Everyone says I love you !

こちらではお初にお目にかかります。弁護士・元ロースクール教授、宮武嶺の社会派リベラルブログです。

菅官房長官「新型コロナで自宅療養や待機している感染者数も、病院以外で亡くなった感染者数も全く把握していない」。アベ友コメンテーターたちが「死者数が少ないことだけは固い」と言っていた根拠は?


安倍内閣と維新がなくなる日まで、これからもぜひ毎日一回、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!!!

にほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村

社会・経済ランキング

 

 

 菅官房長官が、2020年4月23日の記者会見でとんでもないことを自白しました。

 --埼玉県で軽症と診断された男性が自宅待機中に亡くなる事案があった。自宅療養や待機している感染者の方は全国でどれくらいいるのか。

 ◆感染者の状況については厚生労働省で都道府県を通じて把握していますが、ご指摘の自宅で療養している方の数については現時点では把握をしておらず、今後、把握していくと聞いています。基本的に、ホテルをそれぞれの県でも用意していますので、(軽症や無症状の感染者は)ホテルに入ってもらう方向だと聞いています。

 --埼玉県の事例のように病院以外で亡くなった感染者の数は把握しているか。

 ◆感染者の状況については、厚生労働省で都道府県を通じて把握しておりますが、ご指摘の病院外で亡くなった方の数について現時点で把握しておらず、今後把握をしていくと聞いています。

 うわ、それだったら、新型コロナで亡くなった方の数は全くわからないじゃないですか。

 

 

 そもそも、PCR検査の数を絞りすぎてきたので、感染者数もよくわからないわけですが、それでも死者数が少ないから日本では感染爆発はしていない、検査を絞っている安倍政権のやり方は間違っていないと、アベ友コメンテーターは言い続けてきました。

田崎スシロー史郎氏

「肺炎で亡くなった全ての人にCT検査している」

橋下徹氏

「落ち着いているという根拠は、死者数。この数字は間違いない。死者数こそ1万人あたりの死者数で見ていけば日本は落ち着いていると思う」

百田尚樹氏

「私が重視しているのは、死亡者数です。この数字はごまかしもウソもききません」

 しかし、病院以外で感染している人も亡くなっている人も全く政府が調べてもいないんだったら、日本で何が起きているのか、皆目見当もつかないじゃないですか。

 そもそも、厚労省の担当者が、生前に新型コロナの症状が出ていればともかく、

「誤嚥性肺炎なども含め、すべての肺炎患者の方の遺体をPCR検査しているわけではありません」

と明言しているのに、コメンテーターはどこの異次元に住んでいるのでしょうか。

あなたたち全員終わってる。

アベ友の橋下徹氏、田崎「スシロー」史郎氏、百田尚樹氏がこぞって「新型コロナによる死者数だけは固い数字。少ない」。この大嘘をNHKの「おはよう日本」が木っ端みじんにした!

 

 

 安倍政権は病院外の事は何も把握していないのに、そもそも何のデータに基づいて、どうやって新型コロナ対策を決めてきたんですか?

 そして、緊急事態宣言を5月6日までで止めるか、延期するかは何を持って判断するんですか。

 安倍さん達が反知性主義と言われて久しいですが、こんなヤマ勘みたいなことで人の命の問題を扱っていたとは、呆れかえりました。

 

一番驚いたのはあの隠ぺい体質の安倍政権の象徴、菅官房長官が病院外で起きていることは知りまっしぇ~~んって、あっさり認めたことです。

ここが愕然とすると言うか、それが大変なことだっていう意識が菅さんにないってことですから。

一日一回、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!!!

Amazon タイムセール商品

 

 

<header> </header>
<figure> <figcaption>記者会見する菅義偉官房長官=首相官邸で2020年4月23日午前11時36分、竹内幹撮影</figcaption> </figure>

 

 新型コロナウイルスの感染拡大について、23日午前の菅義偉官房長官の記者会見で質疑があった。自宅療養中の感染者数や病院外での死者数について、菅氏は「厚生労働省は現時点で把握しておらず、今後把握していく」と繰り返し、都道府県を通じた政府の情報集約態勢に疑問符がついた。主なやりとりは以下の通り。【秋山信一】

 

 --長崎市に停泊するイタリア籍のクルーズ船での感染状況、対処方針は。

 ◆これまで検査を受けた方は127人で、そのうち48人の感染が確認されている。乗組員623人で総員であります。感染が判明した方については、重症の方は除いて感染拡大防止を徹底しつつ、クルーズ船内に引き続き滞在していただくと考えています。

 

 

