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自民党総裁選挙に出ている高市早苗候補は2025年9月22日にあった総裁選の所見発表演説会で、突然、万葉集のシカが登場する和歌を空んじ始めたんだそうです。
「高円の~秋野の上の朝霧に~妻呼ぶ雄鹿~出で立つらむか~」
そして高市氏は牝鹿と牡鹿の様子をめでた後に、急に、地元の奈良の話になり
「そんな奈良のシカをですよ、足で蹴り上げるとんでもない人がいます」
「外国から観光に来て日本人が大切にしているものをわざと痛めつけようとする人がいるんだとすれば、皆さん、何かが行きすぎている、そう思われませんか?」
と述べたんです。

わたくし、これで思い出したのが米大統領選挙でカマラ・ハリス民主党候補とたった一度、テレビ討論をしたときのドナルド・トランプ共和党大統領候補のトンデモ発言でした。
トランプ氏は堂々と
「スプリングフィールドでは、移民が犬や猫を食べているという話です。住民のペットが食べられているのです。これが今、私たちの国で起こっていることであり、恥ずべきことです。」
とハイチからの移民を排斥する凄まじいデマを飛ばしたんです。
それで司会者が何度も
「明確にしたいと思います。あなたはオハイオ州スプリングフィールドについて言及しました。ABCニュースが市長に連絡を取ったところ、その地域で移民コミュニティによってペットが害を受けたり、傷つけられたり、虐待されたりしたという信頼できる報告はないと伝えられました。」
と介入しなければならなかったんです。
このトランプ発言でハイチからの移民は危険にさらされることになりました。
このように外国人排斥に動物を持ち出すのは右翼の常とう手段なのですが、高市氏のこの発言について、9月24日の日本記者クラブ主催の「立候補者討論会」で、日本記者クラブ企画委員で読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏が、高市早苗氏に22日の所見発表演説での発言について質問しました。
橋本氏は、
「ふるさとを愛し、日本の文化を愛する文脈の中で話されるのかと思ったら、シカが出てきて、外国観光客がシカを蹴り上げたり、神社の鳥居を鉄棒に見立てると批判されていたが、これは根拠はどこにあったんですか?
動画は流されているようだが、根拠はあったんですか?
確かめたんですか?」
と問い詰めました。

これに対して、高市氏は
「自分なりに確認をいたしました」
「奈良公園のシカも被害を受けておりますし、そしてまた落書きでしたり、鉄棒のように使っておられる。
こういったものが流布されているということによる、私たちの不安感、そして怒りというものはある。
これは確かなことだと思っております」
「静かにふつふつと多くの日本人の中に芽生えている不安や怒り、そういったことをどう改善していくか、そこにも取り組みたいという思いを申し上げました」
と回答したんです。
いやいやいや、奈良の鹿が被害を受けているかじゃなくて、外国人がそれをやった根拠が必要なんですよ!
自分なりに確認って、それ、根拠がないことの別の表現でしょうが!


外国人よりこの人の方がよほど物騒。
高市早苗氏が首相としての靖国神社公式参拝について「私にも信教の自由がある」「外交問題にすべきではない」。憲法が全市民の信教の自由を守るために政教分離原則を規定していることを何より重視すべきだ。
この高市発言について、奈良県の担当者は
「県や関係機関が把握している限り、殴る蹴るといった暴行は確認されていない」
としていて、そもそもこんな事件自体がないんですよね。
それで、高市候補の奈良2区の地元事務所の秘書が9月25日に、記者団に対して説明する羽目に陥ったんですが、高市氏の秘書は
「(シカの)角を持って振り回したり、頭を叩いたりという行為は頻繁にある」
とし、旅館関係者らからそうした話を聞いていると説明しました。
また、
「外国人観光客だけではなく、日本人観光客の一部も、そうしたことをするのは承知している」
「奈良公園に来ている方の8割くらいが外国人観光客なので、事案として見受けられるのはほとんど外国人観光客ということになる」
と語ったんです。
つまり、外国人が奈良公園の鹿を虐待しているという直接の証拠はないんですよ。


