での答弁から逃げ回り、Ⅹの独り言で言い訳を言うだけの高市首相に内閣総理大臣をやる資格はない。

明日2026年4月6日に予定されている参院での集中審議時間を合わせても6・9時間。

今までの実績では4時間しか集中審議に応じていない高市首相。

そんなに仕事をするのが嫌なら辞めちまえ。

高市一強政権の傲り。衆院での予算審議時間を21世紀最短の59時間で済ませて予算案を可決・成立させる高市首相は、本当にご体調も悪そうなので長期休暇を取られ、訪米も中止したほうがいい。

 

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 本日2026年4月5日、時事通信が

 「高市首相、報道に不満あらわ ナフサ供給、国会出席巡り」

という記事を配信し、

『高市早苗首相は5日、石油製品「ナフサ」の供給不足や自身の国会出席拒否に関する報道があるとした上で、X(旧ツイッター)に「事実誤認だ」「事実ではない」と相次ぎ投稿した。

 「他のことも含めて、最近は事実と全く異なる報道が増え過ぎている」と不満をあらわにした。』

と冒頭で書いているのですが、高市首相としては今後のスパイ防止法など言論弾圧立法の口実にするつもりなのかもしれません。

 しかし、記事を読んでみるとすべてが高市氏の言いがかり過ぎて、本当にどうしてこんなに出来が悪い内閣総理大臣が出て来ちゃったのかと目の前が真っ暗になる思いです。

好きな人と一緒にいるときと、外交しているときと、国会で野党議員の質問に答えるときがあまりにも違いすぎる高市総理。

故安倍晋三首相がキラキラ輝いて思い出されるほど、高市早苗首相の判断能力が危険なくらいに欠如している件(-_-;)。

 

 

  時事通信は

『ナフサはプラスチックなどの原料で、不足すると国民生活への影響が大きい。

 首相は「日本は6月には供給が確保できなくなる」との報道があったと指摘。

 「中東以外からのナフサ輸入量も倍増する。そのようなことはない」と否定した。』

と書いていますが、それを根拠と資料をもって国会で説明しなさいって話なんですよ。

 法廷での証人尋問だって反対尋問を経て初めて証拠能力が与えられ、証拠として採用されます。

 本人が自分一人で都合のいいことを言っていたって、それは話している内容が真実かどうか確かめようがないので、証拠価値が定型的にないとされ、証拠としてそもそも許容されず、裁判所に採用されません。

 高市氏は仮にも首相なんですから、自分の独り言に過ぎないⅩに投稿したって、国会で答弁したのでなければ、主権者たる国民に説明したことにはならないんですよ。

トランプとネタニヤフのイランに対する違法な武力攻撃開始から1か月。ホルムズ海峡封鎖対策に備蓄石油の放出とガソリン代補助しかできず、肝心の原油確保の手を全く打てない、#高市早苗に殺される。

 

 

 高市首相が歴代総理に比べて参議院での集中審議に応じていないことは歴然たる客観的事実です。

 時事通信はこの件に関する高市首相のⅩについて

『国会出席を巡っては、自身が「参院予算委員会の集中審議に応じない意向を示していた」と報じられたことに言及。

 「求めがあれば国会に参る旨を答弁している。参院自民党幹部にも伝えていた」と反論した。』

というのですが、自民党って身内でしょうが。

 そういえば、高市首相は自分と統一教会の癒着疑惑について、世界日報に5回も登場したことを、やはり

「自民党には伝えていた」

と誤魔化していましたが、それは国民に説明したことには全くならないんです。

東京高裁が統一教会に解散命令。高市早苗首相は統一教会の世界日報に5回もインタビューを受けたのに「旧統一教会の関係とは知らずに取材を受けた」とまだ白々しい嘘。

 

 

