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こちらではお初にお目にかかります。弁護士・元ロースクール教授、宮武嶺の社会派リベラルブログです。

鹿野新首相・内閣誕生 民主党代表選 海江田氏第1回投票でトップ→決戦投票で2位3位連合成立



日本中のブログで、今日午後の民主党代表選挙についていろいろ予想されているので私も参加です。

競馬でもいつも中穴狙いの私。恥をかきそうですが、意表を突いてみました。


全投票数が約400

海江田氏 小沢派120+鳩山派30+切り崩し30=180票

このように、一回目の投票で海江田氏がわずかに過半数に届かず決選投票にはなると思うのですが(これもギリギリの希望的観測ですが)、たとえば、

海江田 180

鹿野 70

前原 60

野田 50

馬淵 30

等となったときに、あまりに海江田氏と他の4名の差が大きすぎて、決選投票では勝ち馬に乗れとばかりに、馬淵票などが小沢。。。。いや海江田氏に流れてしまうような気がします。

だいたい、今、草刈り場になってしまった中間派の鹿野支持票を70票もまとめることが出来るのか。それが出来るようなら、今後の鹿野内閣の政治力に少し期待をしてもいいと思います。


 


さて、馬淵さんへの消極的支持を表明してきたこのブログがなぜ、鹿野さんに乗るかというと、

海江田お子ちゃま原発推進内閣では日本のエネルギー政策も震災復興もお先真っ暗。

財務省のあやつり人形で海江田氏と並ぶ最悪候補の野田財務相では格差拡大の消費税増税になってしまう。

前原さんだと外国人献金問題などと言うささいな問題で国会が前に進まないからです(在日韓国人の人たちから献金をもらっているからと言って、タカ派の彼が親韓国になるわけがないのだが)。


海江田原発推進相は自公両党との三党合意を見直すと言いだして猛反発を受けていますから、彼が首相になったら同じく国会は紛糾します。

原発推進お子ちゃま小沢・経産省べったり

この人が首相になるべきでない理由は枚挙にいとまがありません。


 


海江田さん、40年後の原発廃止なんて言い出しました、昨日から(笑)。が、1年任期の首相候補がこういうこというのは、「究極的核廃絶」と同じで、原発なくしませんと言っているのと同じです

 


しかし、前原さんでは国会審議がのっけからストップすることが目に見えているので、2位に食い込むことは難しいのではないでしょうか。人望がない野田氏も同じ。

というわけで、海江田氏が首相になれば冷や飯を食わされるに違いない、前原・野田氏らが、2位に入った鹿野氏に乗る、というのが、唯一、海江田原発推進・お子ちゃま(以下略)内閣を阻止できるシナリオではないかと言うことで、あえて、希望的観測として書きました。


政治的空白をできるだけ少なくするためとはいえ、告示から投票までわずか3日とはいかにも短い!政策そっちのけなのがよくわかります。なぜ、去年のように党員などに投票を認めないのか。

しかも、脱原発、日本のエネルギー政策が争点にならない不幸。

この上、海江田新首相誕生なんてなったら世も末です。

東北山形出身で、新進党最後の代表選では小沢さんと争った鹿野さんに一縷の望みを託したいと思います。


 

 

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民主代表選、鹿野農水相が出馬表明

2011年08月27日

 

写真

民主党代表選への立候補を表明した記者会見で、笑顔で記者の質問に答える鹿野道彦農水相=26日午後4時21分、東京・永田町

 

 ◇ 県出身首相誕生に期待

 菅首相が退陣表明した26日、新首相を選ぶことになる民主党代表選に鹿野道彦農林水産相(衆院山形1区)が立候補を正式に表明した。戦後 初の県出身首相誕生を期待して、地元支持者や党関係者からは激励の声が渦巻いた。一方、派閥争いの様相を見せる代表選びに、県民からは冷めた声も聞かれ た。

 ◇ 地方議員らも支持

 山形市松見町の鹿野氏の地元事務所では、この日午後、党関係者らが詰めかけ、テレビのニュースを見守った。鹿野氏の出馬表明が伝わると 「山形、東北にとって明るいニュース」と拍手が起きた。代表選投開票日の29日に、支援者を集めた「見守る会」を同市内のホテルで開くことを決め、スタッ フはその準備に追われた。

 19日に和嶋未希衆院議員や舟山康江参院議員を含む国会議員有志から出馬要請を受けた後も、「熟慮する」と明言を避けてきた鹿野氏だが、 これまでも地元後援会は出馬を後押しする意向を伝えてきた。後援会代表の高橋文夫さん(83)は「無派閥にもかかわらず他の国会議員から要請を受けるの は、誠実、信念があるからこそ。明言せずモヤモヤしてきたが、これで後援会も爆発的に盛り上がる」と喜んだ。

