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こちらではお初にお目にかかります。弁護士・元ロースクール教授、宮武嶺の社会派リベラルブログです。

社民党の党首選が福島みずほ現代表と大椿ゆう子前副党首の決選投票に。長期間、社民党の主張が世間に知ってもらえて実にめでたい。ラサール石井さんもお疲れさまでした。

社民党が衆院選沖縄2区でオール沖縄を分裂させて自民が初めて4選挙区独占。そのため沖縄で現役県議3人を含む8人が離党して社民の沖縄県議がゼロに。3月の社民代表選は福島みずほ党首は出馬せず、大椿ゆう子氏とラサール石井氏で争うべきだ。



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 13年ぶりとなった社民党の党首選。

 公示から今日の開票までの期間が自民党や立憲民主党など他党に比べて長く、その間何度も各候補の主張が報道されたので、実にいいことだと思っていました。

 さらに今日2026年3月23日の開票でなんと大椿ゆう子候補が予想外の善戦!で、過半数を制する候補者がおらず決選投票となりました。

 社民党党首選挙の再選挙は初めてで、4月4・5日投票、6日開票の日程で行われるそうです。

 得票数は現党首の福島みずほさんが1876票、大椿ゆう子前副代表が1297票、ラサール現副代表が967票を獲得し、福島氏の得票数は当選に必要な有効投票の過半数に達しなかったための決選投票です。 

 社民党のみなさんは候補者も党員も支持者も大変でしょうが、社民党の露出期間がさらに伸びたわけで、本当に良いことだと思います。

www.youtube.com

議員も一般党員も関係なく一人一票という社民党の党首選の制度は他に類を見ない、素晴らしく民主主義的な制度だ。

社民党唯一の衆議院議員である新垣邦男氏が離党表明。党勢拡大のために福島みずほ代表に衆院への鞍替えを求めたのは正しい。福島氏は衆院へ。そして、次の参院選では大椿ゆうこ氏を擁立しよう。

 

 

 社民党党首選が決選投票になったことは、ついさきほど労働組合運動の専従のレバ子さんのブログ「シン・社会主義研究会」が更新され、表題が

「社民党党首選決選投票へ」

だったので知りました。

 レバ子さんも

「社民党の現状を変えたい党員は多くても、党首選を開かないので結局無投票再選ばかり繰り返し、党内にものを言える雰囲気を失っていった事を今回どう総括できるか4月6日まで論戦が続きます。

 率直に言ってこの結果は驚き半分、嬉しさ半分です。

 硬直化した党組織をまだまだ変革させたい人達がいると言う事に社会民主党の火は消えていない事を明らかにしました。」

と書いておられますが、本当によかったです。

 れいわ新選組の支持者?だったころより一皮むけたラサール石井さんが三つ巴の選挙戦にしてくれた功績がまたも大だとも思います。

社民党首選に3人届け出 23日開票、再建策争点 - 日本経済新聞

ラサールさんの選挙戦での語りが毎回実に大人で、配慮があって、マイルドで、しかも筋が通っていて本当に良かった。

同じ進学校出身でも、うちの西村康稔の2万倍くらいええ政治家や(笑)。

 

 

 そのレバ子さんは続けて

「ただやはり今までまともに向き合ってこなかったのか経済政策で具体的な数字を突っ込まれると弱い。何でも反対の社会民主党ではなく西欧式を参考にし、日本で新しい社会民主主義の道を歩めるよう大いに議論し、大いに政権与党たる資格、小さくても存在感ある政党を目指してほしいのは私のような口が悪い党の周辺者の願いです。」

と書いておられます。

 まさにkojitakenの日記さんの古寺多見さんも何度もおっしゃってきたように、日本にも本格的な社民政党は必要不可欠です。

参考記事

kojitakenの日記 さんより

ラサール石井を立てて辛うじて国政政党要件を守った社民党の福島瑞穂党首は、社民主義政党とは到底いえない現状をどう立て直して次代にバトンタッチするつもりか

 

『踏みとどまった社民党 「老舗」の弱点と長所 佐高信さんの実感(毎日新聞)』。硬骨の評論家佐高信氏「とはいえ社民には老舗の味がある。新自由主義に真正面から対峙できるのは社会民主主義をおいてほかにない」

 

 

