
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
現地時間で2025年1月20日に発足した米国のトランプ新政権の恐怖について語り出したらきりがないので、いったんこの記事で区切りにしますが、世界一の大富豪でトランプ政権には政府効率化省担当の幹部としてこの政権に入ったイーロン・マスク氏が、トランプ氏の就任行事でナチス式の敬礼を2回もしたということが、世界中で大きな話題になっています。
大統領就任を祝う首都ワシントンでの集会に登壇したマスク氏はトランプ氏の支持者に対し
「(トランプ氏返り咲きを)実現させてくれたことに感謝したい」
と述べて、興奮した様子で右手で左胸を叩いた後、手のひらを下に向け指を伸ばした状態で右上方に腕を伸ばしました。
これは誰が見てもナチスドイツの敬礼です。

いっちゃってる表情がまた怖い。
My talk today at the Presidential Parade
— Elon Musk (@elonmusk) January 21, 2025
pic.twitter.com/qCAxYQb7LN
マスク氏自身の投稿を見ると、あんまり演説がうまくないので盛り上がらず、たまりかねていきなり「ハイルヒトラー」しちゃったことがわかる(-_-;)。
地球温暖化否定の陰謀論者トランプ大統領が就任初日にパリ協定からの離脱を表明。莫大な献金を受けている石油関連業者のため化石燃料や鉱物などの開発を大幅規制緩和。これはまだ「トランプの悪夢」の序章に過ぎない
また、マスク氏はかつてナチス擁護の発言をしています。
2024年9月2日、例のトランプ氏の懐刀でプーチン大統領の単独インタビューも実現した米FOXテレビの元看板司会者タッカー・カールソン氏のポッドキャストに、自称歴史家のダリル・クーパー氏が出演した回が放送されました。
カールソン氏はこの際、クーパー氏を
「米国で最も優秀で誠実な歴史家」
とたたえて番組をXに投稿し、マスク氏は翌3日、これに
「見る価値がある」
とコメントする形で自分のⅩで拡散したのです。
ところがこの番組の中でクーパー氏はナチスによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を第2次世界大戦への準備不足から生じた事故であるかのように歴史を修正して発言しているんですよ。


トランプ氏はカールソン氏を副大統領候補にとも言ったことがあり、二人は一心同体。
この独占インタビューはトランプ大統領がプーチン大統領に特使を送ったともいえる。
ロシア大統領選でウクライナ侵略反対の反戦候補の登録を拒否しプーチン氏と親政権の4候補だけに。国連の委員会がロシアにウクライナからの子ども強制移送をやめるよう要求。ロシア軍は即時無条件に完全撤退せよ。
もちろん、マスク氏がナチス擁護者の発言を拡散していると猛批判を受け、
「間違いだった。部分的に聞いただけで、全部ではなかった」
と釈明して削除したのですが、マスク氏は2023年にも、反ユダヤ主義的な投稿に同調して後に謝罪しています。
しかし、実際にはマスク氏のネオナチ的な極右主義はもはや彼の信条であることは明らかです。



マスク氏、トランプ氏集会で敬礼 「ナチス」想起で物議 pic.twitter.com/9dQTTSl7Ee
— AFPBB News (@afpbbcom) January 21, 2025
もはや頭がおかしい。
もちろんこのマスク氏のナチス式敬礼については、全世界から非難が殺到。
複数の歴史家を含む多くの人々は、このジェスチャーを総統アドルフ・ヒトラーが率いたナチス・ドイツのスローガン
「ジークハイル(勝利万歳)」
を唱える際の敬礼だと指摘していますが、こうした批判をマスク氏は「汚い手」「プロパガンダ」と反論しました。
とうとうトランプ政権のナンバー2、いや「共同大統領」と言われる地位に上り詰めたマスク氏は今回は削除しようがないからか謝罪を拒否。
マスク氏は、オバマ元大統領らも右手を斜めに上げたことがあるという何かのtiktokへの投稿を引用して
「伝統的なメディアは純粋なプロパガンダだ。今やあなたがメディアだ」
と反論していますが、それは手を振ってるだけやろ(笑)。
The legacy media is pure propaganda.
— Elon Musk (@elonmusk) January 21, 2025
You are the media now. https://t.co/lgkIbzcAZP
トランプ大統領とイーロン・マスク氏と取り巻きが、これからどれだけこういうフェイク投稿をし続けることか。
ヨーロッパ諸国に不当な内政干渉を続けるイーロン・マスク氏。トランプ新大統領に屈してファクトチェックを止めるFacebookのザッカーバーグ氏。米国大富豪の姿が、強欲資本主義の非人道的な本質を表している
また、トランプ氏支持者らはネット上で「ローマ式敬礼だ」とも主張していますが、米紙ワシントン・ポストのコラムニストはSNSで
「この表現が連想させるものが変わったことを知っているはずだ」
と指摘し、第2次世界大戦を経て、右手で左胸に手を当てた後に手のひらを下に向け指を伸ばした状態で右上方に腕を伸ばすこの問題の手の振り方は一般的にナチス式だと認識されているとの見方を示して
「熱心な聴衆がこのジェスチャーを意味のある承認と解釈するなら、われわれは危険な領域にいる」
「当然ながら、極右の多くはそのように解釈しているようだ」
と言っています。
バージニア大学で修辞学と過激主義を研究しているT・ケニー・ファウンテン氏はブルースカイへの投稿で、マスク氏の
「意図も重要だが、受け止められ方も重要だ」
と指摘しました。その通りですね。