そして、
「奈良公園に来ている方の8割くらいが外国人観光客」
というのが大嘘です。
そもそも奈良市への観光客は2024年の奈良市観光入込客数約1,487万人のうち、外国人訪問者が約297.7万人で、外国人が約2割。
そして、奈良は今、
というわけで、日本人も外国人も奈良公園周辺しか観光に来てくれないことに悩んでいるんです。
だいたいいくらなんでも、外国人の割合が8割なんて言う観光スポットは京都でもありませんよ。
高市議員も高市議員なら、事務所も事務所、大ウソついてんじゃねえよ。



「奈良公園」「外国人」「鹿」でいくら検索しても、こういう和やかな画像しか出てこない。
だいたい、高市氏は総務省の公文書を怪文書呼ばわりして、それが公文書だと分かったら議員を辞めると国会で言い切ったのに、本当の行政文書だとはっきりわかっても辞めないし、卑怯で間抜けだからウヨクになる典型の人物。
小泉進次郎候補はニコニコ動画に自分をほめあげるコメントを投稿するように要請した事件が発覚しても、広報担当の牧島かれん元デジタル担当相を広報から外すだけ。
だいたい、この牧島氏は自民党のネットメディア局長なんですが、ステマしといてそちらは辞めてないんですよ。
そして、自民党総裁選の5候補は9月28日のNHK番組で、政治改革を巡る企業・団体献金の規制強化を全員否定して、政治資金の公開や透明性確保の取り組みを重視すべきだと主張したんです。
こんな政党、誰が総裁になっても悪党のままに決まってるじゃないですか。

