カテゴリ「ロシアによるウクライナ侵略」「米国史上最低の大統領 ドナルド・トランプ 」
おかげさまでネトウヨ公認会計士ブログを今のところ抑え込んでおります(笑)
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2025年10月10日にノーベル平和賞の受賞者発表が行われ、ベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏が受賞しました。
この人自体は大変問題のある人で、後掲の秋風亭師匠のコメントを読んでいただきたいと思いますが、昨年の日本被団協とは雲泥の差がある人物です。
しかし、驚くのは本気でノーベル平和賞が欲しかったトランプ米大統領の悔しがりよう(笑)。

ここまで人に気を使わせたらあかんで、ドナルド。
トランプ大統領は10月10日、ノーベル平和賞の受賞が決まったベネズエラの野党指導者マリア・マチャド氏から電話を受け、
「あなたこそ本当に受賞に値する。あなたに敬意を表しつつ、受賞する」
と伝えられたと明らかにしたうえで
「『だったら、私にくれ』とは言わなかった。
彼女はそうしたかもしれないが」
と受賞を逃した悔しさを全開にしています。
ドナルド、もうええ大人というかおじいちゃんやねんから、恥を知りなさいwww
トランプ大統領が国防総省を戦争省、国防長官を戦争長官と呼び変える大統領令に署名。これでノーベル平和賞を本気で狙っているのだからお笑いだ。そんなことよりガザでのジェノサイドを止めろ。
ホワイトハウスのスティーブン・チャン広報部長まで同日、SNSへの投稿で、トランプ氏が受賞しなかったことについて
「ノーベル賞委員会が平和より政治を優先したことの証明だ」
と言っているんですが、こんな恥知らずな政権、歴史上ありまへんなあ。
だいたい、トランプ大統領は自分は9カ月で8個の戦争を和平に導いたからノーベル平和賞受賞に値するとか何とか言ってるんですが、単にオバマがもらえたのに何でワシにはくれへんのや~というだけのことでしょう。
ちなみに、トランプ大統領はホワイトハウスの目立つ場所からオバマ大統領の肖像画をどこかに移してしまいました(-_-;)



わざわざ言うのがさらに恥ずかしい(笑)。
アメリカの下院監視委員会が、トランプ大統領から小児性愛容疑で逮捕された性犯罪者エプスタイン元被告人に送った「バースデーブック」を入手したと公表。女性の裸の絵の鼠径部に陰毛に似せてドナルドと署名
さて、笑い事では済まないのが、ウクライナを侵略中のロシアのプーチン大統領の談話です。
プーチン大統領は10月10日に記者団に
「現米国大統領がノーベル賞を受賞する資格があるかは私が判断することはできない」
としながらも、
「彼は複雑かつ数十年間にわたる危機の解決に尽力している」
と評価し、特に
「中東内の状況が最高の例示」
として
「彼は数年、数十年間続いた複雑な危機を解決するために多くの努力を傾けている」
と話したんです。