マスク氏はドイツのショルツ首相を馬鹿者だと何度も批判し、逆にドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」への支持を表明しています。
最近でも2025年1月9日にAfD共同党首のアリス・ヴァイデルとライブで公開討論し、
「AfDだけが国を救う」
などと述べ、AfDに投票するように呼びかけているのです。
1月21日の世界経済フォーラムでマスク氏について問われたショルツ首相は
「欧州とドイツには言論の自由がある」
「億万長者であろうと誰であれ、言いたいことを言える。(だが、)これが極右の見解を支持するものであるならば、われわれは容認できない」
と述べましたが、これに対しマスク氏が自分が所有するXで即座に反論し、ショルツ氏の発言に関する投稿を引用して
「恥を知れ、オラフ・くそショルツ!」
と投稿しました。



Shame on Oaf Schitz! https://t.co/xtdW8D6FTo
— Elon Musk (@elonmusk) January 21, 2025
ドナルド・トランプ次期米大統領の政権スタッフが史上最低。国防長官候補は性買春疑惑で辞退。司法長官に強姦疑惑。教育長官に児童の性的搾取疑惑。反ワクチン陰謀論者が保健福祉長官で政商納言マスク氏も参戦。
とにかくトランプ大統領の就任祝いでマスク氏が「ハイル・ヒトラー!」と言わんばかりの敬礼をしたことに全世界の極右は案の定、狂喜乱舞しています(-_-;)。
1 オーストラリアのネオナチ団体の代表がテレグラムで「ドナルド・トランプ氏の白人至上主義の瞬間」と称賛。
2 ネオナチのフォーラム「ストームフロント」では、ユーザーの一人が、マスク氏がこのジェスチャーをしている画像に「ハイル・ヒトラー(ヒトラー万歳)」とのメッセージを添えて投稿。
3 極右団体「プラウドボーイズ」の支部も、テレグラムでマスク氏の動画を共有し、「ハイル・トランプ(トランプ万歳)!」というメッセージを添えた(同団体の一部メンバーは、2021年1月6日に米連邦議会を襲撃した罪などで服役していたが、トランプ氏に恩赦された)。
4 憎悪と過激主義に対抗する団体「Global Project Against Hate and Extremism」の共同創設者、ハイディ・ベイリッヒ氏は、「白人至上主義者は、マスク氏がナチス式敬礼をしたと確信している」と指摘し、極右は「狂喜乱舞」し、「マスク氏が腕を上げたのは、極右思想への支持表明だと大半が思い込んでいる」と続けた。
5 ネオナチ団体「ブラッド・トライブ」のリーダー、クリストファー・ポールハウス氏はテレグラムで、ジェスチャーをしているマスク氏と、かぎ十字(ハーケンクロイツ)の旗を掲げてナチス式敬礼をしている覆面をかぶった同団体のメンバーを並べた動画を共有し、これに対してフォロワーは、ナチス親衛隊(SS)の隊章を想起させる稲妻の絵文字を相次いで投稿した。
といった具合です。