カテゴリ #誰がなっても自民は悪党
参考記事
kojitakenの日記さんより
どうも高市発言の本当の「根拠」はこのフジテレビのニュースらしい。
でもこの「子連れ男性」の国籍は不明だという落ち。
【波紋】「奈良公園の鹿」への相次ぐ暴力に“マルチリンガルDJポリス”登場 子連れ男性が鹿の顔面蹴る新たな問題動画も…
奈良市HPより
2024年 奈良市観光入込客数調査について【市長会見】(令和7年6月26日発表)
PRタイムズより
編集後記
村野瀬代表から、石破首相の国連演説を批判したうちの記事について
『しかも、「うちが敬愛して止まない村野瀬代表」と言いながらの指摘は、もっと注意深く記事を書きなさいという目に見えない「圧」を感じさせる筆致で、そういうところもさすがです。私としては冷や汗ものです。』
と書かれちゃったですけど、そんな圧をかけるなんて滅相もないことで。
ロンドンに帰る直前に娘からも
「石破さんは人間の言葉が通じるやん。人として話せるやん」
と散々、石破マシ論を展開されて叱られたのですが、実際、高市・小泉ほか3名の今の総裁候補と比べると、石破首相の方が何かと安心感がありますなあ(涙)。
ほんと、自民党の腐り方が酷すぎます。
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「外国人がシカ蹴った」の根拠は…高市早苗氏「自分なりに確認」、具体的には示さず「こういったものが流布」
2025年9月24日 19時30分
自民党総裁選(10月4日投開票)に立候補している高市早苗・前経済安全保障担当相は9月24日、奈良公園(奈良市)で外国人観光客がシカを暴行していると主張した発言の根拠を問われ、「自分なりに確認をした」と説明した。ただ、どのように確認したかについては答えなかった。
◆「日本人が大切にしているものを痛めつけようと…」
高市氏は、総裁選が告示された9月22日の所見発表演説で、奈良時代の歌人・大伴家持の和歌「高円(たかまど)の 秋野の上の 朝霧に 妻呼ぶ雄鹿 出で立つらむか」を歌い上げ、「1300年も前から、奈良にはもうシカがいて、それも夫婦仲のつまじいシカがいて、歌になっていた」と紹介。
その上で、「そんな奈良のシカを足で蹴り上げるとんでもない人がいる。殴って怖がらせる人がいる。外国から観光に来て、日本人が大切にしているものをわざと痛めつけようとする人がいるとすれば、何かが行き過ぎている」と述べた。
高市早苗・前経済安保相=23日、自民党本部で(久野千恵子撮影)
さらに「SNSでも目にする、神社の鳥居を鉄棒のように見立ててぶら下がって遊ぶ観光客とか。神社を何と思っているのか」とも指摘し、「日本人の気持ちを踏みにじって喜ぶ人が外国から来るようなら、何かをしないといけない」と訴えていた。
◆「日本人に芽生えている不安や怒りに取り組む」
24日に開かれた日本記者クラブ主催の候補者討論会で、質問者から22日の発言の根拠を問われた高市氏は、「自分なりに確認をした」と回答。「(SNSなどで)こういったものが流布されていることによる私たちの不安感、怒りがある。これは確かなことだと思っている」と述べた。
「静かにふつふつと多くの日本人の中に芽生えている不安や怒りをどう改善していくか、そこにも取り組みたいという思いを申し上げた」とも語った。
だが、「外国人がシカを暴行している」とした具体的な根拠は示さなかった。
高市氏の22日の発言は、昨年7月にSNSで広まった動画(現在は削除)を指しているとみられる。
◆「自民党総裁候補が口にされたことに違和感」
この動画について、奈良県庁で奈良公園を所管する部署の担当者は、東京新聞の取材に「行為者が誰であるか、外国人であるかどうかは特定されていない」と説明している。
立憲民主党の蓮舫氏(資料写真)
高市氏の発言に対しては、野党から「外国人に対する偏見など排外主義的な議論をあおるのは、大きな問題がある」(共産党の小池晃書記局長)などと批判が出ている。
立憲民主党の蓮舫参院議員も24日、自身のX(旧Twitter)で、「鹿への暴力行為は外国人のみならず日本人でも許してはいけません」とした上で、「今は削除されているSNS映像が根拠とされたお話を自民党総裁候補が口にされたことに極めて違和感を覚えました」とつづった。(村上一樹)
外国人が奈良のシカ蹴る?発言の根拠問われ高市氏「自分なりに確認」
2025年9月24日 21時22分 朝日新聞
奈良公園(奈良市)のシカをめぐり、高市早苗前経済安保相(64)が、外国人観光客の中に「足で蹴り上げるとんでもない人がいる」と発言したことが波紋を広げている。高市氏は24日の自民党総裁選の討論会で根拠を問われ「自分なりに確認した」と説明。奈良県の担当者は「県や関係機関が把握している限り、殴る蹴るといった暴行は確認されていない」としている。
