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こちらではお初にお目にかかります。弁護士・元ロースクール教授、宮武嶺の社会派リベラルブログです。

メリル・ストリープがトランプ氏を痛烈批判!「人を軽視し、無礼なふるまいは同じことを招きます。暴力は暴力を招きます。もし権力者たちがその地位を使って弱いものいじめをするなら、私たちは皆負けるのです。」


 

 映画とテレビのすぐれた作品や俳優などを表彰する今年のゴールデングローブ賞で、功労賞にあたるセシル・デミル賞を受賞した大女優メリル・ストリープさんが、名前こそ出さないものの、トランプ次期大統領を痛烈に批判しました。

 涙ぐんでまでの熱烈なスピーチに場内は大きな拍手で包まれ、世界中にメリルよくやったの声が広がっています。

 次の警告をアメリカのみならず、全世界の人々が心して聞かなければならないでしょう。

「人に屈辱を与えるという本能、それは公的な立場で非常に強大な力を持つ人物によって行使された時に、すべての人の人生に影響を及ぼします。

なぜなら、それは権力者がそうすることによって、他のひとたちも同じ事をしてもいいという許可を与えるようなものだからです。

人を軽視し、無礼なふるまいは同じことを招きます。暴力は暴力を招きます。

もし権力者たちがその地位を使って弱いものいじめをするなら、私たちは皆負けるのです。」

 

 

メリル・ストリープ、怒りのスピーチ全文公開。ゴールデングローブ会場が総立ち

2017/01/09 ELLE

 

第74回ゴールデングローブ賞。功労賞に当たるセシル・B・デミル賞を受賞した、大女優メリル・ストリープのスピーチに会場感涙。「溜りにたまった言いたいこと全部入れました」的な、今後のアメリカへの静かな怒りに満ちたメッセージの全文を公開。

(全員総立ちで壇上に上がるメリル・ストリープに拍手) 
 
本当にありがとうございます、本当に、ありがとう。皆さま、どうぞおかけください。ありがとう。皆さんを愛しています。今、週末の悲嘆のせいで声が出ないでいます。ごめんなさい。それに今年の初めに、私は茫然自失状態になってしまったので、これからスピーチは原稿を読ませていただくことにしますね。 

ハリウッド外国人報道記者協会の方々に感謝申し上げます。ヒュー・ローリーの言葉を借りれば、会場にいる私たちは今もっとも中傷されている種類の人間です。考えてみてください。ハリウッドで、外国人で、報道ですよ? 私はニュージャージー州に生まれ育ち、公立学校に通っていました。ヴィオラ・デイヴィスはサウスカロライナ州のシェアクロッパー(公益分作人、黒人奴隷形態の一種)の小屋で生まれ、ロングアイランド州のセントラルフォールズで育ちました。サラ・ポールソンはブルックリンでシングルマザーの手によって育てられました。サラ・ジェシカ・パーカーはオハイオ州出身で、7人か8人きょうだいのうちのひとりです。エイミー・アダムスはイタリアで生まれました。ナタリー・ポートマンが生まれたのはエルサレムです。彼らの出生証明書はどこにあるのでしょう? 

 
そして美しいルース・ネッガはエチオピアで生まれ育ち-いえ、アイルランドで育ちました。私はそうだと信じているのですが。そして今日ここに、彼女はヴァージニア州の小さな町の女性を演じてノミネートされ、この場にいます。ライアン・ゴズリングは、他のすべて一番心優しきひとたち同様、カナダ人です。そしてデヴ・パテルはケニヤで生まれ、ロンドンで育ち、タスマニアで育ったインド人を演じたことで今日この場にいます。


ハリウッドにはアウトサイダーたちと外国人たちがそこらじゅうにいます。もし彼らを追い出そうとしたならば、フットボールと総合格闘技(マーシャルアーツ)の試合ぐらいしか見るものがなくなってしまうでしょう。残念ながらそれらは芸術(アーツ)ではありません。

もう時間がないみたいなんですけど続けますね。俳優にとってただひとつの仕事とは、自分たちとは違う人々の人生を生き、それがどんな感じなのか見る人々に感じてもらう、それだけなのです。そして今年は、本当にその仕事をした、息をのむような力強いパフォーマンスが沢山生まれました。 

今年、あるひとつのパフォーマンスに私は呆然としました。そのパフォーマンスは私の心に沈み込み、とりついて離れませんでした。それが良かったからではありません。そのパフォーマンスに良かった点などひとつもありません。ですが、それは非常に効果的で、とくにこの仕事に対して影響を及ぼしました。そのパフォーマンスは意図的に観衆を歯を見せて笑わせるように作られていました。それはある人物が(何かの障害で)不自由なレポーターに取って代わり、彼が自分の特権や力において遥かに勝り、その相手に対して戦いを挑むことにも勝っていると思っている人物がこの国で最も尊敬されるべき椅子に座るように言われた瞬間です。それを見た瞬間、私の心の中で何か壊れたような気がしました。そのことは未だに私の頭から離れません。何故なら、それは映画の中でなく、現実世界で起こったことだからです。

そしてこの、人に屈辱を与えるという本能、それは公的な立場で非常に強大な力を持つ人物によって行使された時に、すべての人の人生に影響を及ぼします。なぜなら、それは権力者がそうすることによって、他のひとたちも同じ事をしてもいいという許可を与えるようなものだからです。人を軽視し、無礼なふるまいは同じことを招きます。暴力は暴力のを招きます。もし権力者たちがその地位を使って弱いものいじめをするなら、私たちは皆負けるのです。

 

これは報道関係の皆様にも言えることです。私たちには責任を持ってすべての非道な行為について譴責する、主義原則に基づいた報道機関が必要です。なぜなら報道の自由こそ、我々の建国者がこの国の憲法に鎮座させている原則のひとつだからです。ですから、私は有名で、富裕なハリウッド外国人記者協会、そして私たちのコミュニティの全員にジャーナリストを守るための委員会をサポートしすることに協力してくださるようお願いいたします。なぜならこれからの未来に向けて、それが必要になるからなのです。そして、彼らにとっても、真実を守るものとして、私たちを必要とするでしょうから。

もうひとつ申し上げたいことがあります。ある時、私はセットで何かについて泣き言を言っていたことがありました。次の食事まで働きどおしか、撮影が長時間すぎるとか、そういったようなことです。その時、トミー・リー・ジョーンズが私にこう言いました。「これは実に特権的なことだと思わないかい、メリル。ただ俳優であればいいなんて」。
 
ええ、本当にその通りです。そして私たちはお互いにその特権と共感を演じるという責任を常に思い出させなければならないのです。私たちはハリウッドで働くことができる名誉について、深く誇りを持たねばならないのです。私の友人であり、つい最近この惑星から旅立った、いとしいレイア姫が私に言ったことがあります。「心が壊れたなら、それを芸術へと作り替えなさい」と。
 
ありがとうございました。



このメリルのスピーチが大反響を呼んだため、トランプ氏がツイッターで負け惜しみの反論をしています。



確かにメリルは大女優ですが、これだけの批判をするのには勇気が要ったでしょう。

日本の有名人に安倍批判を期待するというよりも、それができる土壌を整えていくのがこのブログの役割だと思って頑張ります。

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