 それに関連してなのですが、中道改革連合の小川淳也代表が3月19日に日本記者クラブで記者会見を開いた中で

『今後の具体的な取り組みとして、新年度から新たな社会ビジョンや国家観の議論をスタートさせ、今国会中に一定の目処をつけたいと表明した。

 目指すべき社会像として、北欧諸国をモデルとした「競争力のある福祉国家」を掲げた。

 これは、政治への高い信頼と主権者教育を前提に、一定の国民負担と安心できる社会保障を両立させ、産業構造の転換や経済成長を促すビジョンである。

 同時に、スキャンダル追及に明け暮れる野党のあり方を刷新し、国家経営機能を担う「令和の国会改革」を政策の両輪として推進していく意向を示した。』

と言ったので、非常に良いことだと思ったんです。

 立民創設者の枝野幸男氏、その次の泉健太代表、そしてもちろん野ダメこと野田佳彦代表も、立民が社民主義を目指すなどということは言ったことがありません。

中道改革連合・小川淳也代表が日本記者クラブで会見、衆院選敗北を総括 「競争力のある福祉国家」実現を提唱 | 黃信維(コウ・シンイ) | ニュース -  風傳媒日本語版

小川代表の長所である「育ちの良さ」が出始めたかな。

日本共産党・れいわ新選組・社民党の代表質問がない通常国会が始まった。そして中道改革連合の小川淳也代表の質問が何かユルイ。

 

 

 自称社民党の「口が悪い党の周辺者」(笑)であるレバ子さんに言わせれば

「社民党には社会党時代からのベテラン党員も少なくないですが、いまだに冷戦を引きずっているのか西側諸国悪玉論、ソビエト、第三世界良玉論で、現在のアメリカを見れば悪の化身のように感じるのは理解できますがいい加減そこから脱却しないと政権構想は難しいです。

 立憲民主党が自滅のような政局をしたのでしっかりと左から引っ張る役割も社民党には残されています。

 かつての右派や左派はもうなくなり、政権を目指せる社会民主主義政党は必須になります。

 生まれ変わりましょう。」

とのこと。

 社民党も中道改革連合も生まれ変わって、新しい社民主義政党の合流を見てみたいなと、ちょっと楽しみができました。

社民党が13年ぶりに党首選挙(3月23日開票)。福島みずほ党首、ラサール石井副党首にも敬意を表するけれども、今回は労働運動の旗手である大椿ゆう子元副党首が勝って新党首になってもらいたい。

 

 

編集後記

2月の衆院選沖縄選挙区問題で、福島さんと大椿さんの間には亀裂が走っているとは思うんです。

でも、党首選の間にまた修復していること、党首選が終わったらノーサイドになれることを、周辺の気弱な人間として切に祈ってますよ。

 

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社民党党首選に立候補し、記者会見する(右から)福島瑞穂氏、ラサール石井氏、大椿裕子氏(4日、国会内)

社民党の党首選が23日開票され、立候補した3氏はいずれも当選に必要とされる過半数の票を獲得できなかった。福島瑞穂党首と大椿裕子元参院議員の上位2人による決選投票として再選挙が即日告示された。投票は4月4、5両日に行われ、6日に開票されて次期党首が決まる。ラサール石井副党首は決選投票に残れなかった。

社民によると、党首選の有権者である党員と協力党員は計5041人。有効投票は4140票で、福島氏が1876票を得てトップだった。大椿氏1297票、ラサール石井氏967票と続いた。無効が122票あった。

党首選が選挙戦となったのは2013年以来。福島氏は党首に返り咲いた20年から連続3回、無投票で当選していた。〔共同〕

 

 

【社民党党首選ネット討論会】の大椿裕子氏、ラサール石井氏、福島瑞穂氏が経済政策や党勢拡大について激論!(MC今野忍記者)

2026/3/21

選挙ドットコム編集部

3月20日の公開の「選挙ドットコムちゃんねる」は社会民主党党首選のネット討論会を生配信!立候補した前参院議員の大椿裕子(おおつばき・ゆうこ)氏、参院議員で副党首のラサール石井(らさーる・いしい)氏、参院議員で現党首の福島瑞穂(ふくしま・みずほ)氏の3人が出席し、政治ジャーナリストの今野忍記者がMCを務め、今後の党勢拡大や政策に関する意見を交わしました。

(※候補者とMCの発言内容は要旨をまとめています)

日米首脳会談に関する受け止め

MC今野記者:最初のテーマに入る前に、今日の日米首脳会談についての感想を率直に教えてください

大椿裕子氏(以下、大椿氏):最初のビックハグには驚きましたけれども、それと同時にですね、現在戦争を仕掛けている相手に対して、「世界の平和をもたらすのはドナルドだけだ」という風な発言があったことには大変驚きました。イランとか他国との関係性を悪化させる一言になりはしないかなと危機感を持ってます。

MC今野記者: 逆に大椿さんだったらどう言いました?

