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こちらではお初にお目にかかります。弁護士・元ロースクール教授、宮武嶺の社会派リベラルブログです。

時事通信カメラマンが高市早苗自民党の「支持率下げてやる」「支持率下がるような写真しか出さねえぞ」と発言して大炎上。でも2009年に民主党が自公政権を倒した時に、産経新聞社会部の公式ツイッターが「民主党さんの思うとおりにはさせないぜ」と堂々と発信したのよりはマシだ(笑)。

久しぶりに本日両方とも1位に返り咲きました!

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  ネトウヨが狂喜乱舞しているんですが。

 自民党の高市早苗総裁への「囲み取材」を待っていた報道陣の一部が

「支持率下げてやる」

などと発言したとされる動画が、XなどのSNS上で拡散されました。

 日本テレビがインターネット上で生中継する中で、報道陣の声をマイクが拾ったものだということ。

 そして、時事通信社は10月9日、この発言が自社の男性写真記者であることを認め、

「報道の公正性、中立性に疑念を抱かせる結果を招いた」

として厳重注意したと発表しました。

 これから高市自民党と真剣に対峙していかないといけない時に、ネトウヨ岩盤支持層に燃料を注入するような全く軽はずみなことを言ってくれたもんですよ。

 

 

 この事実の経緯を詳しく見ると、自民党本部で2025年10月7日夕、報道各社は、高市氏が公明党執行部との会談を終えて取材対応のために姿を見せるのを待っていたのだそうです。

 会談が当初の予定時間から長引いていたということで、高市氏がまだ現れないことを知った時事通信のカメラマンが、笑いながら

「えー、ひどい」

「支持率下げてやる」

「支持率下げるような写真しか出さねえぞ」

などといったんですね。

 普段から高市氏に批判的だったのか、また待ち時間が長引いて嫌になっただけなのか実際にはよくわからないし、マスコミとしては言ってはならない内容ですが、まあ冗談だったようです。

  【#第二次安倍・麻生連合】「麻生さんにとって理想の布陣」「今後は麻生太郎副総裁と萩生田光一幹事長代行を中心に党運営が進む」(朝日新聞)。国民を舐め切った高市早苗自民党に鉄槌を。

 

 

 しかし、Xでは、この日テレのライブ配信の切り抜き動画を含む投稿が何千万回も再生されて大バスりする事態に。

 YouTubeやTikTok、Instagramといった他のSNSでも同様の動画が拡散され、オールドメディアはやはり高市早苗総裁を批判する方向に偏向していると大炎上しています。

 そして、自民党と連立政権を組むか思案中の玉木雄一郎国民民主党代表もここぞとばかりに

「こんなことやってるから、偏向報道とか、オールドメディアだと言われてしまう。しっかりしてほしい。猛省を促したい。」

などと言っています。

立憲民主党が国民民主党を引っ張り込むために、首相指名選挙で玉木雄一郎代表に投票すると妄言。裏切り体質だからこそゲス不倫した右翼、#玉木雄一郎に騙されるな

 

 

 でもですね、わたくし、この事件で思い出したのが民主党政権誕生時の産経新聞です。

 産経新聞社社会部が衆院選に合わせて開設した公式ツイッターが、民主党圧勝が明らかになった2009年8月30日深夜に

「産経新聞が初めて下野なう」

「でも、民主党さんの思うようにはさせないぜ。これからが、産経新聞の真価を発揮するところ」

って投稿したんです。

 民主党さんの思う通りにはさせないぜというヤクザというかチンピラみたいな言いぐさにも驚きます。

 そして、産経新聞って自民党公明党と一緒に与党を形成しているつもりで記事を書いていることを隠そうともしないのも驚きです。

 だって民主党が政権を取ったら「産経新聞が初めて下野」なんですから(-_-;)。

懲りない面々

 

 

