
安倍首相追放の次は菅政権を打倒!その時は大阪から維新、テレビから橋下氏もいなくなれ。
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菅政権が2020年10月27日にも、福島原発事故から増え続ける放射能「処理水」=実はトリチウムをはじめ様々な放射性物質が残っている汚染水を、海洋放出することを決めます。
これを受けて、維新の会副代表で大阪府知事の吉村洋文氏は10月16日、大阪府庁で記者団に
「大阪湾で1発目を放出することが必要で、国からの要請があれば、協力すべきだと思う」
「福島の風評(被害)を少しでもなくすため、大阪で貢献できるのであれば科学的な安全基準を満たした処理水を大阪湾に放出する」
と言い出しました。
かつて、イソジンでうがいをしたらコロナウィルスが減る的な発言をして失笑を買ったのに、もうあと10日余り後の11月1日に乾坤一擲の大勝負、大阪市を解体・廃止してこの世から永久に無くしてしまう大阪「都」構想住民投票を控えているのに、あえてこんな危険な発言をする。
維新の会は、よほど菅政権と原発マフィアに媚びを売らないといけない事情があるのでしょう。

吉村大阪府知事が福島第一原発のトリチウム汚染水を大阪湾に放出するよう求める。かつて放射能汚染がれきを受け入れ、オスプレイ受け入れを表明し、今カジノも誘致している維新の会を海洋放出せよ。
この吉村府知事と菅総理をかばうために、維新の会の創始者である橋下氏が大阪湾どころか東京湾にもトリチウム汚染水を放出すべきだと各テレビで論陣を張っています。
以前からレギュラー出演しているフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」では
「菅さんの真骨頂というか、反発・反対の声が出てもやるべきことはやると。それを決めるというのが菅さんの政治姿勢ですから、まさに菅政権の大きな柱だと思う」
「一つの案ですけど、ちょっと現実離れしているのかもしれませんが、費用がかかったとしても、僕は福島以外の地域で。これはロンドン条約上いろいろ問題があるのかもしれませんが、福島以外の地でも一部放出をすると。安全基準を満たしているのであれば、みんなが負担をして福島だけに風評被害を押しこめるということをしないことも一つの政治判断なのかなと思います」
「大阪では吉村知事、松井市長が大阪の漁業組合から反対の声を受けていますが、安全基準をしっかり満たした水なのであれば、大阪湾でも放出するということを吉村知事、松井市長が言っていますから、ぜひこの声を菅さんの方でくんで頂いて、福島だけに風評被害を押しつけない」
「福島の電気を使っているのは東京の皆さんですから、東京湾でも放出すべきだと僕は思います。安全を満たしている水なのだから、大丈夫ですよと国全体でわかち合って、国際的にも発信すべきだと思います」
と暴言を吐きました。

さらに、この秋から月曜のレギュラーになったTBSの「グッとラック!」では
「福島だけに風評被害を押し付けない。東京湾などでも放出すべきだ」
「風評被害の根本原因はマスメディアです。処理水のことを最近まで、『汚染水』と報じていた。でも、汚染水をそのまま流すわけではなく、きちんと処理したものを流すんです」
「原発施設を抱えている12の国と地域の24か所で、すでにトリチウム水を流している。今回、日本に文句を言ってきている韓国もじゃんじゃん流している」
「日本ができることは、まず国内の風評被害をなくすために、みんなで処理水を分かち合うこと。東京湾、大阪湾、そのほか全国各地で流せば、『福島VS諸外国』という構図が『日本VS諸外国』になる。気合の入り方が違ってくる」
と言いまくりました。
でも、吉村氏と橋下氏は、どうやってトリチウム汚染水は希釈したら人体には影響がない、安全だと確認したんですか?


日本の原子力規制委員会などが頼りにしているのはIAEA(国際原子力機関)の安全基準ですが、このIAEAは核の「平和」利用を進めるという国際組織ですが、その金も人もすべて世界の原発など各利用推進組織から出ています。
おまけに、大阪市を解体しても大阪都にはなれないのに大阪「都」構想と銘打っているイソジンの会と同じで、この組織、国際原子力機関という名前はついていますが、国連の傘下にある国連機関でもなんでもなく、ただの私的機関です。
では、IAEAとはどんな組織か。これは、アイゼンハワー大統領の「平和のための原子力」提案にもとづいて、原発の普及と核物質が軍事目的に転用されるのを未然に阻止しようという2つの目的のために設けられた機関なのです。ですから、よく核の「平和」利用、核拡散防止が目的といわれますが、平和=核軍縮・核廃絶とは全く無縁の存在です。だって、核兵器の拡散阻止は核保有国の核軍縮ではなく、核兵器の独占の維持でしかありませんから。IAEAの主目的は要は原発推進にあるのです。
IAEAの任務は詳しく言うと、(1)原子力の研究、開発、実用化の促進のための情報交換と協力、とくに途上国への物資・役務の提供 (2)核物質の軍事転用阻止 (3)健康の保護、人命に対する危険の最小化のための安全基準の設定と採用ということにあります。有り体に言えば、原発推進、放射線利用の促進、核拡散阻止のために査察の3分野ということです。
ですから、そもそもIAEAの出してくるデータは原発を維持・推進することが前提になっているのでバイアスがかかっています。