 高市首相は

求めがあれば国会に参る旨を答弁している」

とⅩに書いていますが、そもそも国会になかなか出てこないから、集中審議に出た時間数が少ないわけです。

 しかも出席していても、高市総理に答弁をお願いしますと質問者が何回言っても、他の大臣が出て来ちゃうじゃないですか。

 高市氏が国会に出ず、出てきても答えず、働かず✖5なのも歴然たる事実です。

 国会で選ばれた内閣総理大臣たるものが国会はさぼって、高市信者のネトウヨがフォローしてくれるXでだけ呟いたって何の意味もありません。

 こんなにも自分に自信がなく、批判に耐えられず、市民に国が今どうなっているか説明する気も能力もない内閣総理大臣なんて本当に有害無益なので、すぐに総辞職してくれませんか。

 もはや目が死にすぎの高市総理。

 

自分に質問している立憲民主党の小西ひろゆき議員を見つめる高市早苗大臣。

とにかく批判されることが一番嫌い。

小西議員が公開した文書について「捏造でなければ閣僚・議員を辞職するか」と問われて「結構だ」と答えた高市早苗大臣は、文書が真正でも「その中の自分の発言は捏造だ」と言って議員を辞めない魂胆だ(笑)。

 

 

参考記事

村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより

『国会に出たくない首相、議論をしたくない首相なんて、絶対に存在してはいけないのです。しかし、高市早苗は逃げ回ります。参議院集中審議に出ないというのです。』

『参院予算集中審議に出ない理由が、「いろいろ事情がございまして…」というのもひどいです。そんなの理由にも説明にもなっていません。首相の出席が必要なのが集中審議です。』

『高市早苗のような国難は一日も早く首相の座から下ろさなければ、日本の劣化や国民無視の政治がますますひどくなるのです。』

高市早苗、予算審議から逃げて、逃げて、逃げて、逃げて、逃げてまいります。 #サナ活 #高市早苗の軽重を問う (98)

 

 

編集後記

参考記事 kojitakenの日記さんより

高市の集中審議への出席激減について上脇博之教授曰く「高市総理が有能であれば積極的に出席して説明するはずですが、それをしないのは無能だからでしょう」

 

高市首相の二大欠陥、「性格が悪い」と「能力がない」。

どっちが致命的かなんですが、今のところ

「そう。高市には政治家としての判断力が全くありません。無能なのです。これが高市の最大の罪です。」(古寺多見さん)

というのが衆目の一致するところ。

でも、高市首相が自分は審議に応じるつもりであることを

「参院自民党幹部にも伝えていた」

というのは、自分の仲間のはずの参院自民党に責任をおっかぶせているわけで、これは性格の悪さの表れなんですよね。

能力がない✖性格も悪い、となると底なしに有害なリーダーだということがよくわかります。

会社の上司にもそういうやつ、いてるでしょう?(笑)

 

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高市早苗首相=3日、首相官邸

高市早苗首相=3日、首相官邸

 高市早苗首相は5日、石油製品「ナフサ」の供給不足や自身の国会出席拒否に関する報道があるとした上で、X(旧ツイッター)に「事実誤認だ」「事実ではない」と相次ぎ投稿した。「他のことも含めて、最近は事実と全く異なる報道が増え過ぎている」と不満をあらわにした。

自民、予算7日成立目指す 集中審議で野党と駆け引き

 ナフサはプラスチックなどの原料で、不足すると国民生活への影響が大きい。首相は「日本は6月には供給が確保できなくなる」との報道があったと指摘。「中東以外からのナフサ輸入量も倍増する。そのようなことはない」と否定した。

 国会出席を巡っては、自身が「参院予算委員会の集中審議に応じない意向を示していた」と報じられたことに言及。「求めがあれば国会に参る旨を答弁している。参院自民党幹部にも伝えていた」と反論した。

 

 

高市首相の集中審議出席が激減 参院予算委 4時間のみ、消極姿勢目立つ

4/4(土) 6:01配信

北海道新聞

新年度予算案を巡る参院予算委員会の集中審議時間

 