 産経新聞はこの投稿が思いっきり批判されたので

「社会部として是々非々の立場でのぞみたいという意思表示のつもりでした」

「軽率な発言だったと反省しています。ご不快の念を抱かれた方には、おわび申し上げます」

と謝罪したんですが、民主党さんの思う通りにはさせないぜ、って投稿しといて是々非々になりますか?(笑)

  この事件で産経新聞広報部は

『不偏不党』を社是としており、今後も方針に変わりはない。

 一部内容に誤解を招く表現があったので、社会部選挙班として説明と理解を求める趣旨の文を提示した」

とコメントしたんですが、この場面でようも不偏不党て言うたなww


 

 

 ちなみに、産経新聞はそれから16年後の今回の自民党総裁選の最中も

『自公220議席から、次の衆院選は「高市新総裁なら250だが、小泉氏だと188に減る」 藤井聡教授が独自にシミュレーション』

だとか、

『自民党勢「高市総裁なら回復、小泉、林氏は衰退」総裁選へ京大、新旧支持者2000人分析 藤井聡教授』

 だとか

ステマへの批判受け陳謝の小泉進次郎氏、X言及急増 ポスト数で高市氏抜く 自民総裁選

などという高市推しの記事を連発していました。

 産経のように会社ぐるみで特定の政党の代表選挙で特定の候補を推しまくる方が、支持率を下げてやるって1カメラマンが冗談を言っただけの時事通信よりはるかに罪が重いんじゃないでしょうか。

 高市氏を下げる言動だと思いっきり批判して、上げる報道だと称賛するネトウヨのダブスタは酷すぎるでしょう。

 

 

産経新聞のトンデモぶりのほんのさわりの関連記事

産経新聞とフジテレビが世論調査で架空入力。1年間で14回(全部)。1回につき百数十件、全部で2500件ねつ造。この1年間の世論調査をすべて削除。#産経新聞は廃刊せよ

 

 

 産経新聞が元旦早々1面トップで選択的夫婦別姓制度についてのねつ造「世論調査」記事を発表。【「賛成」16%「反対」49% 小中生2000人調査】という調査の本当の結果は賛成35%、反対30%だった(呆)

 

 

編集後記

号外まで出したのに誤報だったのは歴史的(笑)。

憲法記念日 産経新聞が自分の世論調査で、憲法「改正」に賛成41%・反対48%に大いに焦る(笑)

 

普段から右寄りに偏向しているだけでなく、誤報出しまくりのくせに、産経に時事通信を責める資格ないです。

が、本当に余計なことをしてくれたなあ、時事通信カメラマン。

マスコミ人が、この国が今、大変な闘いに直面していることに全然自覚がないのが怖いくらいです。

本日両方とも1位に返り咲きです!

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高市総裁の取材前、「支持率下げてやる」発言 時事通信が謝罪

染田屋竜太 真田嶺 

 自民党の高市早苗総裁への「囲み取材」を待っていた報道陣の一部が「支持率下げてやる」などと発言したとされる動画が、X(旧ツイッター)などのSNS上で拡散された。日本テレビがインターネット上で生中継する中で、報道陣の声をマイクが拾ったとみられる。時事通信社は9日、この発言が自社の男性写真記者であることを認め、「報道の公正性、中立性に疑念を抱かせる結果を招いた」として厳重注意したと発表した。

 自民党本部で7日夕、朝日新聞を含めた報道各社は、高市氏が公明党執行部との会談を終えて取材対応のために姿を見せるのを待っていた。

 会談は当初の予定時間から長引いていたという。この動画では、高市氏がまだ現れないことを知った一部の報道陣から、笑い声とともに「えー、ひどい」「支持率下げてやる」「支持率下げるような写真しか出さねえぞ」などといった声が上がった。

 Xでは、ライブ配信の切り抜き動画を含む投稿が、8日夜の時点で約3700万回表示された。YouTubeやTikTok、Instagramといった他のSNSでも同様の動画が拡散され、「冗談であれ、許されない発言」などといったメディアへの批判的なコメントが並んでいる。