IAEA(国際原子力機関)は原発推進組織 福島原発事故の問題点の調査報告書で脱原発を決して言わない
このようなIAEAのバイアスの問題は、IAEAの基準のもとを作っているICRP(国際放射線防護委員会。これも国連機関ではなく私的団体)にも同じように当てはまります。
原爆症認定訴訟で、被告国に対して、原告の被ばく者全員の請求を認めた大阪高等裁判所は判決文でこう述べています。
「1審被告らは,ICRPによって世界的基準とされている事実をもって,DS86が世界的に承認されたシステムであり,何ら問題がないと主張するが,ICRPは,後に大きな欠陥があったとされるT65Dをリスク決定の基本資料として利用し,世界的に推奨していた時代もあり,現時点で他に有力な評価システムがなく,相応の合理性を有しているという以上にICRPが採用していることを過大評価することは相当でない。」
吉村府知事も橋下元大阪市長もただの弁護士でしかなく、しかも原爆・原発や放射線に関する裁判はやったことさえないのですから、まるで放射線防護学の専門家のように放射性物質の安全性について、したり顔で語るべきではありません。

内部被曝の恐怖24 ICRPの放射線被曝限度年間1~20ミリシーベルトの安全基準はまだ甘い
子どもの日 内部被曝の恐怖25 近畿原爆症集団認定訴訟 大阪高裁判決文よりICRP基準の問題点
原発推進派が大慌て! ICRPの基準に科学的根拠なし NHK「低線量被ばく 揺れる国際基準」の衝撃!!
ちなみに、そんな原発推進機関であるIAEAが福島原発事故に関して出した最終報告書でさえ、福島第一原発事故が起きた主な要因として、
「『原発は安全』という思い込みが日本国内に広がっていたこと」
をあげたほか
「『原発は安全』という思い込みは東電の中にもあり、その思い込みは規制当局や政府によって疑問を持たれることがなかった」
とまとめています。
いったん原発事故が起こったら原子炉を冷却した放射能汚染水はいくら処理しても放射性物質を含んだまま大量に出続けるというのが今回の福島原発事故の一つの教訓です。
吉村氏や橋下氏らイソジンの会は、放射能処理水を東京湾や大阪湾に放出するなどと不可能と分かっている詭弁を弄して原発を擁護するのではなく、原発は安全という思い込みを捨てるべきなのです。