 2026年度予算案の審議を巡り、高市早苗首相の参院予算委員会への出席時間が例年に比べ極端に少ない。野党は首相が出席する集中審議を開くよう再三要求しているものの、3日現在の出席時間は4時間で、昨年の石破茂前首相の1割程度。首相の消極的な姿勢が一因とみられ、自民党内からも、国会軽視とも言える首相の方針を疑問視する声が漏れる。

自民からも疑問の声
 「必要な集中審議を行わず、予算の採決に至ることは絶対にない」。立憲民主党の斎藤嘉隆国対委員長は1日、自民の磯崎仁彦参院国対委員長と会談後、記者団にこう言い切った。3日に集中審議を開くよう求めた斎藤氏に対し、磯崎氏は「100%できない」と拒否。理由は「いろいろ事情がある」と述べるにとどめた。

 磯崎氏が理由を言い渋ったのは、首相に配慮しているためだ。自民参院幹部は、首相の外交日程や体調を考慮したと説明するものの、自民閣僚経験者は「首相が『集中審議に出たくない』と言っている」と打ち明ける。中道改革連合ベテランは「自民は官邸に何も言えない」と推察する。

 今国会2回目となる6日の集中審議でも、与党は首相の意向をくみ取った。4時間の実施で野党と合意したにもかかわらず、与党側の質問時間を約1時間削り、実質的な審議時間を2.9時間に短縮した。首相の出席時間を極力減らすためとみられ、異例の措置だ。

 6日分を含めた参院予算委の集中審議は計約7時間。過去5年は23~39時間で、今年は突出して短い。政府・与党は来週前半の予算成立を目指しており、仮に7日以降に集中審議を開いても、例年通りの審議時間には遠く及ばない見通しだ。

 予算案は憲法の規定で11日を過ぎれば自然成立する。与党内には、首相が自然成立で構わないとの姿勢を示しているとの見方もあり、自民中堅は「参院の意義自体がなくなる」と懸念。自民国対族も「異例なことをやり過ぎると今後にしこりを残す」と眉をひそめる。

 

 

視点・解説

「抱きつき、迎合し、踊る」高市外交 トランプ追従が基軸なのか

有料記事

小村田義之 朝日新聞

 

 抱きつき、迎合し、踊る。3月に訪米した時の高市早苗首相の動きが、SNSで世界に拡散した。対米追従どころか、トランプ米大統領という個人に追従するのが日本外交の基軸なのか。残念ながら、そう見られても仕方なかったと思う。

 トランプ氏と握手した瞬間、飛び込むようにハグ(抱擁)。首脳会談では、イラン攻撃を始めた張本人に面と向かって「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルド(トランプ氏)だけ」と歯の浮くようなセリフ。夕食会の後には、踊る高市氏の写真がホワイトハウスの公式サイトに掲載された。夕食会では高市氏がファンだというロックバンド「X JAPAN」の曲「Rusty Nail」などがBGMに流れたという。公式サイトの画像には、高市氏が両手をあげて踊る姿がうつっていた。日本のトップとは思えぬ振る舞いに、私も思わず「フェイク画像か」と、わが目を疑った。

 トランプ氏が昨秋に来日した際も、原子力空母の艦上でトランプ氏と米兵を前に跳びはねていた。これを「行きすぎた迎合」と見るか、「現実的な判断」と見るか、賛否は分かれている。

 それでも今回の訪米の評価がおおむね高かったのは、懸念された「ホルムズ海峡に自衛隊の艦船を出せ」という理不尽な要求を、当面は回避できたためだろう。露骨な「抱きつき」が功を奏したかはともかく、高市氏が無理をして「がんばっている」と受け止めた人も多かったのかもしれない。

 高市氏が訪米する前、知り合いから「日米首脳会談はどうなりそうか」と聞かれた時は、次のように答えていた。

ここから続き

 「トランプ氏はイスラエルのネタニヤフ首相とともにイラン攻撃を始めたが、11月の中間選挙やその前の予備選を考えれば、早めに収束させたいのが本音のはず。混乱は長期化するかもしれない。日本政府は首脳会談で成果をあげるより、とりあえずやり過ごすのが最優先ではないか。ただし、日本が切れるカードには限りがある。今の状況で自衛隊の艦船を派遣するのは難しい。実利に目が向くトランプ氏に効果的なのは、対米国の投資をパッケージにして『おみやげ』にすることだろう。それ以外に目立ったカードはなく、あとは高市氏がトランプ氏を持ち上げてでも乗り切るしかない」

