
高市早苗氏は「ヒトラーの選挙戦略」というナチス礼賛本に「勝利への鍵は『強い意志』だ。国家と故郷への愛と夢を胸に、青年よ、挑戦しようよ!」と推薦文を書いたネオナチ。参政党と組んだら日本は地獄に落ちる。
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自民党総裁選で5人の候補が出そろうまでもマスコミが散々宣伝してやり、これが10月4日まで2週間も続くのかと思うとほんとうにうんざりされている良心的な市民が多いと思います。
わたくしはブロガーですから仕方なく報道を見ているのですが、小泉進次郎候補が去年と同じく、出馬表明でまたカンペを見まくってた、こんな人物が国際会議なんかに出たら恥ずかしいことになる、とは誰でも疑念と不安を持っていると思うんですよ。
しかし、高市早苗氏が万一首相になって、G7だの国連だのに出るなんてことになったら、日本の首相の地頭が悪くて恥ずかしい、なんてもんじゃ済みませんよ。
だって、高市氏はネオナチなんですから。

自民党の選挙公約を作ったのはネオナチの高市早苗政調会長。「改憲」「防衛費GDP比2%以上」「相手領域内で弾道ミサイル等を阻止する能力の保有」、そして、実現不可能な「核融合開発を国を挙げて推進」。
英のナンバーワン新聞であるタイムズ紙は2021年秋の自民党総裁選にあたって、高市氏を特集したのですが、その記事のタイトルがズバリ
「右翼の強硬派が日本初の女性首相になりたがっている」。
イギリス有数の高級紙であるタイムスが、高市氏がヒトラーの選挙戦略本に推薦状を書いたり、ナチズムを信奉する極右団体の男性と写真を撮ったりした過去を書き連ねて「右翼の強硬派」と断定したんです。
イギリスだけではなく、欧米など国際社会ではヒトラーを礼賛するだとか、ナチスに学ぶだなんて政治家としてもってのほかですから。
タイムスと並ぶ高級紙ガーディアンも、高市氏と稲田朋美氏という安倍晋三氏のお気に入りが日本のネオナチツーショットの写真を撮っている!と報道したくらいです。

2014年に総務相に就任した高市早苗(Sanae Takaichi)衆議院議員と、自由民主党の政務調査会長となった稲田朋美(Tomomi Inada)衆議院議員は、団体「国家社会主義日本労働者党(National Socialist Japanese Workers Party)」のウェブサイトに掲載されていた別々の写真の中で、同団体の山田一成(Kazunari Yamada)代表とツーショットで収まっている。
ネオナチ代表と写真を撮ったことで世界的に知られる高市早苗氏は「ヒトラーの選挙戦略」というナチス礼賛本にも推薦状を書いた極右。総務大臣として安保法案に反対する放送局は電波停止と脅迫した最低政治家だ。
さらに、高市氏は冒頭の画像のように自民党青年部長が書いたナチス礼賛本
「ヒトラーの選挙戦略」
という本に、自民党の国会議員として推薦文まで書いています。
この本は1994年に自民党東京都支部連合会事務局広報部長が書いたものなんですが、ユダヤ人団体などから猛烈に批判され、すぐに絶版になったという酷い本です。

【ヒトラー騒動異聞】高市自民党政調会長はヒトラー礼賛本に「勝利への鍵は『強い意志』だ」と推薦。麻生自民党副総裁が改憲は「ナチスの手口に学んだらどうかね」。吉村府知事が応援する高須院長「ナチスの偉大さ」
なにしろ、「ヒトラーの選挙戦略」の中身は
「かつて第三帝国を築いたアドルフ・ヒトラーの政治・組織・宣伝論のなかから、現代選挙必勝法を考察してみました。
ヒトラーの政治戦略は大衆宣伝が基本です。
これはまさに現代選挙運動にも通じる戦略なのです。」
という、自民党の候補者はヒトラーに学べという酷い内容。
しかも、この本は自民党の候補者に対して公職選挙法は悪法だと説き、
『捜査の着手をキャッチしたのなら、直ちに反撃を開始すべきです。(中略)
あわてないで書類をひとつひとつ自らの手で整理して処分すべきです。
書類は焼却しても良いし、どこか第三者の人に預けるのもひとつの方法です。
いずれも自分ひとりの考え、自らの手で実行することです。
自らが口を割らなければ「絶対にわからない」という強い信念があれば、証拠隠滅で逮捕するなどという警察の威しにも充分対応できるのです。』
と、公職選挙法の犯罪だけではなく、その証拠隠滅と偽証まで教唆しているという、小渕ドリル優子もびっくりという恐るべき犯罪本です。

ネオナチ代表と写真を撮ったことで世界的に知られる高市早苗氏は「ヒトラーの選挙戦略」というナチス礼賛本にも推薦状を書いた極右。総務大臣として安保法案に反対する放送局は電波停止と脅迫した最低政治家だ。
このナチスに学べという犯罪教唆本を高市早苗氏がなんと推薦したかというと
「候補者と認知された瞬間から始まる誹謗、中傷、脅迫。私も家族も苦しみ抜いた。
著者の指摘通り勝利への鍵は『強い意志』だ。
国家と故郷への愛と夢を胸に、青年よ、挑戦しようよ!