アメリカのドナルド・トランプ大統領が就任初日の2025年1月20日、2021年の連邦議会襲撃事件に加担したすべての暴徒を事実上解放し、同国史上最大の犯罪捜査の成果を消し去った。
トランプ氏は大統領令によって、この事件で有罪とされた約1600人に恩赦を与え、重大な犯罪で長期刑を受けた受刑者14人については、減刑のうえ釈放を命じた。
ちなみに、トランプ前政権で大統領首席補佐官や国土安全保障長官を務めたジョン・ケリー氏がニューヨーク・タイムズなどに明かしたところによると
「ヒトラーは良いこともやった。経済を再建した」
「ヒトラーの下にいたような(忠誠心があり、命令に従う)将軍が必要だ」
「なぜドイツの将軍のようになれないのか」
と語っていたいうことです(-_-;)。
そんな人物がグリーンランドを奪取したりパナマ運河を取り返すためなら軍事力も行使すると公言しているのですから、全く恐ろしい話です。
「ヒトラーは良いこともした」と語ったトランプ米大統領候補が、イスラエルからイランへの報復攻撃について「核施設こそ攻撃対象ではないか」と語り、ネタニヤフ首相に「あなたがやるべきことをやればいい」(呆)
トランプ次期米大統領がパナマ運河の管理権取得やグリーンランドの領有のためにパナマやデンマークに軍事的手段を用いることも辞さず。さすがウクライナを侵略するプーチン大統領を支持するだけのことはある(呆)
そして、トランプ氏は大統領就任初日の1月20日に、このマスク氏に任せるという「Department of Government Efficiency(DOGE:政府効率化省)」を設立する大統領令に署名しました。
さらに、このDOGEを率いるイーロン・マスク氏が政府の中枢機能が集まる「ウエストウイング」にオフィスを構えたことも報じられていますし、マスク氏はホワイトハウスのメアドも入手したと誇らしげに宣言しています。
まさに、マスク氏は第二次トランプ政権で他の幹部とは別格の共同大統領そのものですが、政府効率化省は大統領令の発令前から「政府の無駄の排除」に取り組んでいたようで、このトランプ氏の大統領令の署名直前にはダイバーシティ(多様性)への取り組みを支援する政府組織「Chief Diversity Officers Executive Council」の公式サイトを削除したことを成果として報告しています。
全世界の極右を鼓舞するトランプ氏とマスク氏。
地球全体を恐怖のどん底に叩き落す「双頭の黒い鷲」と言えるでしょう。



ドナルドとイーロンが考える米国政府から追放すべき無駄、その第1位が多様性の追求だったとは。
アメリカのトランプ新大統領が自分に多額の献金をして当選に貢献した親露派のイーロン・マスク氏を「政府効率化省」のトップに据える論功行賞を発表し、ネタニヤフ首相やプーチン大統領と連絡して悪の枢軸を結成中。

トランプ大統領の就任式に結集した大富豪の総資産が合計200兆円以上!
これまで多くの虚偽情報をばらまき、命や人権、民主主義のありようにも多大な影響を及ぼしている立花孝志氏のアカウントを放置しているX社やYouTubeを運営しているGoogleの責任は如何に?ここまで自浄作用がないとなると、当局の規制や介入を許す口実にもなりかねないのではないか。
— Shoko Egawa (@amneris84) January 20, 2025
決して遠い国の他人事ではない。
【#立花孝志を逮捕しろ】斎藤元彦兵庫県知事を百条委員会で追及していた竹内英明元県議が自死。立花孝志氏が「逮捕が怖くて命絶った」とまたデマ投稿も兵庫県警が完全否定。県警の逆鱗に触れた立花孝志はもう詰んだ



上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
20日、米首都ワシントンでの集会で、手のひらを下に向けて腕を伸ばす実業家イーロン・マスク氏(AFP時事)
マスク氏はトランプ氏の支持者に対し「(トランプ氏返り咲きを)実現させてくれたことに感謝したい」と述べた。右手で左胸に手を当てた後、手のひらを下に向け指を伸ばした状態で右上方に腕を伸ばした。
トランプ氏支持者らはネット上で「ローマ式敬礼だ」と主張しているが、米紙ワシントン・ポストのコラムニストはSNSで「この表現が連想させるものが変わったことを知っているはずだ」と指摘。第2次世界大戦を経て、問題の手の振り方は一般的にナチス式だと認識されているとの見方を示した。
極右、マスク氏敬礼に「狂喜乱舞」

