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こちらではお初にお目にかかります。弁護士・元ロースクール教授、宮武嶺の社会派リベラルブログです。

【立憲民主党代表選2024】野田佳彦元首相が勝って立民の新しい代表に。党の創設者枝野幸男氏が敗北した原因は「現実主義」路線の名のもとに自ら右に右に寄せて行き、野田氏との区別がつかなくなったことだ。


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 本日2024年9月23日は、我が阪神タイガースが宿敵ジャイアンツに敗れ、ほぼ今シーズンの2位が確定。

 そして、これは大方の予想通りといいますか、立憲民主党代表選挙では元首相の野田佳彦氏が立民創設者の枝野幸男氏らを破って当選し、初の代表に。

 元気が出ないことおびただしく、珍しくラーメン屋でラーメンを食って、もうふて寝するところです(笑)。

立憲民主党の新代表に野田佳彦元首相 決選投票で枝野幸男氏破る - 日本経済新聞

枝野氏が本当に党内の権力闘争に勝つつもりなら、野田氏の最大の弱点である維新との癒着を突かないとダメだ。いい子ちゃんになりすぎた。

枝野幸男氏は立憲民主党代表選挙で、日本共産党ではなく第2自民党である日本維新の会との距離の置き方を争点にすれば勝てる。イシンジャー野田佳彦元首相や泉健太代表は政権交代を狙う立民代表になる資格はない

立憲民主党代表選に向けた枝野幸男氏と野田佳彦氏の選挙公約を徹底比較する。野田氏の公約は羊頭狗肉。「第2自民党」日本維新の会と連携する気満々の野田氏では、日本の政治も経済も建て直せないことは明らかだ。

 

 

 枝野氏は2021年の衆院選で議席を減らした責任を取って代表から降りたわけですが、それ以来、虎視眈々と代表復帰のチャンスを狙っていたと思うのですよね。

 そして今回は岸田自公政権が統一教会問題や裏金問題で支持率を著しく落として、次の総選挙であわよくば政権交代もありうるということで、枝野氏は代表選に出馬を決めたのだと思います。

 彼は常々内閣総理大臣を狙わないのであれば政治家を辞めるといってきたくらいの野心家。

 司法研修所では同期でしたが全く目立たない存在だったのに、お互いに弁護士になって3年目には日本新党ブームが起きて、駆け出し弁護士なのに代議士になってしまったくらいの機を見るに敏な人でした。

 しかし、自分が作った党の代表選、内閣総理大臣を目指すなら準決勝に過ぎない、たった4人しか立候補者がいない立民代表選で野田氏に負けているようであれば、とてもではないけれど自公政権との決勝戦で勝てるわけがありません。

 彼が今回の代表選候補者の中で一番準備期間が長かったはずですから、今回の戦略ミスの言い訳はききません。

自民党と維新からの刺客、トロイの木馬、獅子身中の虫である野田佳彦氏が代表になって、旧民主党のようにまた潰されないように覚悟を持った監視を。

【#立憲民主党代表選2024】明日は立憲民主党代表選本番。かつて自爆テロ解散で民主党政権を崩壊させて安倍政権の生みの親になり、今は「悪党」日本維新の会と組もうとしている野田佳彦氏だけは絶対選ぶな。

 

 

 何が枝野氏の代表選での戦略ミスかというと、当初は泉健太代表との一騎打ち、野田氏が出馬を決めてからは野田氏との一騎打ちを覚悟していたと思うのですが、自分よりも保守的な彼らに勝つために、自分も右側にシフトして独自性を失ったことです。

 それはあたかも泉氏が政策提案型政党だとか言い出して立民を「ゆ党」化させ、枝野氏が代表だった2021年の衆院選より泉氏が代表になった2022年の参院選でさらに大負けしたのとそっくりでした。

 真ん中から右には、立民の代表選でいうと野田氏と泉氏、日本の国政選挙では自国維公(地獄逝こう)とライバルがひしめいていて入り込む余地がないんですから、ブルーオーシャンでぽっかり空いている真ん中からリベラル方面を取りに行けばいいのに、なぜそうしないのか。