 会談がうまくいくかは、わからなかった。トランプ氏も予測不能だが、高市氏も何を言い出すかわからないところがある。首脳会談が無事に終わり、安堵(あんど)したのが正直なところだ。

 日米同盟が日本外交の基軸であることは、当面は変わらない。トランプ氏の懐柔に躍起になる背景には、それ以外に選択肢のない苦境がのぞく。

 それを考えれば、これで結果オーライとは言いがたい。首脳会談を切り抜けても、本質的な課題は残されたままだ。トランプ氏がかき回す世界にどう対応すれば、一定の秩序と安定を取り戻すことができるか。トランプ氏に付き従うだけでは、中長期的な解にはならない。

追従をもたらす「構造」に目を 日本が抱える「三つの依存」

 だとすれば、追従をもたらす「構造」にも目を向けた方が良さそうだ。たとえば、いまの日本は「三つの依存」を抱えているように思う。

 安全保障では日米同盟に多くをゆだね、エネルギーの調達先は中東の湾岸諸国に頼る。この二つの依存が重なるなかで危機が起きれば、決断と責任が首相一人に重くのしかかる。同盟依存、中東依存、そして首相への依存。この三つの重なりが日本外交の選択肢を狭めているように見える。

 そこで求められるのは、首相のパフォーマンスではない。ふだんから地域の安定を築く構造をどう設計し、調整し、確かな布石を打っておくか。その上での首脳外交のはずだ。

 まず第一に、予測不能の時代には、選択肢を広げる外交が必要になる。米国の要求でも断るという選択肢がなければ、国の自律性はありえない。中国との緊張も一定のレベル以下に抑制し、安定した関係を築いた方がいい。

 第二に重要なのは、日米の枠に閉じ込められない設計だ。二国間の圧力は、多国間の課題へ転換をはかる。ホルムズ海峡の安全は本来、トランプ氏への忠誠心の問題ではない。米国の要求に応じるか否かではなく、多国間の枠組みをどう構成し、どこまで協力するかが問われる。

 第三に、エネルギーの中東依存の軽減が必要だ。米国主導の秩序が崩れるなか、リスクの分散がいっそう求められる。その努力がなければ、危機が起きるたびに右往左往してしまう。

 こうした取り組みこそ、日本への信頼をはぐくみ、外交の選択肢を広げていく。

 高市氏が掲げた「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」をほんとうに実現したいなら、まずはこうした土壌を整え、確かな根を張ることから考えるべきだろう。首相のアクロバティックな動きは、むしろ選択肢の乏しさの裏返しでもある。

 
この記事を書いた人
 
小村田義之
政治部|戦略機動遊軍
専門・関心分野
政治、外交安保、メディア、インタビュー
  • commentatorHeader
    木下ちがや
    (政治社会学者)
    2026年4月4日13時37分 投稿
    【視点】

