
卒業式シーズンですね!
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

さっそくですが、2016年3月23日に行われたICU(国際基督教大学)の卒業式で、安保法制に反対し立憲主義の確立を目指す学生団体SEALDsの主要メンバーで、
「SEALDs 民主主義ってこれだ!」
の執筆者の一人である栗栖由喜さんが顕著な活躍がみとめられた学生、教職員または大学関係者に対して贈られる「Friends of ICU賞」を授与されました。
安倍政権が国立大学に君が代日の丸を押し付けるなど、大学の自治が脅かされているときだけに、快挙だと思います。
その授賞理由がまた素晴らしい。
「政治を考え行動する学生団体においてスピーチなどの活動を通して、民主主義のあり方や平和について訴え、それらを真剣に考える潮流を生み出すことに貢献したことが、民主主義、平和、人権を尊重する本学のリベラルアーツの理念を体現したものであり、賞賛に値する」
素敵な大学ですね。

リベラルアーツとは、文系、理系の区別なく幅広い知識を得た後に、専門性を深めることで、豊富な知識に裏打ちされた創造的な発想を可能とする教育
出典:国際基督教大学公式サイト
栗栖さんの街頭演説から、特に力強かった部分をご紹介したいと思います。
「安倍政権は私たちが繰り返さないと心に刻んだあの戦争を真っ正面から出迎えるかのように、安全保障関連法案を急ピッチで成立させようとしています。
彼はこの国の最高法規である憲法を無視し、この国そのものである私たちを無視し、私たちの声を無視し、アメリカの甘いささやきにヨダレを垂らしています。自衛隊は『家族への手紙』という名の遺書を書かされ、戦争への準備をさせられています。
彼らはこの国の国家権力によって、死の契約を結ばされているのです。
私は安倍さんに言いたい。私たちは戦争をするため、人を殺すために生まれてきたんじゃないんです。私たちは生きるために、それも、より良く生きるために生まれてきたんです。」
「今の私たちにとって一番の脅威は安倍さん自身です。
今の安倍さんは、今に限らずいつの安倍さんだってそうですけど、私たちにとって暴力そのものであります。
彼によってこの国がどれだけの危機にさらされ、悲鳴をあげているか彼は気づこうともしていないでしょう。」
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ここが! だよ ICU (国際基督教大学がよくわかる本) |
| 全日本大学研究会 (著) | |
| ファミマ・ドット・コム |
2015年春、メディアを席巻し"時の大学"となった『国際基督教大学(通称ICU)』
リベラルアーツをモットーとし、日本にありながら海外の大学のようなカリキュラムを持つ、一般からみると謎である"この大学"を徹底研究!
栗栖さん、おめでとうございます!
うちの娘も入れたいけど、秋篠宮さん家の眞子さん、佳子さんもいるらしいから、迷惑かけそう(笑)。
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2016年春季卒業式を挙行しました

3月23日(水)、大学礼拝堂において2016年春季卒業式が挙行され、学部生485名、大学院生20名あわせて505名が学位記を授与しました。
式では、献学以来の本学の伝統に則り、卒業生一人ひとりの名前が読み上げられ、卒業生は壇上において学位記を授与された後、日比谷潤子学長と祝いの握手を交わしました。
式辞を述べた日比谷学長は、2015年に開催された国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に触れ、「持続可能な開発目標を達成するには、政府だけでなく、民間、市民社会、そして私たち全員の積極的な参加が強く求められています。この目標に関して、日常生活の中で誰もがすぐに実行できるアクションが国連のウェブサイトにあります。
今日本学での学生生活を終え、ここから巣立っていく本学卒業生/修了生は、どのような分野に進んでも、『持続可能な開発のためのアジェンダ』の達成期限となっている2030年には、多く任されているはずです。学びは卒業したら終わりではありません。むしろ本格的に始まるのは、社会に出てから、更に多く要求されるようになってからです。みなさんはここで自発的学修者として主体的に計画を立てつつ、創造的に学んでいく能力を身につけました。これからの進路はさまざまでしょうが、一人ひとり自分自身の力で道を切り拓き、責任ある地球市民としての道を歩んで行ってください。みなさんの行く手に神の豊かな祝福があることをお祈りしています」と、言葉を贈りました。