 野党の政治家の強迫観念になっている政権担当能力があると示さねばならない、現実主義だと思われねばならないという思い込みが枝野氏も強すぎました。

枝野氏と野田氏でどこが違うのか。

【#立憲民主党代表選2024】立憲民主党は軍拡反対と原発ゼロを宣言して創立時の理想に立ち戻り、綱領通りの「立憲主義と熟議を重んずる、民主政治を守り育て、人間の命とくらしを守る、国民が主役の政党」になれ

 

 

 例えば枝野氏は、2021年の野党共闘で共通の政策だった消費税減税については

「消費税を単純に減税したら日本の財政がパンクする」

「日本は放漫財政にはしませんと明確にしなければ、ハイパーインフレが起こりかねない。今減税するというのは絶対禁句だ」

などといって、絶対に消費税減税は主張しないと頑なに拒んでいましたが、消費税を10%から5%にしたらハイパーインフレになるという枝野氏の妄想の方が非現実的です。

 彼が主張する給付付き税額控除が単純な消費税減税よりもさらに良い政策だとしても、かつては選んだ野党共闘の道を閉ざすような消費税減税全否定は、市民や他の党に対する背信です。

【#立憲民主党代表選2024】第1回討論会から見る吉田晴美ら各候補の政策比較1 立憲民主党は消費税減税真理教になるな。所得の再分配を最重視する「大きな政府」を目指せ。【#吉田はるみを立憲民主党代表に】

 

このころから代表に返り咲くために「現実路線を」と思っていたに違いない。反省の方向が間違っていた。

立憲民主党前代表の枝野幸男氏がまた衆院選での消費税減税公約を「政治的に間違いだったと反省している」。泉健太代表を引きずり降ろさないといけない時にトンチンカンなことを言うエダノンはしばらく休んどけ!

 

 

 そして、枝野氏は共産党との連携についても2021年の衆院選で麻生太郎自民党副総裁に「立憲共産党」とうまいことディすられたことを気に病んで、

「3年前は、他党に助けてもらわないと選挙が戦えない、政権が取れないという弱っちい政党に我々は見られていた」

「目指す社会が違うのにガッチリと組むことは、我々が目指すものが見えにくくなるという状況を作ってしまったという意味では、ものすごく反省している」

 と自ら野党共闘の可能性を断ち切ったのですが、共産党との連携をしたら弱っちい政党に見られて負けたという説明が全然事実に即していなくて、率直に言うと嘘ですからね。

 消費税減税をしない言い訳がハイパーインフレの恐れがあるからだという説明と同じで、どっちもミエミエのごまかしであり、枝野氏への良心的な市民層からの期待が大きくしぼんだ瞬間でした。

日本共産党などにいっぱい我慢してもらったうえでの野党共闘だったのに、枝野氏は今回、まるで共産党のせいで負けたような失礼な言動が多かったのではないか。

日本維新の会と連携をはかる野田佳彦元首相や泉健太代表との立憲民主党代表選に再び勝って、枝野幸男氏は立民・共産・れいわ・社民のまともな野党4党の共闘を再構築し、自公政権を打倒して政権交代を果たすべきだ

 

 

 さらに嘘丸出しと言えば、法案が成立したころには枝野氏自身があれほど違憲だと言っていた安保法制について、枝野氏が

「現状の運用は全て個別的自衛権で説明される範囲」

「条文そのものが直接違憲であるかというと、現状の法律は基本的には問題ない。」

と言い出したごまかしは酷かったです。

 これを朝日新聞に「ファクト」チェックされた上に「根拠不明」と書かれて怒ってましたが、法律解釈の問題だからファクトチェックの対象にならないなどという反論は小手先のごまかしであり、要は安保法制に違憲の部分はないと誤魔化してでも安保政策を大幅に変更しなくても良いことにしてしまおうという態度が、自公政権と対決することを避ける保守化・右傾化なのです。

日本維新の会と連携をはかる野田佳彦元首相や泉健太代表との立憲民主党代表選に再び勝って、枝野幸男氏は立民・共産・れいわ・社民のまともな野党4党の共闘を再構築し、自公政権を打倒して政権交代を果たすべきだ

 

 