    中国の古いお話に「胡蝶の夢」というものがある。荘子が夢のなかで蝶になった。目覚めた時、「蝶になった夢」か「自分がいま夢を見て蝶になった」か分からなくなったという故事だ。荘子のこの教えは自由意志の希求のようであり、何かポストモダンの先駆のようにも思える。押井守はこの故事を映画版「うる星やつら2」で活用し、無限に反復する喧騒の学園祭前夜の夢のような世界と並行し、荒廃していく現実世界の歓喜と恐怖を描き出していった。 記者はこう書いている「日本のトップとは思えぬ振る舞いに、私も思わず「フェイク画像か」と、わが目を疑った」。だが夢か現実かの区別がつかない感覚に襲われたのは記者だけでなく、対イラン戦争をめぐる狂騒のなかで日々われわれが襲われている感覚である。ホワイトハウス公式アカウントが垂れ流す不可解な映像、支離滅裂な命令、そして映画版『うる星やつら2』では、現実に向き合おうとする登場人物たちが次々と消されていったが、これもトランプ政権の軍幹部たちの粛清と重なる。 高市総理もまた「蝶になった夢」をみているのかもしれない。記事は「首相のアクロバティックな動きは、むしろ選択肢の乏しさの裏返しでもある」と批判で締めくくられているが、夢の世界の選択肢は無限なのである。 もっとも世界の指導者の大半は現実の世界にいる。世界の大半の人々は、明日の生活に怯え、真面目に現実と向き合おうとしている。だからどうも、トランプと高市の二人だけが夢を見ているようだ。高市総理は夢から覚まそうとする側近たちを、トランプがそうしているように次々に消していくのだろうか。 夢とも現実ともつかない世界で夢見る二人の指導者のもとで、荒廃していく世界のなかでわれわれはSNSを通じて流れて来る夢とも現実ともつかない映像をこれからも日々みせつけられることになるのだろう。押井守の「うる星やつら2」は、愛を選択した主人公が現実に回帰することで夢の世界は一斉に崩壊し、作品は締めくくられ、蝶は飛び去っていく。その時がいつくるかは、まだわからない。

  • commentatorHeader
    伊藤和子
    (弁護士)
    2026年4月4日20時5分 投稿
    【視点】

    雑誌「選択」等が報じたところによれば、首脳会談の舞台裏はさらにひどいものであった可能性が高い。高市首相はトランプ米大統領の要請に応じ、事実上封鎖されているホルムズ海峡に自衛隊を派遣する腹積もりだったが、今井尚哉内閣官房参与ら周囲の強い反対で翻意に至ったという。事実であれば、憲法上も国際法上も疑義のある自衛隊のホルムズ海峡派遣という悪夢の選択は、間一髪で回避されたということになる。信じがたい話であるが、トランプ氏にどこまでも追従する、首相の訪米時のパフォーマンスと確かに符合している。 事実であれば、高市氏が日本の首相として、国益と自衛官ら国民の生命と安全を守る、正しい判断をなしうる資質と見識を持った人物なのかを強く疑わせるものである。国会で十分に審議し解明して、首脳会談に至る経緯を検証してほしい。 そのうえで、中長期的に考えると、本記事が指摘する通り、日米の枠に閉じ込められない多国間外交を日本が構築していくことは喫緊の課題である。 石破政権の時代も、核兵器禁止条約締約国会合のオブザーバー参加や、パレスチナ国家承認など、日本が仮に進めたくとも、米国の顔色を窺って決断できなかった外交課題があったようである。その根幹は、日本は中国・ロシア・北朝鮮を周辺国に持ち、難しい安全保障環境であるにもかかわらず、同盟国が米国しか存在せず、米国との二国間関係に依存せざるを得ない、孤立した環境に置かれていることにある。 この点、NATOやEUという経済・安全保障上の地域機構に参加している欧州諸国とは異なる点だ。いざというときに頼れる仲間が、米国しかいない、という現実と、このことを重く受け止める関連省庁・政府与党の過剰ともいえる認識が、日本の選択肢を著しく狭めていると思われる。 まずは、同じ立場にある韓国との友好・協力関係を強化すること、そしてアセアンやオーストラリア、ニュージーランド、カナダ等も含め、アジア太平洋地域に広く新しい多国間協定・多国間条約を締結するなどの動きを早急につくり、さらにはこうした枠組みとEUとの関係性を強化することが求められるだろう。米国に依存せず、権威主義とも一線を画する、戦略的な外交構想とそのための戦略的な多国間対話をを待ったなしで進めていくことが必要だと考える。

 

「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「攻撃的知能」を解剖する

2026年04月04日(土)16時05分
マライ・メントライン(翻訳家、通訳、エッセイスト)