鬼門の討論会、「守勢」の小泉氏 高市氏は一転して「マイルド路線」
高市氏は22日の演説会で、「奈良の女としては、奈良公園に1460頭以上すんでいるシカのことを気にかけずにはいられない」とし、外国人観光客の中には「足で蹴り上げる、とんでもない人がいる。殴って怖がらせる人がいる。外国から観光に来て、日本人が大切にしているものをわざと痛めつけようとする人がいるんだとすれば、何かが行きすぎている」と訴えていた。神社の鳥居を鉄棒のようにして遊ぶ人がいる、とも指摘した。
24日の日本記者クラブ主催の討論会で「根拠はあるのか」と問われると、高市氏は「自分なりに確認した」と主張。そのうえで「静かに沸々と多くの日本人の中に芽生えている不安や怒りをどう改善するかにも取り組みたい」と語った。
奈良公園内のシカは国の天然記念物でもあり、傷つければ文化財保護法違反に問われる可能性がある。奈良県警によると、1年ほど前に「シカを蹴っている人を見て注意した」との通報があった。
昨年7月ごろ、何者かがシカを蹴り上げたとされる動画がSNS上で拡散。県や県警はシカへの暴行をしないよう呼びかけた。海外からの観光客にも伝わるよう、英語と中国語でも呼びかけた。
その後、外国人がシカを暴行したとするSNS上の情報をもとに、対応の強化を求める声が県や県警に寄せられている。
一方、県の担当者は、「県や関係機関が把握している限り、殴る蹴るといった暴行は確認されていない」とする。公園内を毎日巡回している職員のほか、保護活動に取り組む「奈良の鹿愛護会」や来園者からも直接の目撃情報は寄せられていないという。せんべいを投げつけたりせんべいに群がるシカを乱暴に追い払ったりする「不適切な行為」は見受けられるとして、県は啓発活動を強化している。
2025.09.24 デイリースポーツ
【ポスト石破】ネット荒れる 高市早苗氏 突然、外国人が奈良のシカ蹴り虐待と怒りの総裁選発言 橋本氏の「根拠は?確かめたんですか?」追及に答える
自民党総裁選の立候補者討論会で、写真に納まる(左から)小林元経済安保相、茂木前幹事長、林官房長官、高市前経済安保相、小泉農相
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自民党総裁選に立候補した5氏が24日、日本記者クラブ主催の「立候補者討論会」に参加した。
質疑応答で日本記者クラブ企画委員の橋本五郎氏(読売新聞特別編集委員)が、高市早苗氏に22日の所見発表演説での発言について質問した。
高市氏は所見発表演説で、万葉集のシカが登場する和歌をよんだ。
「高円の~秋野の上の朝霧に~妻呼ぶ雄鹿~出で立つらむか~」
牝鹿と牡鹿の様子をめでた後に、突然、地元の奈良の話になり「そんな奈良のシカをですよ、足で蹴り上げるとんでもない人がいます」「外国から観光に来て日本人が大切にしているものをわざと痛めつけようとする人がいるんだとすれば、皆さん、何かが行きすぎている、そう思われませんか?」と述べていた。
発言後からネットでも「外国人だという証拠は?」との指摘が相次いでいる。
橋本氏は、「ふるさとを愛し、日本の文化を愛する文脈の中で話されるのかと思ったら、シカが出てきて、外国観光客がシカを蹴り上げたり、神社の鳥居を鉄棒に見立てると批判されていたが、これは根拠はどこにあったんですか?動画は流されているようだが、根拠はあったんですか?確かめたんですか?」と質問した。
最初は笑顔で聞いていた高市氏の表情が厳しくなり、「自分なりに確認をいたしました」と述べた。
「奈良公園のシカも被害を受けておりますし、そしてまた落書きでしたり、鉄棒のように使っておられる。こういったものが流布されているということによる、私たちの不安感、そして怒りというものはある。これは確かなことだと思っております」「静かにふつふつと多くの日本人の中に芽生えている不安や怒り、そういったことをどう改善していくか、そこにも取り組みたいという思いを申し上げました」と回答した。
『奈良の観光は、安い・浅い・狭い』マイナス面を三拍子で...こんな結論は誰が作った?奈良県観光戦略本部に聞くと
24/05/18 07:00 MBS
以前から、“宿泊客が少ない”などの課題が挙げられている奈良県は、観光戦略本部を立ち上げて、15日に初会合を行った。そこで委員らに示された資料には、奈良観光のマイナス面をはっきり示す衝撃的なキーワードが並んでいる。
結論『現在の奈良の観光は 安い 浅い 狭い』
結論『現在の奈良の観光は 安い 浅い 狭い』これはどういうことで、誰が作成したのか。資料を読みとき、県の担当者に話を聞いた。