 また枝野氏は、2020年9月に作った現在の立民結党時の綱領に「原発ゼロ社会の一日も早い実現」を明記していたのに、代表選の討論や記者会見では

「『原発ゼロ』という表現は、明日にでも実現するかのような誤解を与える。あまり使わない方がいい」

などと言い出したのも、典型的な「現実路線」=保守化の表れです。

 この代表選の中で、枝野氏はこれらのようにかつて言っていた歯切れのいい言葉を自ら曖昧にしてしまうので、立民代表選が進めば進むほど、有力候補である枝野氏と野田氏がどう違うのかちっともわからなくなりました。

 もし枝野氏自身でないと言えないことやれないことという独自性がないのであれば、それは即ち枝野氏を選ぶ積極的な理由は何もないということです。

 今回、幸いにも枝野氏と野田氏の差は事前の世論調査ほどにはつかず、枝野氏は次の代表選に無理すれば出られなくはない程度の敗北には終わって首の皮一枚は残ったと思います。

 この際、枝野氏は自分が立民を創った原点はなんだったのか、自分が野田氏や泉氏とは違う独自性は何なのかを再度の浪人期間にもう一回見つめなおして、自らを鍛え直してほしいです。

 

 

参考記事 村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより

野党が野党でなくなった瞬間、もしくは民主党政権崩壊の責任者野田佳彦の立憲民主党代表就任

立憲民主党新代表がダメダメ野田佳彦になっても、腐敗独裁自民党政治や悪党維新や不甲斐ない報道業者との闘いをやめるわけにはいきません。

 

 

kojitakenの日記さんより

 

 

立憲民主党の新代表に野田佳彦元首相 決選投票で枝野幸男氏破る - 日本経済新聞

編集後記

エダノンは野田佳彦代表の下では冷や飯食いになるのかもしれないが、それもまた良し。

捲土重来を期してください。

うちは野田執行部を監視し続けます。

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立憲民主党の新しい代表に選出された野田元総理大臣は記者会見し、あすの午前中までに党役員の骨格となる人事を決めるとした上で「私にない刷新感をどうやってつくっていくかは1つの重要な観点だ」と述べました。

この中で、野田氏は、党の役員人事について「これからよく考えたいが骨格人事が決まらなければ次の国会や衆議院選挙の準備ができない。あすの午前中までには骨格人事を決定をした上で午後にでも両院議員総会で承認をいただきたい」と述べました。

その上で「私にない刷新感を骨格人事の中でどうやってつくっていくかは1つの重要な観点だ」と述べました。また、野田氏は、ほかの野党との連携について「あすは骨格人事で時間を要すると思うが、それ以降は、各野党にあいさつ回りをしてそれをスタートにそれぞれの野党と誠意ある対話を続けたい。誠意ある対話の中からどういう結論が出せるかだ」と述べました。

さらに、次の衆議院選挙での獲得議席の目標について「自民・公明両党の議席を過半数割れに追い込む。そのために野党の議席を最大化するというのが現実的な戦略だ」と述べました。そして、候補者の擁立作業について「まずは『裏金大物議員』の選挙区で有力な候補者をあてられていない選挙区があるので、そこをまず埋めていく」と述べました。

代表選挙の詳細

立憲民主党の代表選挙は、1回目の投票で4人の候補者がいずれも過半数のポイントを獲得できず、上位2人による決選投票が行われた結果、野田元総理大臣が枝野前代表を抑えて新代表に選出されました。

代表選挙には、野田元総理大臣、枝野前代表、泉代表、吉田晴美氏の4人が立候補して国会議員と国政選挙の公認候補予定者、地方議員、それに党員・サポーターに割り当てられたあわせて740ポイントを争い、今月7日から選挙戦が展開されました。

23日は午後1時から東京・港区のホテルで臨時党大会が開かれ、22日までに締め切られた地方議員と党員・サポーターによるいわゆる「地方票」の結果が発表されたのに続き、国会議員と公認候補予定者の投票と開票が行われました。

1回目の投票結果

 