 県連や党所属の地方議員からも期待の声が相次いだ。26日に開かれた県連の常任幹事会では、激励の声を伝えることを決め、鹿野氏周辺に電 話で伝えた。吉村和武幹事長は「正々堂々と政策を訴えてもらい、先頭に立って震災復興に取り組めるよう代表選を勝ち抜いてほしい」と話した。

 阿部昇司県議は「県としても、高速交通網やエネルギー問題、産業経済などを考えれば、鹿野さんが最良の候補者だと思う」。加藤孝・山形市 議会議長は「これまでの民主党は党内のゴタゴタで政治が混乱し、国民の批判を浴びてきた。鹿野さんは経験が豊富で強い信念もあり、党内を一つにまとめるこ とができる人物だ」と期待を寄せた。

 2009年の知事選と衆院選で、お互い支援し合った吉村美栄子知事は「困難なときだからこそ、強いリーダーシップがあり、果敢に課題を解 決していく首相が求められている。鹿野大臣は責任感が強く決断力がある上、経験、実績も申し分なくふさわしい。熱いエールを送りたい」との談話を発表し た。

 ◇ 「思想ある人物を」

 鹿野氏の立候補表明に、県内からは、期待の声とともに、不安がる声や冷ややかな意見も出た。

 上山市の果樹農家、須田達郎さん(61)は「新しい首相は、原子力からの脱却を目指す人に」と話す。原発事故以来、経営する果樹園では福島からの避難者も働いている。「避難してきた人たちは苦しんでいる。決断力を持って、先に進めてくれる人に代表になってほしい」

 山形市のパートの女性(40)は「地元の方だから頑張ってほしい」とする一方、「国会の中では地味で表明も遅かったので、支持を集めるの は難しいのではないか」。民主党支持という、同市の男性会社員(64)は「鹿野さんは無派閥で主流派でもないし、他に有力視されている人がいる中で厳し い。地元だからといって、とくに自分たちが応援できるわけでもないし」と淡々。「政策や主張もハッキリしていない」という。

 山形市の社会福祉法人役員、佐藤匡子さん(64)は「自民党から複数の政党を渡り歩いて、しっかりした理念があるかどうかも不安」と厳し い。代表選についても「国民は小沢一郎元代表の問題にはうんざりしているはずなのに、どの候補も小沢さんの動きを頼りにしている。国をどうしたいのか、思 想のある人物が出ることを期待したい」。

 


 

 

民主党代表選 震災復興と原発 政策比較

河北新報 2011年8月29日

 民主党代表選に立候補した前原誠司前外相、馬淵澄夫前国土交通相、海江田万里経済産業相、野田佳彦財務相、鹿野道彦農相による共同記者会見では、5氏全員が東日本大震災からの復興推進と東京電力福島第1原発の事故対応を最優先政策課題として掲げた。

<震災からの復興>
 5氏は2011年度第3次補正予算案の編成を急ぐとの考えで一致し、財源や具体的な推進策について持論を展開した。
 馬淵氏は「福島の放射線医療、岩手の素粒子研究など国家プロジェクトとして特区を推進する。復興庁の権限を強化し、独自財源を持った仕組みにする」と強調し、野田氏は「補正予算に特区や一括交付金を生かしていく。雇用は深刻な課題。企業の誘致を図り、仕事をつくる道具として制度設計をする」と訴えた。
 鹿野氏は「建設国債などを発行し、思い切った3次補正が欠かせない。早く復興庁をつくり、一元的に取り組むスピード感が求められる」と話し、海江田氏は「住民本位のインフラ整備を重点的に進めるつもりだ。経済にもプラス要因に働く。自治体の基本計画を尊重し、財源を手当てする」との考えを示した。
 前原氏は「仙台空港を公設民営のモデルにするなど民間資金を積極的に活用する。広域連合による新たな自治の方向性も示したい」と述べた。

<原発事故の対応>
 早期の事故収束、原発依存からの脱却を念頭に置き、5氏は具体的な道筋を述べ合った。
 海江田氏は「除染に加え、計画を前倒しして福島県民に対する健康診断の態勢づくりを急ぐ。新規建設を凍結し、高経年化した原発については廃炉の措置も取る」と話し、鹿野氏は「放射線の空中飛散や地下水浸透を早急に食い止める。原発の再稼働に当たっては信頼される情報を提供し、理解を求めていく」との姿勢を示した。
 馬淵氏は「賠償の枠組みを見直し、国の責任を明確にする必要がある。脱原発依存とともに、制御技術をつくり上げなければならない」と訴え、前原氏は「機動的な住民対応が必要。エネルギー政策の今後を徹底的に議論するため、『電力臨調』のような場をつくる」と明らかにした。
 野田氏は「賠償に万全を期す。面的な除染を進めるために、十分な予算措置を講じる。福島の再生なくして、日本の再生はない」と強調した。