 時事通信社は9日、コーポレートサイト上で、自社の男性写真記者が他社の写真記者との間での雑談中にこの発言をしたことを認めた。朝日新聞の取材に、「高市総裁をはじめ、自民党関係者の皆さまに強い不快感を抱かせた」などとして、自民党におわびをする意向を示した。

 7日の同じ場面ではこのほかにも、「イヤホン付けて麻生さんから指示聞いたりして」などといった発言があったが、これについては「当社関係者の発言ではない」とした。

 日本テレビの中継動画は、配信終了後、しばらくは配信全体を視聴することができたが、現在は編集され、高市氏の報道対応の部分だけを配信している。日本テレビは朝日新聞の取材に、「編集は通常行っている作業です。本編以外の部分については、見逃し配信用にアーカイブ化する際に、カットしております」と説明。さらに「ご指摘の音声につきましては弊社の関係者による発言ではございません」とした。

「いつでも見られている」という感覚を

 慶応大メディアコミュニケーション研究所の津田正太郎教授の話 ただでさえ既存メディアに対して「偏向報道」などと厳しい目を向けられている昨今、雑談だったのかもしれないが不適切な発言であるのは間違いない。最近はさまざまなところにカメラがあり、記者の言動も世の中にさらされ続ける時代。「いつでも見られている」という感覚を持ち、報道に臨むべきだ。

 

 

「支持率下げてやる」 時事通信カメラマンを厳重注意 高市氏会見場
毎日新聞
2025/10/9 12:55(最終更新 10/9 13:44)
421文字

自民党の新執行部として野党各会派にあいさつ回りをするため、国会内を歩く高市早苗総裁(中央)ら=2025年10月8日午後2時59分、平田明浩撮影


 時事通信社は9日、自民党本部で高市早苗総裁を取材するため待機していた自社の男性カメラマンが「支持率下げてやる」などと発言したことを確認し、「報道の公正性、中立性に疑念を抱かせる結果を招いた」として厳重注意したと発表した。

 この発言は7日に一部のメディアによってインターネット上で生配信され、交流サイト(SNS)で拡散。物議を醸す中、発言者は特定されていなかった。

 時事通信社によると、カメラマンは映像センター写真部に所属。他社のカメラマンとの雑談の中で「支持率下げてやる」「支持率下がるような写真しか出さねえぞ」と発言したことを確認し、藤野清光編集局長が厳重注意したという。

 一方、高市氏に関する報道陣の別の発言も生配信され、SNSで拡散したが「カメラマンの発言ではないことを確認した」としている。


 時事通信社の斎藤大社長室長は「自民党をはじめ関係者の方に不快感を抱かせご迷惑をおかけしたことをおわびする」とするコメントを出した。【巽賢司】

 

 

 

「高市さんに対し理不尽な攻撃続く」保守党・北村氏、「支持率下げてやる」動画の声を批判

2025/10/8 12:46 産経新聞

日本保守党の北村晴男参院議員(左)と自民党の高市早苗総裁

 

日本保守党の北村晴男参院議員は8日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、報道陣の一部が自民党の高市早苗総裁に関し「支持率下げてやる」などと発言したとされる動画がSNSで拡散されている問題について「これがメディアの本質」と不快感を示した。

北村氏は動画を添付した上で、「高市さんに対し、ありとあらゆる理不尽な攻撃が続く。その攻撃は日本の民主主義を破壊し、日本そのものを破壊しようとするものである」と批判した。

「攻撃」については、石破茂政権には向けられず安倍晋三元首相には向けられたとして、「極めて悪質なもの」と主張した。「我々保守層は、政治家も国民も一致して、高市さんの様に日本を守ろうとする志を、全力で支える」と強調した。

北村氏が添付した動画では、報道陣が「支持率下げてやる」のほか、「支持率下げるような写真しか出さねぇぞ」「裏金と靖国なんかでしょ」「靖国は譲れません」などと話している声も聞こえた。

 

 

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