大椿氏: そうですね。「この戦争を停止することはできませんか?停止に向けて議論しましょうよ」という風に必ず言うと思います。

MC今野記者:ありがとうございます。ラサールさんお願いします。

ラサール石井氏(以下、ラサール氏):最悪の事態を考えると、だいぶまともだったなとは思いました。少なくとも、艦隊を出して自衛隊を出すっていう約束はしなかった。それは高市(早苗)さんのおかげというより憲法9条の歯止めのおかげだなと思っています。ただ「ドナルドだけだ」(という発言)っていうのは、練習して書いておかないと絶対言えないことだから一生懸命考えて言ったんだなと思いますが、当たってない。国際法に反する先制攻撃をし、160人以上の少女たちを殺し、その戦果を笑顔で話す人が世界に平和をもたらすとは思えない。

MC今野記者: ラサールさんだったら何て言いました?

ラサール氏:もちろん、派遣っていうのは日本国憲法があるのでできないということと、1日も早くこの戦争をやめて元のテーブルに戻りましょうということを提案します。

MC今野記者:ありがとうございます。福島さんお願いします。

福島瑞穂氏(以下、福島氏):私も「世界に平和と繁栄をもたらすことができるのはドナルドだけだ」という(発言)のには驚きました。これは本当にブラックジョークではないけれど、全く真逆のことを言っていると思いました。というのも、トランプ大統領自身が国際法違反の攻撃を仕掛けている当事者ですから。「世界の平和と繁栄を壊しているのはドナルドあなたですね」と言うべきじゃないですか。真逆のことをしれっといえるのに驚きました。それと、こういうことを言うことが世界に対するメッセージとして間違っている。日本の総理大臣がこれを国際法違反だと思ってなくて、トランプ大統領を評価してるっていうのは、世界への衝撃ですね。

MC今野記者:福島さんだったら何て言いますか?

福島氏:どっちが悪かったかという議論ではなくて、例えば、とにかく停戦してテーブルにつくべきではないかという風に言うと思いますね。 私がもし総理大臣だったら国際法違反だと言うでしょうね。他の首相も結構言ってますからね。

テーマ1:党勢の立て直しと組織の刷新

ラサール氏: 党首選をちゃんと選挙でやって、何よりもメディアに取り上げてもらって社民党を活性化する、社民党を知ってもらうことが必要です。本当は5人くらい、若い人にも出てもらって、れいわ(新選組の代表選)みたいにしたかったけど、結果3人しか出なかった。それでも、お互い意見を言って選挙をすると、これから社民党が何をするか知ってもらうチャンスになる。私はまだ入って8カ月ですけど、活性化することの方が大事だと思っています。社民党は社会党から80年続き、高齢化が進んで組織としてはちょっと硬直化している。現場には若い人もいるけれど、なかなか意見がうまく上に上がらないという声をよく聞くので、スピーディーさと風通しの良さを作りたい。

MC今野記者:社民党は過去2回の国政選挙でも国政要件は満たしたけれど、衆議院では議席を失うなど、勝ちとは言えない状況が続いています。福島さん、党首としてこの衰退の責任をどう感じているのか、また他の人に任せるのではなく今回も自身が立候補する理由は?

福島氏:確かに、選挙は厳しい結果で、衰退している責任の一端は私にもあると思っています。だからこそ社民党を立て直して頑張りたいと思っています。社民党が衰退した理由は色々あり、もっと発信や風通しを良くするとか、自治体議員を増やすなどしなければならない。そして社民党は2020年の立憲民主党への合流問題を経て「やっぱり必要だから」と残った。自治体議員も含めてかなり立憲民主党へ移った面もあります。しかし、その後の2022年参院選は2021年衆院選よりも得票数を増やした。だから、確かに衰退して議員や党員は減っているけれど、党員一人ひとりは頑張っています。今まさに、武器輸出や敵基地攻撃能力の開発が進み、憲法が破壊されていっている。そんな中で護憲の先頭に立ちます。生活面でも、防衛予算だけ上がって医療や介護、福祉、教育が圧迫されている。今こそ平和と社会民主主義の社民党の出番だと思っています。

MC今野記者:それでは、大椿さん、今回は国会議員ではない立場で党首選に臨まれています。その理由と、党の再生方針をお願いします。

大椿氏: 私は2年前も党首選に出ようと思ったんですが、断念せざるを得なかったことがありました。実質、選挙がない党は民主主義が衰退すると思っていたので、今回は絶対選挙にしたかった。私は非議員ですが、次世代を作る取り組みを真剣に考えなきゃいけないと思っています。私より下の世代をきちんと役職に就け、育てていく過程を先輩方に見守り・支えていただきたい。色んなところで高齢化が進んでいる中で、次世代をつくることができていないのが私の危機感としてあります。

政策としては、特にこの10年で喫緊の課題となるであろう労働と農業を社民党の重要な政策として打ち出す。特に、私は非正規労働者としてクビを切られた当事者で、非正規労働者2000万人、アンダークラス890万人と言われています。この方々にアプローチして支持を得られれば、社民党は(国政選挙で)7議席は取れるはずです。労働組合や労働問題に依拠してきた政党だからこそトコトン労働問題に軸足を立てて取り組みたい

テーマ2:推しの国内経済政策は?