衆議院議員高市早苗」
というものでした。
ヒトラーユーゲントみたいに国家と故郷への愛と夢を胸に、実際には公職選挙法違反の犯罪に挑戦したらあかんがな(呆)。
高市氏が日本初の女性宰相になったとなったら、そのニュースとともに高市氏がネオナチだという話も地球の隅々まで報道されるのは確実です。
こんな人を自民党員と議員は自民党総裁に、そして日本国民は内閣総理大臣に本気で選ぶんですか?

高市氏は今回推薦人から西田昌司を外すなど、裏金議員隠し、統一教会議員隠しをしているが、支持母体は安倍派の壺議員たちであることは間違いない。
自民党安倍派の裏金議員で高市早苗氏の推薦人である西田昌司参院議員が「ひめゆりの塔」展示について書いてもいないデマを流して「歴史の書き換え」と発言。歴史を書き換えて嘘に修正しているのは彼ら右翼政治家だ。
参考記事
村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
#高市早苗 の「米連邦議会立法調査官」という「経歴・肩書」についての大きな疑問 (メモ) #自民党総裁選
kojitakenの日記さんより
自民党総裁にふさわしいのは 高市氏28%、小泉氏24% 朝日世論(朝日新聞デジタル有料記事(9/21)の無料プレゼント)
ハフィントンポスト
政治家として国際社会でアウト!「国家社会主義=ナチ」と2Sの脇の甘さ。高市早苗総務相らの写真
リテラ
「説得できない有権者は抹殺」高市早苗推薦、自民党のヒトラー本が怖すぎる
編集後記

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2014年9月11日 しんぶん赤旗
高市総務相・稲田自民党政調会長がネオナチ代表と写真
海外報道相次ぐ
第2次安倍改造内閣で入閣した高市早苗総務相と、自民党政調会長に就任した稲田朋美前行革相が、旧ナチス・ドイツを信奉する極右団体代表と議員会館でそれぞれ会い、ツーショットで撮った写真が団体のホームページに掲載されていたことが10日、わかりました。主要閣僚、政権党幹部が反社会的な勢力と親密な関係にあったことを示すもので、海外の主要メディアも相次いで批判的に報じています。
問題の団体は「国家社会主義日本労働者党」という「ネオナチ」思想を掲げる極右団体で、山田一成氏が代表となっています。ツーショット写真はどちらも背後に日の丸を掲げ、山田氏と並んだ高市、稲田両氏が撮影されていました。ほかに、自民党の西田昌司参院議員との写真が載っていました。当該のページは既に削除されています。
ホームページによると、団体の綱領には「日本民族の優秀性を確認し血の純血を保持し全世界の指導国家として世界の自由に貢献する」と明記。基本理念には「民族浄化の推進」などを掲げています。ページを開いていくと旧ナチスのカギ十字をまねた印や、“ハイル・ヒトラー(ヒトラー万歳)”のポーズをまねたイラストが掲載されています。
英紙ガーディアン9日付(電子版)は「2人の政治家が山田のネオナチ思想を共有しているという証拠はないが、両氏を任命したことにたいし、安倍が政権をさらに右傾化させているとの非難が強まっている」と指摘し、両氏が「A級戦犯14人を含む日本の戦死者をたたえる靖国神社を参拝してきた」ことを紹介しています。豪紙オーストラリアン9日付(電子版)も報じています。