ロシアのアセット(資源)と言われる親露派のトランプ大統領に和平合意の仲介をさせて余裕のプーチン政権が、和平後のウクライナの安全の保証にロシアも参加させろと言い出した(呆)。
さらに、このプーチン氏がトランプ氏を持ち上げた発言に対してトランプ大統領がお礼を述べたという投稿をロシア国営スプートニクがしています。
『ロシアのプーチン大統領は「トランプ大統領は複雑かつ長期的な危機を解決するために、実際に多くのことをしている」と述べた。
訪問先のタジキスタンで記者会見を行った。
これは、ノーベル平和賞の発表を背景とした発言。
プーチン大統領は、平和のために何もしなかった人にノーベル平和賞が授与された例もあるとし、「これによってノーベル委員会はその権威を失った」との考えを示した。
トランプ米大統領は自身のSNSでプーチン大統領の発言を引用し、「ありがとう、プーチン大統領!」と投稿。
プーチン大統領が話している動画も添付した。』
【トランプ大統領、プーチン大統領の支持に謝意】
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) 2025年10月10日
🇺🇸🇷🇺ロシアのプーチン大統領は「トランプ大統領は複雑かつ長期的な危機を解決するために、実際に多くのことをしている」と述べた。訪問先のタジキスタンで記者会見を行った。… pic.twitter.com/fXeVlowP0K
最初にアメリカとロシアの国旗が掲げられているところにも注目。
中国の習近平国家主席に踊らされて欧米との「代理戦争」をしているロシアのプーチン政権。そして親露派のトランプ大統領はロシアとウクライナの停戦の時期が来た感じはしない、と言い出す(呆)。
最近トランプ大統領がロシア寄りの姿勢を修正して、ウクライナ寄りになったという評価も多いのです。
しかし、ロシアがトランプ氏への批判を決して述べず、プーチン大統領がトランプ大統領の功績を褒めたたえているこの現状を見れば、実際にはトランプ大統領は親露派のままであり、ロシアもトランプ氏をアセット(資源)と考えたままであることがよくわかります。
トランプ大統領がもう数十年KGBに洗脳されてきたのか、頭の中身が親露派であること以上に、有形無形の便宜をロシアから受けてきたことをばらされるとエプスタインファイル問題と同じく致命傷になるという、弱みを握られていて肝心なところではプーチン大統領に絶対逆らえない、という可能性もあるでしょう。
だいたい、トランプ氏は元祖TACOなんですから、ウクライナにトマホークを渡すなどと言っても前言撤回は日常茶飯事なことを織り込み済みにしておかないといけません。
世界最大の親露派であるトランプ氏よりははるかに小物の日本の親露派陰謀論者たちの、最近の右往左往ぶりも見苦しい限りです。
参政党が躍進して高市早苗氏が自民党の総裁になってから、スパイ防止法が現実のものになったといって警鐘を鳴らすのはいいのですが、だからXで私がリストに入れてる連中が自分たちを親露派と呼ばないでくれ、危険な目に遭うかもしれないからなどと口々に言っています。
いやいやいや、親露派かそうでないかはその人が内心でロシアを応援しているかどうかで決まるのではなく、客観的外形的にその人の言動で評価されるのです。
ウクライナ戦争3年半の間、自分たちが侵略しているロシアを非難した数と侵略されているウクライナを批判した数を比べてみたらいいんですよ。
明らかにウクライナ批判の方が多ければ、それは親露派と呼ばれますよね。もう取り返しは付かないんです。
高市氏や参政党やスパイ防止法を批判して反対運動するのではなくて、自分たちの身の安全ばかり気にしている親露派。
まあ究極の自己中、自分ファーストな連中です。
そもそも参政党も親露派陰謀論だから大丈夫だよ笑笑
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秋風亭遊穂さん
トランプ氏、ノーベル賞マチャド氏から電話受け「私にくれとは言わなかった」…受賞に未練にじむ
2025/10/11 12:24 読売新聞
#ノーベル賞
池田慶太
【ワシントン=池田慶太】米国のトランプ大統領は10日、ノーベル平和賞の受賞が決まったベネズエラの野党指導者マリア・マチャド氏から電話を受け、「あなたこそ本当に受賞に値する。あなたに敬意を表しつつ、受賞する」と伝えられたと明らかにした。パレスチナ自治区ガザでの停戦合意を仲介したことなどが念頭にあるとみられる。

マリア・マチャド氏=ロイター
トランプ氏はホワイトハウスで記者団に、マチャド氏の言葉について「とても素晴らしい」と述べた。「『だったら、私に(賞を)くれ』とは言わなかった。彼女はそうしたかもしれないが」と語り、受賞に未練をにじませた。トランプ氏は独裁色を強めるベネズエラのマドゥロ政権を批判しており、政権と対立するマチャド氏を「ずっと支援してきた」と強調した。
一方、米ホワイトハウスのスティーブン・チャン広報部長は10日、SNSへの投稿で、トランプ氏が受賞しなかったことについて「ノーベル賞委員会が平和より政治を優先したことの証明だ」と不満を示した。
トランプ氏は平和に尽力 「ノーベル賞委の権威失墜」―プーチン氏
時事通信 外信部2025年10月11日20時36分配信