▽野田氏
国会議員 90ポイント
公認候補予定者 38ポイント
地方議員 58ポイント
党員・サポーター 81ポイント
合計267ポイント

▽枝野氏
国会議員 66ポイント
公認候補予定者 17ポイント
地方議員 71ポイント
党員・サポーター 52ポイント
合計206ポイント

▽泉氏
国会議員 58ポイント
公認候補予定者 26ポイント
地方議員 33ポイント
党員・サポーター 26ポイント
合計143ポイント

▽吉田氏
国会議員 56ポイント
公認候補予定者 17ポイント
地方議員 23ポイント
党員・サポーター 26ポイント
合計122ポイント

1回目の投票で4人の候補者のいずれも過半数を獲得できなかったため1位の野田氏と2位の枝野氏の上位2人による決選投票が行われました。

決選投票は、国会議員に1人2ポイント、公認候補予定者と各都道府県連の代表者に1人1ポイントずつの合計417ポイントで争われました。

決選投票の結果

 

▽野田氏
国会議員 144ポイント
公認候補予定者 60ポイント
都道府県連の代表者 28ポイント
あわせて232ポイント

▽枝野氏
国会議員 126ポイント
公認候補予定者 35ポイント
都道府県連の代表者 19ポイント
あわせて180ポイント

野田氏が枝野氏を抑えて新代表に選出されました。

一方、国会議員や公認候補予定者で23日の臨時党大会を欠席した人もいました。

野田新代表「私は本気で政権を取りに行く覚悟だ」

 

新しい代表に選出された野田氏は「私は本気で政権を取りに行く覚悟だ。衆議院の解散・総選挙は間違いなく、早い段階で実施されるだろうから、戦いの準備をきょうから始めたい。あすの午前中までには人事の骨格を決め、午後には両院議員総会を開いて皆さんに承認いただきたい」と述べました。

また、野田氏は「17日間の長丁場、フェアプレーで戦っていただいた候補者や応援団の皆さんに心から感謝申し上げたい。フェアプレーの究極は結果が出たらノーサイドにすることで、みんなの力を合わせて、心を合わせて『打倒自民党』で向かっていきたい」と述べました。

野田佳彦氏のこれまで

 

新代表に選ばれた野田佳彦氏は衆議院千葉4区選出の当選9回で、67歳。

松下政経塾出身で、千葉県議会議員を経て1993年の衆議院選挙に当時の日本新党から立候補して初当選しました。

2011年に民主党政権として3人目となる総理大臣に就任し、よくとしには、消費税率の引き上げを含む社会保障と税の一体改革の関連法を成立させましたが、直後の衆議院選挙で敗北し、政権を失いました。

その後、無所属などを経て、4年前の2020年に立憲民主党に参加しました。

おととしには、亡くなった安倍元総理大臣の追悼演説を行い「再びこの議場で、あなたと魂と魂をぶつけ合う真剣勝負を戦いたかった。勝ちっ放しはないでしょう」と呼びかけ、与野党からは名演説だったと称賛が相次ぎました。

今回の代表選挙では、当初は「『昔の名前で出てます』ではいけない」などとして立候補に慎重な姿勢を示していましたが、ベテランの小沢一郎・衆議院議員からの期待に加え、中堅・若手議員などから要請が相次いだことを踏まえ、立候補を決断しました。

野田氏は、政界でも屈指の酒豪として知られるとともに、平日はほぼ毎日、選挙区内の駅前に立って声かけなどの活動を行っています。

野田氏が最も忘れられないとしているのは2期目を目指した1996年の衆議院選挙で105票の僅差で敗れたあと、一睡もしないまま駅前に立った朝で、今でもその悔しさを胸に刻んでいるということです。

座右の銘は松下政経塾を設立した故・松下幸之助氏のことばで成功まで志を貫くという意味の「素志貫徹」(そしかんてつ)です。

候補者たちは

 

枝野元代表は、陣営の報告会で「結果はひとえに私の力不足に尽きる。きたる衆議院選挙や参議院選挙で勝ち抜き、国民の期待に応えて目指す社会をつくっていくため一兵卒として頑張っていきたい。『客寄せパンダ』としては、まだまだ役に立つかと思うので皆さんの応援に回らせていただく」と述べました。