KEVIN LAMARQUE-REUTERS

<トランプ大統領への「抱きつき」、米空母上で「ピョンピョン」...親父キラー的動作の向こうに透ける、時代が生んだヤバさとは>
世界が注目した先日の日米首脳会談でも炸裂した高市首相の「トランプ抱き付き」イケイケ感ジェスチャーは案の定、国内の知識層、特にインテリ女性層からの強い反発を招いた。

トランプ来日の際、横須賀基地の空母ジョージ・ワシントン艦上にてトランプの横で見せた「ピョンピョン跳ね」しぐさも同様だが、あれはありていに言えば「『昭和オヤジ』受けするギャル」感のアピールであり、今どきのフェミニズムに対する挑発であり、最終的には「古き」マチズモ(男性優位主義)的価値観の狼煙とも言えるだろう。


高市首相の価値観がオトコ社会的だという指摘はこれまでも頻繁に繰り返されてきており、「日本初の女性総理大臣」というスペックはむしろ「オトコ社会回帰」に向けて女性票を抱き込む強力な武器になっているともいわれている。

これらの批判は大体、首相が「日本の極右言説に引きずられている!」「トランピズムに引きずられている!」といった観点から来ていて、確かにそれはあるだろうなと感じつつ、さらに別の観点もあり得るなと思ったりする。

それはつまり「サバイバルのためのキャラ付け」である。
率直な話、グローバリズムの後退は「他者尊重」精神の後退をもたらし、必然的に国家なり社会なり......最終的には個人間の「生き残り」「駆け引き」ムーブを進行させる。

このトレンドはたぶん不可避だ。ありていに言えばパワーゲームの蔓延であり、知性よりも攻撃的な知能の強化が要求される。高度に再構築された社会の野性化(否定的に言えば野蛮化)に向けて、皆に何らかの準備が求められる。

でないと、例えばプーチン(仮名)やトランプ(仮名)やネタニヤフ(仮名)みたいなヤツによる突然の強力な軍事的侵攻に対してひとたまりもない。これはひと時代前に比して、仮定で済む話でもない。


以前、軍隊と社会の今後の展望に関するテレビ番組に出演した際、ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の議員(元軍人)へのインタビュー映像が流れて、その内容が印象に残った。彼いわく「最近のドイツ連邦軍では、市民的良識を上官の命令よりも優先させるとかLGBTQ歓迎とか言っているが、そんなんで『マジで戦える』軍隊が成立するのか?」と。

確かにこれは権威主義、暴力主義じみた言説としていくらでも批判できる。が、「そんなんでマジで戦えるのか?」という観点は、実は重要だ。理不尽や暴力により「兵は真に鍛えられる」とは、経験則としてよく言われる話だ。これに性善説的な言説をぶつけて無化できるとは思えない。
結局、そのようなパワーゲーム優先的な環境では、マチズモ的価値観に基づいた諸事の運行が「実際的に」有利となる。男女の関係でも「相互尊重のパートナーシップ」うんぬんというお題目は次第に無効化し、「オスとメス」の関係の最適化に収斂してゆく。

そのような観点から見ると、高市首相の内外に対するもろもろの「しぐさ」にはいろいろと考えさせられる要素がある。乱世における女性性とは何か。それをどう活用するのが「正解」なのか、あるいは「勝ち」なのか。時代が文化性よりも野性を重視する方向に流れているだけに、これは気になる。

ある意味、最大の問題は、こうした意識構造の変化や誘導に対して、教養や理性の立場、いわゆるインテリ知識層が、有効に対抗できるアイデアや言葉を持たない(持とうとしない)あたりなのかもしれない。ヤバいトレンドは着実に進行しており、それは冷戦期やポスト冷戦期の「良識」で牽制できるものでなくなりつつある。実際どうなるのか、私は観測を継続したい。


newsweekjp_20251118090407.pngマライ・メントライン
MAREI MENTLEIN
ドイツ北部キール出身。2度の留学を経て2008年から日本在住。独TV局プロデューサーや翻訳、通訳、執筆、コメンテーターなど幅広く活動する自称「職業はドイツ人」。近著に『日本語再定義』(小学館)など。

 

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