奈良県を訪れる観光客は、一定数いる。コロナ前の2019年は全国19位(4500万人)、インバウンド客に至っては2位大阪、4位京都に続く全国トップクラスの5位(350万人)。
それにもかかわらず、1人あたりの観光消費額5308円は、全国平均の9931円に大きな開きがある。
日帰り客の消費額、6年間平均を見ると、飲食費は1344円。土産代は1156円。入場料は369円。飲食費はランチ代+飲み物程度か。
こうしたデータから圧倒的に「奈良観光は安い」ことがわかる。入場料の平均369円といったところから、県は体験やアクティビティなどの消費額はほとんどない、と分析している。
◆浅い=滞在時間が短い
奈良県で宿泊する客は非常に少ない、これは昔から課題に挙げられている。過去9年はほぼ46位、最高は44位で、最低は47位だ。
外国人訪問者数が全国5位に達した2019年も、外国人宿泊者となると全国24位に沈んでいる。
奈良を訪れた観光客の94%は日帰りを選ぶ。宿泊者の割合は6%、これは和歌山県の半分の値だという。
◆狭い=奈良公園周辺ばかり

人流は、年間通じて奈良公園エリアに集中。桜シーズンの吉野には人流のピークがあるものの、飛鳥、橿原、平城宮跡などほかの地域にピークはほぼない。
インバウンド客に限ると、なんと85%が奈良公園周辺だ。県は誘客イベントをするにしても、奈良公園周辺以外には、飲食店や宿泊先の受け皿環境がないとした。
また、観光客が来訪するのを待つ「大仏商法」の側面が否定できないとした。
◆結論を三拍子にしたのは奈良県自身だった

こうしたデータを基に、「現在の奈良の観光は 安い 浅い 狭い」の三拍子で結論づけられた。これを作ったのは、奈良県自身だった。
県の担当者によると、原案は観光戦略課が作成し、その後上司に上がるなど、県として資料をまとめ上げていく中で、結論部分は『端的にまとまった、わかりやすい言葉が必要』という意見が出たという。
その結果、奈良県自らが『安い、浅い、狭い』の三拍子を打ちだした。『浅い』は『滞在時間が短く、深い魅力を知ってもらえていない』の意。ある意味自虐的にも聞こえるが、その心は、課題を明らかにしてテコ入れし、変えていこうとする姿勢のあらわれだという。
山下真知事「素材は良い、ポテンシャルはある」
初会合を終えた山下真知事は、奈良県について「素材は良い、ポテンシャルはある」と話した。
観光戦略本部は、2030年度の数値目標を、宿泊者数500万人(273万人)、一人当たり観光消費額は6000円(4569円)などと定めて、これまでのように県全体を対象にしたプランニングではなく、各地の状況にあわせて、小さいところからはじめるという。
奈良の観光は「高い、深い、広い」に変わることはできるだろうか。戦略本部は、各地で観光地としての「磨き上げ」などが必要だとしている。
2025年9月28日 11時46分 (9月28日 12時00分更新) 中日新聞
自民党総裁選の討論イベントに出演した(左から)小泉農相、高市前経済安保相、林官房長官、茂木前幹事長、小林元経済安保相=27日夜、東京都世田谷区
自民党総裁選の討論イベントに出演した(左から)小泉農相、高市前経済安保相、林官房長官、茂木前幹事長、小林元経済安保相=27日夜、東京都世田谷区
(左から)小林元経済安保相、茂木前幹事長、林官房長官、高市前経済安保相、小泉農相
自民党総裁選の5候補は28日のNHK番組で、政治改革を巡る企業・団体献金の規制強化にいずれも慎重な姿勢を示した。政治資金の公開や透明性確保の取り組みを重視すべきだと主張した。一方、経済政策については、積極財政派の高市早苗前経済安全保障担当相と他の4候補の立場に違いがみられた。
小林鷹之元経済安全保障担当相は企業・団体献金に関し「公開の方向で野党と協議を進めるのが肝要だ」と述べた。茂木敏充前幹事長は「企業献金を完全に廃止するのが良いと思っていない」と言明。林芳正官房長官も公開強化を訴えた。
高市氏は「企業にも政治参加の権利が当然ある」との政府見解を紹介した上で、改善点として政治資金の口座取引徹底を挙げた。小泉進次郎農相は、他党が求める献金の受け皿を限定して規制を強める案に関し「政党の成り立ちが違う」と述べ、冷静な議論が必要だとした。
財政運営に関し高市氏は、早期に取り組む経済対策の財源として「赤字国債の増発もやむなしと考えている」と説明した。
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