泉前代表は、記者団に対し「『悔しくない』と言えば嘘になる。両横綱に上手投げをされた感じだが、まだまだ自分の修行不足だ。しこを踏んでやり直す」と述べました。その上で泉氏は「野田新代表には、挙党一致で選挙態勢を万全に整え、政策なども、これまでの蓄積を生かしてほしい。おかしな政治家を退場させて新しい政治をつくることを国民が求めているので、私も全力を尽くしたい」と述べました。

吉田晴美氏は、記者団に対し「野田新代表には、立憲民主党がどういう未来や社会をつくるのかを、思いきり発信してもらい、次の衆議院選挙で、絶対に政権交代まで持って行くことを期待したい」と述べました。また、みずからが代表選挙に立候補したことについて「まったく知名度が無い、新人の当選1回で挑戦した中で、みなさんの票はありがたく、本当に、希望だ」と述べました。

立憲民主党内の反応

安住国会対策委員長は、記者団に対し「決選投票も含めて野田氏に投票した。手腕は大変よくわかっているし、野党のリーダーとしてだけではなく総理大臣としてふさわしいということを国民に問うには非常に良いリーダーだと思っている」と述べました。また、ほかの野党との連携について「バラバラに戦って、結局は自民・公明両党が利するだけというのは、そろそろ卒業しなければならない」と述べました。

辻元代表代行は「やっと、政権を取りにいくための発射台に立てた。野田新代表は総理大臣経験者なので、自民党の総裁選挙で誰が勝っても、がっぷり四つで戦える。野田氏を先頭に、衆議院選挙で勝ち抜きたい」と述べました。その上で「飛行機でも鳥でも、高く飛ぶためには、右と左の翼でしっかりとバランスをとらなければならない。立憲民主党には多様な人がいるので、バランスをとって飛躍してほしい」と述べました。

小川前政務調査会長は、記者団に対し「衆議院選挙を間近に控えるなか、元総理大臣がみずから陣頭指揮に立つ重みをみんなで受け止めて支えていきたい。政治腐敗を改め、社会の停滞を打破していく責任を果たしてこその野党第一党であり、国民の期待や願いにしっかり応えていく」と述べました。

江田 元代表代行は記者団に対し「早速、解散・総選挙となるだろうから一丸となって戦い抜いて政権交代を果たす。私でできることであれば、何でも、その通りやりたい」と述べました。また今回の代表選挙について「吉田晴美氏が出たことで、フレッシュな視点から有意義な論戦ができた。ジェンダー平等や多様性を訴えている政党の代表選挙に女性が1人もいないという事態は避けられた」と述べました。

各党のコメント

自民党の梶山幹事長代行は「野田氏の新代表就任を心よりお祝い申し上げる。現在、自民党も総裁選挙を実施しており、今月27日に選出される新総裁とともに日本を取り巻くさまざまな重要課題に対し、与野党間で活発な政策論議が行われることを期待している」というコメントを発表しました。

日本維新の会の馬場代表はコメントを発表し「野党第一党を目指すわれわれとしては、野田新代表ともしっかり議論を重ね、政治改革をはじめとする諸改革を、競い合って進めていきたい。代表選挙で各候補者から出ていた、政策活動費や企業・団体献金の廃止などの主張は、ルールが国会で制定される前に、立憲民主党内で自主的に順守することを提案したい」としています。その上で「『自民・公明両党の過半数割れ』という目標は共有するが、まずは、きたる総選挙に、互いに全力でぶつかっていく」としています。

公明党の山口代表は「野田氏に祝意を表したい。野田氏は解散総選挙が近いと強調し政権を取る意志を示しているが、自民・公明両党は新たな総裁・代表のもとで結束して政権を維持し堂々と勝負していきたい」というコメントを出しました。

共産党の小池書記局長は記者団に対し「野田氏は各野党に話し合いを呼びかけていて応じるつもりだが、最初から『政権を共産党と一緒に担うことはできない』と断言していて誠実な態度とは言えない」と述べました。また「安保法制『戦争法』の廃止をすぐにはできないと言っているが、これは重大だ。野党共闘の一丁目一番地で、緊急の課題だ」と述べました。

国民民主党の玉木代表は旧ツイッターの「X」に「3年間苦しい中で党を率いてきた泉前代表には心からご慰労申し上げる。新代表のもと、立憲民主党がどのように変わるのか変わらないのか注目している」と投稿しました。

 

 

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