 --政府として、PCR検査の件数に対する陽性率を公表する考えはあるか。

 ◆陽性率は地域でのまん延状況を判定する上で一つの指標になるという意見があることは承知しています。正確に統計データとして算出するのは難しいものの、厚生労働省で把握できる地域ごとの陽性者数に対する保健所の検査実施人数の比率は公表していると聞いています。いずれにしろ、PCR検査については、医師が必要と判断をする方が確実に検査を受けられるようにしていくことが重要であり、引き続き体制の充実をしっかり図っていきたいと思います。

 

 --埼玉県で軽症と診断された男性が自宅待機中に亡くなる事案があった。自宅療養や待機している感染者の方は全国でどれくらいいるのか。

 ◆感染者の状況については厚生労働省で都道府県を通じて把握していますが、ご指摘の自宅で療養している方の数については現時点では把握をしておらず、今後、把握していくと聞いています。基本的に、ホテルをそれぞれの県でも用意していますので、(軽症や無症状の感染者は)ホテルに入ってもらう方向だと聞いています。

 

 --埼玉県の事例のように病院以外で亡くなった感染者の数は把握しているか。

 ◆感染者の状況については、厚生労働省で都道府県を通じて把握しておりますが、ご指摘の病院外で亡くなった方の数について現時点で把握しておらず、今後把握をしていくと聞いています。

 

 --改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の期間は5月6日までだが、解除や延長の判断はいつごろまでに行う見通しか。

 ◆まず状況は時々刻々と変化しており、現時点で申し上げられるのは、5月6日を延ばすかどうかについては専門家の皆さんの話を伺った上で判断をしていきたい。これに尽きます。国民の皆さんにぜひ、今一度、行動を見直していただき、ゴールデンウイークの外出自粛を含め、8割の接触削減にご協力いただきたいと思っております。

 

 --5月6日当日に判断することもあり得るのか。

 ◆専門家の皆さんの話を伺った上で判断をしていきたいと思います。ただ、この判断によって混雑を起こすことがないようにしなければならないと思っています。

 

 --自治体からは10万円の一律給付の申請書の発送などで事務が逼迫(ひっぱく)する連休後半より前に延長に関する判断を示してほしいという声もあるようだが、これは難しいのか。

 ◆今、私が申し上げた通りであります。やはり(感染)拡大をいかにして防いでいくか、ここが一番大事なことだというふうに思っています。

 

 --「接触機会の8割削減」は内閣官房のウェブサイトの数字を全国で8割削減することを目指すと理解してよいのか。

 ◆一つ一つの接触機会の減少割合は、必ずしも直接的に示す数字はなく、内閣官房のウェブサイトで公開している人口変動データは減少割合の評価の一つの目安と考えています。

 

 --22日から安倍晋三首相らが「最低7割」の接触機会の削減と言わずに、単に8割を目指すという言い方をしている。政府内で方針転換があったのか。

 ◆やはり8割という数字を目指すというのが大事である。そういう中で7割、極力8割。今まで極力と言っており、そこについては変わってませんけども、8割を目指して国民の皆様にご協力をいただきたい、そういう意味合いの中で発言をしていると思います。

 

 --PCR検査について。1日1万4000件を超える検査能力があるという説明だったが、これはどういう根拠に基づいているのか。

 ◆PCRの検査体制については、検査を集中的に実施する地域外来・検査センターの都道府県医師会などへの運営委託について都道府県などに示したところであり、都内をはじめとして具体的な取り組みが進展をしていると思います。こうした取り組みを通じて医師が必要と認める検査が確実に実施される体制を構築していきたいと思っており、そうした数字の中で1万4000人を超える能力という発言をしたということであります。

 

 --政府専門家会議が22日、東京都の感染者数の増加は鈍化し始めているとの認識を示した。減少に転じているかは今後慎重に判断したいとしたが、これについての所見を。

 ◆ご指摘は専門家会議の委員の記者会見におけるご発言であると認識しておりますが、22日にまとめられた専門家会議の分析では、現在の全国的状況について、新規感染者数は日ごとの差はあるものの、1日の新規患者数は455人を上回っていること、特に特定警戒都道府県の増加が全体の7割を占めていることが指摘されたということであります。

 

 --日本赤十字社が厚生労働省からの依頼を受け、抗体検査に使う検査キットについて、献血で出た血液を使って性能評価を行うと発表した。陽性でも献血した人に伝えないと報道されているが、事実関係は。

 ◆抗体の測定には現在多くの検査キットがありますが、その性能を十分に評価された検査キットはないために、厚生労働省の研究班において献血された血液を用いて、海外で承認されている複数の抗体検査キットの性能評価を行うと承知しております。現時点においては検査キットの性能に関する評価はいまだ不確実な段階のものであるために、その結果については献血者の皆さんにお知らせをしないということになります。