ロシアのプーチン大統領=10日、タジキスタンの首都ドゥシャンベ(EPA時事)
ロシアのプーチン大統領は10日、同日発表のノーベル平和賞を切望していたトランプ米大統領について「同賞に値したかどうか私には判断できないが、彼は(幾つもの)複雑かつ数十年間にわたる危機の解決に尽力している」と持ち上げた。訪問先のタジキスタンで記者会見した。
「トランプ氏にささげる」 平和賞受賞のマチャド氏
発言は、ロシアが侵攻するウクライナやパレスチナ自治区ガザの和平を巡り、トランプ氏の外交努力を評価したもの。停戦に応じないプーチン氏に不満を隠さなくなったトランプ氏に対し、融和姿勢に戻るよう促す狙いがありそうだ。
プーチン氏は「平和のために何も貢献していない人々に授賞したケースもあった」と述べ、ノルウェーのノーベル賞委員会の権威は失墜したと主張した。トランプ氏が「何もしていないのにオバマ(元米大統領)に賞を与えた」と委員会を批判したことが念頭にあるとみられる。
トランプ氏はこの記者会見の動画を自身のSNSに掲載した上で「プーチン大統領よ、ありがとう」と記した。
米政治専門メディアのポリティコ欧州版は、ウクライナのゼレンスキー大統領が9月にニューヨークで会談したトランプ氏に「(米国製巡航ミサイル)トマホークを供与してロシアに圧力をかけ、停戦を後押しすれば、平和賞に推薦する」と訴えていたと報じた。プーチン氏は会見で「愚かだ」とゼレンスキー政権を批判した。
プーチン大統領「ノーベル平和賞、何もしていない人に授与した事例も」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.10.11 13:130 글자 작게
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ロシアのプーチン大統領 [タス=聯合ニュース]
ロシアのプーチン大統領は10日(現地時間)、「ノーベル委員会は平和のために何もしていない人たちに平和賞を授与した事例がある」と述べた。
ノーベル委員会がベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏を平和賞の受賞者に決め、トランプ大統領の受賞が不発に終わった点を意識した発言と解釈される。
タス通信などによると、プーチン大統領はこの日、タジキスタンのドゥシャンベで開催された独立国家共同体(CIS)首脳会議を終えた後、記者らに対し「誰がノーベル賞を受賞するかは私が決めることではない」としながらも、このように話した。続いて「そのような決定がノーベル賞の名声を大きく毀損した」と指摘した。
これに先立ち、ノーベル委員会は2021年と2022年の平和賞受賞者に、ロシア政府を批判したロシアのジャーナリストのドミトリー・ムラトフ氏と市民団体「メモリアル」をそれぞれ選定した。今年の受賞者のマチャド氏が対抗するベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領はプーチン大統領と友好的な関係にあり、5月のロシア戦勝節の軍事パレードにも出席した。
プーチン大統領は「現米国大統領がノーベル賞を受賞する資格があるかは私が判断することはできない」としながらも、トランプ大統領は平和を構築して複雑な国際問題を解決するために明確に努力していると評価した。
特に「中東内の状況が最高の例示」とし「彼は数年、数十年間続いた複雑な危機を解決するために多くの努力を傾けている」と話した。
プーチン大統領は近いうちに新しい類型の武器も公開すると予告した。
プーチン大統領は米国が核兵器実験をすればロシアも準備しているのかとの質問に「一部の国がそのような武器実験を考慮している」とし、他国が核兵器を実験すればロシアも同じようにする準備ができていると答えた。
また、ロシアが過去に言及した新型武器が開発中であり実験も順調に進んでいるとし、「近いうちに新しい武器を発表する機会があるだろう」と明らかにした。
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今年のノーベル平和賞はベネズエラの独裁政権に反対するマリア・コリナ・マチャド(Maria Corina Machado 以下マチャド)が受賞したそうです。ですが、この受賞は物議をかましています。
2/8、欧州極右が超国家主義、外国人嫌悪、イスラム嫌悪、反ユダヤ主義、ネオファシズムの旗を掲げてスペインに集結しました。その場になんと、イスラエルのリクード党(党首はネタニヤフ)とマチャドも出席したのだそうです。西側メディアの報道ではそこまで見かけませんでした。
Neo-Reconquista: From Latin America to Europe, the Christian far-right is joining Zionism in an Islamophobic crusade (THE NEW ARAB 25 Mar, 2025)
https://www.newarab.com/opinion/reconquista-christian-far-right-joins-zionism-neo-crusade
イスラエルと欧州極右の関係強化について、記事では「パレスチナ人に対する大量虐殺を無条件に支持することに加えて、これらのヨーロッパ政党は、イスラム嫌悪的な人種差別主義と、イスラエルへのユダヤ系ヨーロッパ人の移住に対する肯定的な評価をシオニスト政府と共有し、シオニズムとのつながりを利用して反ユダヤ主義的な立場を隠そうとしている。」と評価しています。そしてマチャドについては、ベネズエラ難民を擁護するのではなく、むしろ彼らを利用してベネズエラへの外国の介入を呼び込もうとしているとしています(これは酷い)。外国の介入=マドゥロ政権崩壊でしょう。マドゥロ政権の独裁・圧政は批判されるべきですが、このやり方はだめですね。彼女はこう発言しました。
引用開始----
ベネズエラは今日、西側にとって最大の脅威です。(…)犯罪ネットワークは(…)意図的に移民を促進し、彼らを我々の社会や家族、そして諸国の安定を弱体化させる手段として利用しています。(…)これは世界的な戦争であり、あなた方は我々の同盟国です
引用終わり----
だから昨年8月、現米国務長官のルビオ氏らが彼女を平和賞に推薦したのでしょう。
さらにベネズエラ・ヴェンテ党(代表:マチャド)は2020年、リクード党と協力協定に署名、「政治、イデオロギー、社会問題で協力するとともに、戦略、地政学、安全保障などに関する問題で協力を進め、運用上のパートナーシップを構築することを約束する。・・・・」とのこと。ですからハマスの戦争犯罪を伴う奇襲においても、「テロ攻撃」を批判し、「いかなる犠牲を払ってでも、いかなる形態であれ、テロリズムは打ち破らなければならない」と訴えました。
Nobel Peace Prize winner Mara Corina Machado supports Israel’s war and Benjamin Netanyahu? Here are the facts (THE WEEK October 10, 2025)
https://www.theweek.in/news/middle-east/2025/10/10/nobel-peace-prize-winner-mara-corina-machado-supports-israel-s-war-and-benjamin-netanyahu-here-are-the-facts.html
おそらくマチャドはガザのジェノサイド批判はしないでしょう。ちょっと今年の平和賞は複雑な気持ちです。