続いて祝辞に立った北城恪太郎理事長は、グローバルに活躍する企業の経営者がこれからの時代のリーダーには、リベラルアーツが必要だと述べていることを例に挙げ、「先のことが良く分らない社会においては、ICUの卒業生のように、幅広い分野を学んだうえで、専門分野を深め、何が正しいかを自分で批判的に考えることの出来る人材が求められています」と述べたほか、「社会人として最も大切な能力は、学び続ける力です。人生は学び続けるものです。忙しくて学ぶ時間が無いという人は、2000年前の中国のことわざに、『忙しいと言って学ばない人は、暇があっても学ばない』と言われていることを思い出してください。また、ICUの卒業生である皆さんは、社会の中で信頼される人として『人が見ていない所でも正直に行動する』、インテグリティを持ち、どんな困難な問題に直面してもあきらめずに、『明るく、楽しく、前向きに』努力してください」などと、卒業生らを力強く激励しました。
また、式の中では、顕著な活躍がみとめられた学生、教職員または本学関係者に対して贈られる「Friends of ICU賞」の授与式が行われ、新卒業生として旅立ちを迎えた栗栖由喜さんと黒木健さんが授与しました。
栗栖さんの受賞の理由としては、政治を考え行動する学生団体においてスピーチなどの活動を通して、民主主義のあり方や平和について訴え、それらを真剣に考える潮流を生み出すことに貢献したことが、民主主義、平和、人権を尊重する本学のリベラルアーツの理念を体現したと、紹介されました。
一方の黒木さんの受賞理由は、本学の公認クラブであるICU Debating Societyにおいて卓越したリーダーシップを発揮し、ワークショップなどを通じて日本におけるディベートの普及・促進に多大な貢献をしたことや、本学の学生寮や特別学修支援室のほか、スーパーグローバル大学創成支援などのさまざまな場面で発揮されたことが、本学のコミュニティーに模範を示すものであると、述べられました。
IWJ掲載
【スピーチ全文掲載】「何百万という借金をしながら何を学んでいるのか、安倍さんに教えてやります。それは抑圧者の権力に抗い、それと戦う知性です」ーー新宿・歩行者天国で大学4年の栗栖由喜さんがスピーチ
12万人以上の市民が国会周辺を埋め尽くした翌週の2015年9月6日、今度は東京・新宿のショッピングエリアが安保法案に反対する1万2000人の人々でジャックされた。
歩行者天国を利用したこの街宣行動は、学生からなる「SEALDs」と「安全保障関連法案に反対する学者の会」の共催。人々が差す色とりどりの傘と、「戦争反対」「9条こわすな」「WAR
IS OVER」などと書かれたプラカードの山で、雨の歩行者天国は華やかに彩られた。
「貸与の奨学金を受けながら大学へ通っています。私は高校の時から奨学金を貸与しながら学校へ通っているのですが、何百万という借金をしながら何を学んでいるのか、安倍さんに教えてやります。それは抑圧者の権力に抗い、それと戦う知性です」
ステージに登壇した学生の一人、国際基督教大学4年の栗栖由喜さんがスピーチした。多額の借金をしながら大学に通っていることを告白しながら、栗栖さんは次のように続けた。
「この国には知を身につけ、権力に隷属しない批判的な思考力を養う多くの学び者がいるのです。この国は教育を受けるのにお金がかかりすぎますが、この国の教育はまだ死んでない」
栗栖さんは、憲法や国民の声を無視してまでも法案の整備に急ぐ安倍政権を強く批判する。
「国家の安全保障の問題はとても複雑で、理論は崩壊し、未熟な議論のままで決定できるようなそんな単純なことじゃない。
この世の全ての富を手に入れても、死んでしまった誰一人の命も私たちは生き返らせることができない。『私が責任を取る』ということがどんなに無責任で残忍なことであるのか、安倍さんはしっかりと認識すべきです」
安倍総理は集団的自衛権の行使を「喧嘩」になぞらえてその必要性を説いた。また国会では法案の違憲性や集団的自衛権行使に対する歯止めについて、野党の追及に十分に応えていない。それを、「理論は崩壊し、議論な未熟」だと批判した栗栖さんは、「私たちは権力に対する沈黙を破る」と、知性と若さで抗う強気の姿勢を見せた。また、「人の死に対して無力であるからこそ」、武力ではなく「言葉」で戦う対話の道を選ぶべきだと訴えた。