橋下氏は多数の番組に出て公共の電波を使って、東京湾や大阪湾に「処理水」を放出せよと堂々と主張してしまうとき、それが人類の脅威となることへの恐れがないのでしょうか。
まして、現役の地方自治体の首長である吉村大阪府知事が、大阪湾に「処理水」を放出していいなどと独断で主張するのは言語道断です。
核の脅威、放射線の人体への影響はまだまだ解明されていないことが多いのです。
橋下氏と吉村氏に決定的に欠けているのは、人としての謙虚さ。
今生きている人々、これから生まれてくる子供たちに対して責任を負っていると少しでも思っているのなら、イソジンでうがいするとコロナが防げるだの、トリチウムは希釈すれば安全だなどと軽々にいうべきではないでしょう。
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橋下徹氏、福島第一原発の処理水の海洋放出に「福島の電気を使っているのは東京の皆さんですから、東京湾でも放出すべき」
スポーツ報知2020年10月18日 08:04 47
元大阪府知事の橋下徹氏が18日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜・前7時半)に生出演した。
番組では、政府が福島第一原発の処理水を海に放出を行う方針を固め、10月中にも正式決定する予定であることを報じた。
橋下氏は「菅さんの真骨頂というか、反発・反対の声が出てもやるべきことはやると。それを決めるというのが菅さんの政治姿勢ですから、まさに菅政権の大きな柱だと思う」と見解を語った。
そして「後は風評被害のところだと思う」とし、「一つの案ですけど、ちょっと現実離れしているのかもしれませんが、費用がかかったとしても、僕は福島以外の地域で。これはロンドン条約上いろいろ問題があるのかもしれませんが、福島以外の地でも一部放出をすると。安全基準を満たしているのであれば、みんなが負担をして福島だけに風評被害を押しこめるということをしないことも一つの政治判断なのかなと思います」とした。
また「大阪では吉村知事、松井市長が大阪の漁業組合から反対の声を受けていますが、安全基準をしっかり満たした水なのであれば、大阪湾でも放出するということを吉村知事、松井市長が言っていますから、ぜひこの声を菅さんの方でくんで頂いて、福島だけに風評被害を押しつけない」と話し、「福島の電気を使っているのは東京の皆さんですから、東京湾でも放出すべきだと僕は思います。安全を満たしている水なのだから、大丈夫ですよと国全体でわかち合って、国際的にも発信すべきだと思います」とコメントした。
福島第一原発「処理水」海洋放出へ!橋下徹「東京湾や大阪湾でも流せばいい」除去できないトリチウム水「外国でも流している」
2020年10月19日12時34分 J-castニュース
福島第一原発の廃炉作業で発生する汚染処理水について、政府は今月(2020年10月)中にも福島県の海に放出することで最終調整に入った。
現在の浄化装置ALPS(多核種除去設備)では放射性物質のひとつ「トリチウム」までは除去できない。処分方法を検討してきた国の小委員会は処理水のトリチウムについて「海に放出した場合でも健康への影響は十分に低い」としつつ、「基準値を大きく下回るように薄めること」と東京電力に求めている。
しかし漁業者らは「風評被害により近海の魚が売れなくなってしまうのでは」と心配する。いわき市の漁師、三浦孝一さんは「(風評被害は)100%、200%避けられない。そんなに安全だと言うなら、東京湾あたりに持って行って、投げてみろって。パフォーマンスでもいいから」と話す。また、全国漁業協同組合連合会の岸宏会長も「風評被害は必至で、今までの漁業者たちの努力も水泡に帰しかねない」とし、小泉進次郎環境大臣に海洋放出をしないよう訴えた。
橋下氏「韓国でもじゃんじゃん流している」
月曜コメンテーターで元大阪市長の橋下徹氏は「福島だけに風評被害を押し付けない。東京湾などでも放出すべきだ」という考えだ。
橋下氏は「風評被害の根本原因はマスメディアです。処理水のことを最近まで、『汚染水』と報じていた。でも、汚染水をそのまま流すわけではなく、きちんと処理したものを流すんです」と話す。また、トリチウム水については「原発施設を抱えている12の国と地域の24か所で、すでにトリチウム水を流している。今回、日本に文句を言ってきている韓国もじゃんじゃん流している」と指摘した。
キャスターの立川志らくは、現在も福島の水産物の輸入を停止している韓国、中国、台湾、マカオでの風評被害について「海洋放出すればそれが長引くことにはならないか」と心配する。
橋下氏「日本ができることは、まず国内の風評被害をなくすために、みんなで処理水を分かち合うこと。東京湾、大阪湾、そのほか全国各地で流せば、『福島VS諸外国』という構図が『日本VS諸外国』になる。気合の入り方が違ってくる」
IAEA報告案 組織の「限界」が露呈した
調査団は20~24日にウィーンで開かれる閣僚級会合で調査結果を詳細に報告する。
素案では、日本が津波の危険性を過小評価していたと強調、原子力安全の規制当局が独立性を保つことなどが必要だとしている。
目新しさはなく、従来指摘されてきたことの繰り返しとなったが、ここまでは妥当である。
政府も東電も真摯(しんし)に受け止め、今後の対策に生かしていかねばならない。とりわけ原子力安全・保安院の経済産業省からの分離独立と原子力安全委員会の見直しは急務である。
しかし、看過できないのは、日本政府の対応に関するくだりである。「避難地域の対応を含めて、組織化されている」と賛辞を贈っているのだ。
日本政府は、どこに指揮官がいるか分からないような後手後手の事故対応を行い、避難指示や情報提供をめぐって迷走した。
日本の情報提供不足に不満を示し、情報の質と量の改善を求めていたのはIAEAだったはずである。
こうした日本政府の対応ぶりを、高く評価するとはどういうことか。
菅直人首相は国会で、情報混乱の不手際を認め、「痛切に反省し、おわびしたい」と謝罪している。にもかかわらずIAEAからの「お墨付き」だ。首相は赤面するほかなかろう。
同時に、IAEA自体の信頼性にも大きな疑問符が付きかねない。
IAEAは、核の軍事利用が拡散しないよう監視する「核の番人」が本来の役目である。国際的な査察活動で知られている。
ところが、原発事故を独自に調査監督したり、指示命令したりする法的権限は持っていない。
天野之弥事務局長は、福島原発事故後に開かれた緊急理事会で「原発の安全に対する責任は各国が負う。われわれは『原子力安全の番人』ではない」と語っているのだ。
これは天野氏の個人的見解ではない。IAEAの一貫した姿勢である。
今回の来日調査も、日本政府や東電からの聞き取りが主だった。故に日本政府への大甘な評価が出てきても驚くに値しない。IAEAという組織の限界を露呈したにすぎない。
忘れてならないのは、IAEAのもう一つの大きな役割が「原子力の平和利用の推進」であるという点だ。
言ってみれば、IAEAも世界における「原子力ムラ」の住人である。評価をうのみにはできまい。
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