またフランス通信(AFP)は8日、「この写真は、安倍首相が、日本政界の右翼的人物でますます周辺を固めているとの見方を強めることになるだろう」と指摘。AFP電は、フランスのほか、フィリピン、シンガポール、タイ、香港など、アジア諸国の新聞などで掲載されました。
高市氏の事務所は本紙の取材に対し、山田氏について「雑誌のインタビュアーの補佐として(メモを取る程度の係)議員会館に来訪された」と回答。「撮影時に彼がどういった人物であるか不明」だったと説明し、撮影以前も以後も付き合いはないとしています。
稲田氏の事務所も「その人物の所属団体を含む素性や思想はもちろん、名前も把握しておらず、それ以後、何の関係もない」とのコメントを出しました。
ネオナチ団体代表の山田氏=反共謀略本の出版社社長
ネオナチ団体「国家社会主義日本労働者党」の代表、山田一成氏は、自民党とかつてから深い関係のある人物です。
2000年6月に行われた総選挙では、日本共産党へのデマ攻撃を目的とした、1億枚を超す反共謀略ビラが自民、公明勢力によって、全国的に配布されました。
この反共謀略ビラのために大量出版された単行本『誰も知らない日本共産党のホンネ』の出版社、「雷韻出版」(東京都目黒区)の社長が山田氏でした。
当時、自民党本部はこの本を大量に買い取り、選挙に活用するよう同党広報本部長名で、都道府県連合会や衆院選挙事務所、参院選挙区比例区事務所に通知していました。本紙が2000年6月21日付で報じていました。
2014年9月14日 しんぶん赤旗
「ネオナチ」団体代表と記念撮影
高市氏「不可抗力」と正当化
高市早苗総務相は12日の記者会見で、極右の「ネオナチ」政治団体「国家社会主義日本労働者党」の山田一成代表との記念撮影に応じていた問題について問われ、「ご迷惑がかかったとしたら、大変申し訳ない」と述べました。迷惑の中身を明示していませんが、山田氏とのツーショット写真がネオナチとの関係を示すものとして海外メディアに相次いで取り上げられたことを受け、政治不信を招いたことに反省の姿勢を示し批判を逃れようとしたもの。山田氏の所属団体や思想・信条を知っていたわけではないとして、写真に撮られたことは「率直に言って不可抗力であった」と正当化しました。
会見で高市氏は、同様に山田氏との記念撮影に応じた自民党の稲田朋美政調会長や西田昌司参院議員の事務所と協力して調べたところ、撮影を受けた時期に共通して『撃論』という雑誌のインタビュー取材を受けていたことが判明したと述べました。
取材の同行者に山田氏が含まれていた可能性には、「その(山田氏との)写真を見ても、それが誰か分からなかった」と述べ、山田氏だという認識はなかったかのように説明。インタビュアーを務めるライターや識者以外のスタッフとは「名刺も交換していない」として、山田氏の所属団体や思想・信条について一切知らなかった、「分かっていたら決してお会いしなかった」との説明を繰り返しました。
インタビューが掲載されている『撃論』2011年10月号で、高市氏は日の丸・君が代の教育現場への押し付けは当然と主張し、稲田氏は人権擁護法案は在日韓国・朝鮮人の人権に重きを置くものだと主張しています。
こうした取材を受け、自らの政治的立場を表明する機会を得ながら、相手がどのような立場の人間であるかを確かめないということは、政治家として通常あり得ないことです。相手が誰か知らなかったという説明で、疑問は深まるばかりです。
2014.09.13 07:49 リテラ
抗議が殺到して僅か2ヶ月で絶版となった『ヒトラー選挙戦略』(永田書房) なんと現役閣僚も推薦文を寄せていた!