【1月22日 AFP】米実業家で大富豪のイーロン・マスク氏がドナルド・トランプ米大統領の就任行事で見せたジェスチャーは、たちまち「ナチス式敬礼」になぞらえられ、オンラインでは一部の極右過激派の間で反響を呼んでいるようだ。
マスク氏は20日に演説した際、右手で左胸をたたいた後、真っすぐ突き出すジェスチャーを2回行い、「皆さんに心から感謝する」と述べた。
このしぐさは直ちに話題となり、この瞬間を捉えた切り抜き動画を複数のネオナチ指導者も共有している。
しかし、AFPが確認した投稿の一つでは、オーストラリアのネオナチ団体の代表がテレグラムで「ドナルド・トランプ氏の白人至上主義の瞬間」と称賛している。
ネオナチのフォーラム「ストームフロント」では、ユーザーの一人が、マスク氏がこのジェスチャーをしている画像に「ハイル・ヒトラー(ヒトラー万歳)」とのメッセージを添えて投稿。
極右団体「プラウドボーイズ」の支部も、テレグラムでマスク氏の動画を共有し、「ハイル・トランプ(トランプ万歳)!」というメッセージを添えた。同団体の一部メンバーは、2021年1月6日に米連邦議会を襲撃した罪などで服役していたが、トランプ氏に恩赦された。
憎悪と過激主義に対抗する団体「Global Project Against Hate and Extremism」の共同創設者、ハイディ・ベイリッヒ氏は、「白人至上主義者は、マスク氏がナチス式敬礼をしたと確信している」と指摘。
極右は「狂喜乱舞」し、「マスク氏が腕を上げたのは、極右思想への支持表明だと大半が思い込んでいる」と続けた。
バージニア大学で修辞学と過激主義を研究しているT・ケニー・ファウンテン氏はブルースカイへの投稿で、マスク氏の「意図も重要だが、受け止められ方も重要だ」と指摘。
「熱心な聴衆がこのジェスチャーを意味のある承認と解釈するなら、われわれは危険な領域にいる」「当然ながら、極右の多くはそのように解釈しているようだ」と続けた。
SNSのGabの創設者、アンドリュー・トーバ氏はマスク氏の写真を投稿し、「すでに信じられないことが起きている」と書き込んでいる。
ネオナチ団体「ブラッド・トライブ」のリーダー、クリストファー・ポールハウス氏はテレグラムで、ジェスチャーをしているマスク氏と、かぎ十字(ハーケンクロイツ)の旗を掲げてナチス式敬礼をしている覆面をかぶった同団体のメンバーを並べた動画を共有した。
これに対してフォロワーは、ナチス親衛隊(SS)の隊章を想起させる稲妻の絵文字を相次いで投稿した。
マスク氏が所有するX(旧ツイッター)では、ヒトラーの演説を最上部に固定表示している匿名のアカウントが、マスク氏のジェスチャーとヒトラーの動画を比較する別のマッシュアップ動画を投稿。「ジーク・ハイル?? つまり、われらの時代が再び?」とのコメントが添えられていた。この投稿の閲覧数は22日時点で既に400万回を超えている。(c)AFP
独首相、マスク氏批判「極右支持は容認できない」
【1月22日 AFP】ドイツのオラフ・ショルツ首相は21日、米実業家イーロン・マスク氏が「極右の見解」を支持していると批判した。マスク氏は、ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」への支持を表明したり、ドナルド・トランプ米大統領の就任イベントで「ナチス式敬礼」に似ていると一部から指摘されているジェスチャーをしたことで非難を浴びたりしている。
ショルツ氏は世界経済フォーラムでマスク氏について問われると、「欧州とドイツには言論の自由がある」「億万長者であろうと誰であれ、言いたいことを言える。(だが、)これが極右の見解を支持するものであるならば、われわれは容認できない」と述べた。
これに対しマスク氏がX(旧ツイッター)で即座に反論。ショルツ氏の発言に関する投稿を引用し、「恥を知れ、オラフ・くそショルツ!」と投稿した。
世界一の大富豪でもあるマスク氏は、2月23日のドイツ総選挙を前にAfDへの支持を表明。ドイツで幅広い怒りを呼んでいる。(c)AFP
米実業家イーロン・マスク氏=5月6日、ロサンゼルス(AFP時事)
問題となったのは、米FOXテレビの元看板司会者タッカー・カールソン氏のポッドキャスト。出演した自称歴史家のダリル・クーパー氏が、ナチスによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を第2次世界大戦への準備不足から生じた事故かのように表現した。
カールソン氏は2日、クーパー氏を「米国で最も優秀で誠実な歴史家」とたたえ、番組をXに投稿。マスク氏は翌3日、これにコメントする形で拡散した。カールソン氏による称賛に対し、ユダヤ系団体の名誉毀損(きそん)防止同盟は「ナチスに殺害されたユダヤ人600万人の記憶への侮辱」と批判した。
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。