以下、栗栖由喜さんのスピーチ全文とスピーチ動画を掲載する。
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栗栖由喜さんのスピーチ全文
「こんにちは。国際基督教大学4年の栗栖由喜です。
テレビドラマや映画、演劇など、戦争を題材とした作品が普段より目立ち、ニュースでも戦争を特集した番組が良く放送される。日本各地では戦没者を追悼する式典が開催される、そんないつもの夏がすでに秋へと模様替えする町に霞んで、今年もまた過ぎ去ろうとしている。
戦争の時代を生きた人々の記憶を辿り、その傷跡に触れ、無残に散っていった数知れない命を思い、あのような歴史はもう二度と繰り返さないと、その決意を心に刻もうとする。けれど気づく。私たちはすでに二度目を初めてしまっている。
この国で終戦が宣言された後もずっと、沖縄は米軍の傘の下を生きることを強いられ、また、米軍基地と並んで佇む自衛隊の基地が意味すること。それは沖縄の人々の生がアメリカだけなく日本自身によっても踏みにじられているということです。
福島における原発事故の記憶は忘れ去られ、日本最大の活断層の上にある爆弾を私たちは動かし始めてしまいました。原発事故の問題を何一つ解決させないまま、東京オリンピックへと走り、オリンピックの準備が進む中で、中心から終焉への新たな差別と排除が始まるでしょう。
異なる国籍の人々に対するヘイト的な言動や難民申請者の強制送還、外国人労働者らに課せられる過酷な労働。路上でひっそりと死んで行くホームレスの人々に、私たちのうちの誰が、彼らのことを心に留めるのでしょう。
形こそ、70年前の大戦のようなものではないかもしれないけれど、未来永劫の平和を求めたはずの私たちは、繰り返さないと誓ったはずの歴史を繰り返すかのような社会の中にあります。
そして今、安倍政権は私たちが繰り返さないと心に刻んだあの戦争を真っ正面から出迎えるかのように、安全保障関連法案を急ピッチで成立させようとしています。
彼はこの国の最高法規である憲法を無視し、この国そのものである私たちを無視し、私たちの声を無視し、アメリカの甘いささやきにヨダレを垂らしています。自衛隊は『家族への手紙』という名の遺書を書かされ、戦争への準備をさせられています。彼らはこの国の国家権力によって、死の契約を結ばされているのです。
私は安倍さんに言いたい。私たちは戦争をするため、人を殺すために生まれてきたんじゃないんです。私たちは生きるために、それも、より良く生きるために生まれてきたんです。
その私たちが戦争をしたくない、人を殺したくない、死にたくないと思うことは何もおかしいことではないんです。自分に向かってきた攻撃から自らを守るため、武力や兵力を用いることは、もしかしたらやむを得ない場合だってあるのかもしれません。
しかし、自らが攻撃されていないにも関わらず、敵だと仮想して銃口を向けるなんて、もはや意味不明です。国家の安全保障における集団的自衛権や個別的自衛権の行使を、喧嘩なんかに例えようもないのは、その武力の行使によって何の罪もない多くの人々の命が犠牲になる可能性があるからです。
集団的自衛権はもちろん、個別的自衛権ですら、自衛のために起きた沖縄戦のことを思うと、簡単に認められるものではないと国家による武力行使によって、本当に自衛などできるのかと私は考えます。
私は専門家でも何でもないですが、国家の安全保障の問題はとても複雑で、理論は崩壊し、未熟な議論のままで決定できるようなそんな単純なことじゃないと思っています。
なぜなら、そこには人の命がかかっているからです。富と権力への欲に頭が麻痺し、目が眩んでいる安倍さんには分からないかもしれませんが、金で人の命を買うことはできないんです。
この世の全ての富を手に入れても、死んでしまった誰一人の命も私たちは生き返らせることができないんです。それに対して『私が責任を取る』ということがどんなに無責任で残忍なことであるのか、安倍さんはしっかりと認識すべきです。
私たちは人の死に対して無力です。しかし、それがもたらすものは絶望だけではありません。私たちは人の死に対して無力であるからこそ、武力ではなく対話の道へ進むことができる。武器ではなく、言葉を持って戦うことができるのです。