安倍改造内閣に入閣した高市早苗総務大臣や、稲田朋美政調会長ら自民党議員3名が、ネオナチ団体代表とツーショット写真を撮っていたことが国内外で波紋を呼んでいる。団体の名称は「国家社会主義日本労働者党」。公式サイトに国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)の「かぎ十字」(ハーケンクロイツ)を掲げ、「日本民族の優秀性を確認し血の純潔を保持」「民族浄化を推進せよ!国家社会主義闘争に立ち上がれ!」などと主張する組織である。
高市総務大臣は12日の会見で、「不可抗力だった」「思想信条が分かっていたら、会いもしなかったし、写真も撮らなかった」などと釈明した。しかし、本当にそうだろうか。少なくとも高市はナチスになんら拒否感や批判的視点をもっておらず、それどころか学ぶべきものがあるとさえ考えていたのではないか。
というのも、一部で報道されているように、高市は過去にナチス礼賛本に推薦文を寄せていたことがあるからだ。この本は『HITLER ヒトラー選挙戦略』(小粥義雄/永田書房)。ヒトラーの選挙戦略を学ぼうという本で、94年4月に出版されたが、米ニューヨーク・タイムズ紙などから「ヒトラー称賛」と批判をうけ、ユダヤ人団体も抗議。わずか2ヶ月後に絶版回収となった“発禁本”である。ところが、この本の広告に、高市早苗がこんな推薦文を寄せていたことが判明している。
「著者の指摘通り勝利への道は『強い意志』だ。国家と故郷への愛と夢を胸に、青年よ、挑戦しようよ!」
だが、この問題は高市ひとりの責任にはできないだろう。このヒトラー礼賛本の著者・小粥義雄氏は自民党東京都支部連合の事務局広報部長(当時)。つまり、この本は自民党の候補者に向けた選挙戦略啓発本だったというわけだ。
公党の広報部長が候補者への啓発本にヒトラーを使うというセンス自体信じられないが、もっと唖然とさせられたのはその中身だ。ユダヤ人団体の抗議には過剰対応のものも多いため、今回、この『HITLER ヒトラー選挙戦略』を実際に入手して読んでみたが、結論から言うと、これは誰がどう読んでもヒトラー礼賛といわれてもしようがないものだった。
まず、表紙からしてすごい。ハードカバーにハーケンクロイツ。表紙をめくると、ヒトラーの肖像画と、キャラクター化したイラストがとびこんでくる。そして、最初に掲載されているのはヒトラー政治戦略研究会によるこんな“あいさつ”だ。
「私たちは短期間に国論を統一、政権を奪取して第三帝国を建設したヒトラーは、現代選挙を考えるうえで、とても重要な教えを私たちに示しているんだと思います」
具体的には「カギ十字の統一したイメージマーク」に「ポスター、ビラ、ラジオ、映画などのマスメディアを駆使した宣伝攻勢」などが「重要な教え」にあたるという。これが「混迷の時代、大衆文化時代の今日『ピタリ』とあてはまる政治戦略」らしい。
いきなりの“かぎ十字の肯定”。こんなことを語っている「ヒトラー政治戦略研究会」というのはなんだろうと思って、奥付をみると「編集 ヒトラー政治戦略研究会」とある。どうも、同書は自民党広報部とこの団体の合作らしい。
本文を読み進めていくと、各章の頭に『わが闘争』など、ヒトラーやヒトラー側近の著作からの引用文を掲げ、それをフックに、著者の自民党広報部長が「現代選挙の必勝法」を述べていくという構成になっているのだが、この本文もすごい。
たとえば、「勝利に一直線」という項目の冒頭には、ヒトラーの側近であったへルマン・ラシュニングの著書『永遠なるヒトラー』から、まず、こんな文章が引用されている。
《私はいかなる手段もためらいはしない。私はあらゆる手段が、正当なものとなる。私のスローガンは“敵を挑発するな!”ではなく、“非常手段に訴えて敵を殲滅せよ!”である。戦争を遂行するのは私なのだ。》
「敵を殲滅せよ!」「戦争を遂行するのは私なのだ」とか、物騒きわまりない引用だが、その引用を批判するような記述は一切ない。それどころか、著者の自民党広報部長はこれを受けて、人間全てを納得させることは不可能だから、一人が反対したら三人の賛成者を生むことが大事だと説いた後、こう檄を飛ばすのだ。
「そして、説得できない有権者は抹殺するべきです」
自民党広報部長が殺人教唆!?と驚愕していたら、次に「この抹殺とは人を殺すことではありません。政治的活動を一切させないように工作することです」と続き、ホッと胸をなで下ろしたのだが、いやいや、考えてみると、「政治的活動を一切させないように工作」というのも相当に恐ろしい。それって、反自民党的な有権者ならびに市民団体や政治勢力を弾圧して、政治に関与させないようにする!ってことじゃないか?