それが、それこそが人間の強さです。
私はこの間、初めて靖国神社を訪れました。靖国神社を参拝する安倍さんに対して言いたいのは、御国のために尊い命を捧げて死んでいった兵士たち。戦争の犠牲となり死んでいった罪なき人々に対して、本当に頭を下げる気持ちがあるのならば、あの惨禍を繰り返させはしないという決意と覚悟を持って、政治と外交を行なってくださいということです。
今の私たちにとって一番の脅威は安倍さん自身です。
今の安倍さんは、今に限らずいつの安倍さんだってそうですけど、私たちにとって暴力そのものであります。
彼によってこの国がどれだけの危機にさらされ、悲鳴をあげているか彼は気づこうともしていないでしょう。
私は今大学生で貸与の奨学金を受けながら大学へ通っています。私は高校の時から奨学金を貸与しながら学校へ通っているのですが、何百万という借金をしながら何を学んでいるのか安倍さんに教えてやります。
それは抑圧者の権力に抗い、それと戦う知性です。
安倍さんは喜ぶべきです。この国には知を身につけ、権力に隷属しない批判的な思考力を養う多くの学び者がいるのです。この国は教育を受けるのにお金がかかりすぎますが、この国の教育はまだ死んでない。
私たちは権力に対する沈黙を破ります。安倍さんにとっては存立危機事態なのかもしれませんが、それはこの国にとってとても良いことだと思います。
戦後70年と言われる今なお、未だに戦後を生きることができない人たちがいます。国家の歴史に埋もれた、しかし、確かに存在する個々人の記憶。私たちはその声と叫びに耳を傾け、その教えを未来へと紡いで行きましょう。
私たちはただ、口をパクパクと開けて餌を待っている魚ではありません。意思ある生きた言葉と思考に基づいた行動によって確かな歩みを進めて行きましょう。
平和を希求し、より良く生きる努力をしましょう」(了)
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週刊金曜日
「不断の努力」掲げ学生らがデモ
2014年5月29日4:49PM|カテゴリー:政治|admin
憲法記念日の5月3日、特定秘密保護法に反対する学生たち400人が青空の下、東京・新宿の街中で反対の声をあげた。反対デモを主催した「特定秘密保護法に反対する学生有志の会」は昨年12月、特定秘密保護法案が可決された後に結成され、今回は同会が主催する2回目のデモとなる。メンバーは約50人。
憲法記念日に、デモを実施したのには理由がある。「日本国憲法の12条には『この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない』と書かれています。(中略)私たちは、憲法記念日に、憲法で保障されている権利を行使することによって、憲法をより私たちの物にしていきます」(同会HPより)。
デモ隊は、サウンドカーからHIP-HOPなどの音楽を流し、ラップ調のコールに合わせて特定秘密保護法反対の声をあげたりした。ラップのリズムに合わせて新宿全体がうねりをあげて、躍動をしているかに見えた。
デモに参加した大学生の栗栖由喜さん(20歳)は、サウンドカー上でこう語った。「私は、私自身の自由と権利を守るために意思表示をすることを恥じません。そして、そのことこそが、私の“不断の努力”であると信じます」――。
さあ、声をあげよう。この世に一筋の光を灯せ!! 現政権の暴走に少しずつでもメスを入れていこうではないか。
(白飛瑛子・17歳ライター、5月16日号)
2016年3月26日(土) しんぶん赤旗
表彰されたシールズ
○…彼女はSEALDs(シールズ)に参加し“今の私たちにとって安倍首相が一番の脅威。私は殺すためではなく、よりよく生きるために生まれてきたんです。私が奨学金で何百万と借金をしながら学んだのは、抑圧者の権力とたたかう知性です”とスピーチしています。それを顕彰したことに建学の精神の発揮を感じました。
○…今、国立大学の卒業式への政府の「国旗」「国歌」押しつけが予算の脅しを伴って行われています。国に統制され物言えぬ大学が、学生に“自主的判断ができる人間になれ”といっても学生は信用しないでしょう。
○…学問の成果を民主主義と平和に生かすことが国・公・私立を問わず大学の役割。大学の自治の発揮が求められています。 (西)
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