とにかく万事がこの調子で、ヒトラーの行為や政策を批判するような文言はほとんどなし、ひたすらヒトラーはすごい!というイメージを煽り、ヒトラーの独裁的政治手法やデマゴギーに満ちた宣伝戦略に学べ!とアジり続けるのだ。
本来なら、「ヒトラー礼讃」や「ネオナチと関係」などの話が取りざたされれば国際的な非難は免れないのだから、政治家であれば十分すぎるほど気を払うべきこと。ところが、広報部長がこんな礼賛本を出版し、安倍首相の側近中の側近である高市早苗総務相がそれを「著者の指摘通り勝利への道は『強い意志』だ」などと絶賛していたのだ。これがほんとうに民主主義国家の政権を担う政党なのか、疑わしくなってくる。
しかし、考えてみれば、それも当然なのかもしれない。昨年7月には、麻生太郎副総理が、憲法改正を巡る講演で「ドイツのワイマール憲法はいつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかった。あの手口に学んだらどうかね」と発言して物議をかもしたことがあったが、この政党にはもともとナチスに対する批判的視点や拒否感が欠落しているのだ。というのも、戦前、大日本帝国はヒトラーのドイツ、ムッソリーニのイタリアという独裁主義国家と三国同盟を結んで、アメリカやイギリスなどの民主主義国家と戦争を繰り広げていたのだ。そして、安倍首相の祖父である岸信介元首相をはじめ、そのナチスドイツと日本が結びついていた時代に政権の内部にいたり官僚だった人間たちが参加してつくったのが自由民主党なのである。
そういう意味では、敗戦と占領によってアメリカに対して恭順の意を示しているだけで、この政党の底流に流れている考え方はアメリカやイギリスなどの連合国的価値観よりも、ドイツ、イタリアなどの枢軸国的価値観に近い(とくに、安倍首相の出身派閥である清和会はその傾向が強い)。
そして、そのDNAは安倍晋三首相や菅義偉官房長官、麻生太郎副総理、そして、高市早苗総務相や稲田朋美政調会長にも受け継がれ、ネトウヨ的な大衆の熱狂とあいまって再強化されている。今回、高市早苗や稲田朋美がなんの警戒感ももたずネオナチと接近したのも、こうした流れの延長線上に起きたことなのだ。若い世代は天皇制信仰が薄い分、古い世代よりももっとナチスとの親和性が高いといっていいだろう。
実際、今回、高市や稲田とツーショットにいおさまっていたネオナチ団体は過去にもっとディープな形で自民党と関わりがあったこともわかっている。
00年の衆院選の際、全国で日本共産党を攻撃するビラが大量に撒かれたことがあったのだが、このビラは、同年5月に雷韻出版という会社から出版された『誰も知らない日本共産党のホンネ』という本の“宣伝ビラ”だった。00年6月21日の『赤旗』は自民党広報本部長の名で全国の支部にあてた「通達文書」をすっぱ抜き、自民党本部がこの本を大量に買い取り、選挙に活用するよう全国に通知していたと報じている。
ようするに選挙違反にならないよう、自民党が本の宣伝の体裁をとって共産党攻撃を仕掛けていたわけだが、問題はその本の出版元だ。先述したようにこの出版元は雷韻出版という会社だが、同社の当時の代表と今回のネオナチ団体「国家社会主義日本労働者党」の代表が同一人物だったのである。これは偶然の一致ではないだろう。
ネットで安倍政権=自民党をナチスになぞらえると、返ってくるのは大抵「ブサヨの妄想」という嘲笑だ。筆者も妄想であってほしいと思う。だが、こういう事実を見せつけられると「こいつらもしかしたらマジなんじゃないか」という恐怖がこみ上げてくるのである。
(エンジョウトオル)
最終更新:2015.01.19 05:46
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