MC今野記者:社民党として今の『推し』の経済政策というと何か、それを選ぶ理由と実現性も含めてお願いします。

福島氏: 衆院選でも訴えた消費税ゼロと、公平な税制の実現です。法人税を累進課税制にするとか、公平な税制の実現をして税金の取り方と使い道を変える。軍拡予算ではなく医療・介護・福祉・教育に税金を使い、雇用も立て直す。非正規雇用の入り口規制をして正社員を原則にする、非正規雇用の待遇改善もする。安心して働き、そして望めば子供を生み育て、安心して年を取ることができる社会をやって、みんなを応援することが社民党の経済政策です。

MC今野記者:消費税ゼロをいきなりやるならば、社会福祉にかけている財源30兆円はどうしますか?

福島氏:財源は、公平な税制の実現で法人税や所得税の累進課税を元に戻すこと、大企業の内部留保600兆円への課税の3つを組み合わせ、あとは金融所得課税や税制を見直し、30兆円(の財源確保)は可能だと社民党は試算しています。

MC今野記者:ラサールさんお願いします。

ラサール氏: 「経済政策」という言葉は難しいので、皆さんの生活・暮らしを直接良くすることをはっきり見せていかないといけない。例えば、家賃が高すぎる。家賃補助を出す、法外な家賃をかけられないような目安をつくる、公共の建物(住宅)を増やすなどして家賃を下げることに特化したい。あと大学までの無償化。奨学金もゼロにしようとすると17兆円かかるのですが、奨学金を補助するとか、今返している人の税額を控除するとかして、若者の生活を地獄にしないようにしたい。このように、いくつか生活に特化した、国民の生活防衛政党にシフトしていかないといけない。

MC今野記者:大椿さんお願いします。

大椿氏: 経済政策を考える上でも、雇用の問題が一番大事だと考えています。非正規労働者が30年間増え続けている。つまり、本来正規で雇うべき仕事を非正規に置き換えたことで、まともに税金を納められない層を国が作ってきた。これから先、雇用の問題は国が最も議論しなければならない。安定した雇用を保証していく、非正規から正規へもそうだが、そもそも非正規雇用を増やさないようにする入り口規制の法整備が必要。非正規雇用で雇ってもいい仕事を限定的にしていく制度が必要だと思っています。雇用期間に定めのない雇用を増やしていくことは使用者の裁量でできると考えています。

テーマ3:辺野古の事故と平和学習について

MC今野記者:コメントでも多くご質問をいただきましたが、辺野古沖で痛ましい事故が起きました。法律的な問題も出てきていますが。

福島氏: 私も何度も船に乗ったことはあります。亡くなられた方には心から哀悼の意を申し上げます。今回のことで検証は必要ですが、沖縄での平和学習そのものが否定されたり、なくなったりしてはいけない。

大椿氏: 私も乗船したことがあります。ニュースに触れるたびに胸が痛いです。修学旅行として受け入れる以上、学校も受入れ団体側もより安全性には慎重である必要があった。特に、海上での安全性確保については反省すべきを反省し、改善しなければいけない。

ラサール氏: 建設中の辺野古基地は陸側からは見えない。だから(海に出て)見てもらいたい側と見たい側の気持ちで行われたと思うが、許可の問題などがあったのなら改善すべき。ただ、これをもって反対運動そのものを叩くという論調は短絡的と感じます。

候補者同士のクロストーク

大椿氏:私は次世代育成を大きなテーマに考えています。 若い党員も入ってくださっている中で、どう生かしていくのか、これまでの運動を次の世代につないで育てていくビジョンを福島さんとラサールさんに聞かせていただきたいです。

福島氏: 社民党は自治体議員で若い人も中堅も、女性も男性もみんながんばっている。だから社民党がもっと体力をつけて国政に送り出せる力をどう持つか。今回、私は増やす 育てる 未来へつなぐプロジェクトという党の改革案を作りました。 一つは社民党の底力をアップで、割と若い人とか、後継者という意味で新人になる場合もあるでしょうが、ラサールさんと話していて、全国11ブロックの全てでミニ政治スクールをやって、立候補したいなと思う人に来てもらい、 立候補につなげ、当選まで私たちが伴走して行くということで、様々な世代の自治体議員を作る。次世代や党を背負っていく人たちがさらに出る。それから若い世代による発信を応援するとか次世代の政策立案をしてもらう。

ラサール氏:世代交代というのは、急に空いたポストに若い人についしてもらっても難しい。「代行」とか「副」とかの役職をもっと若い人に。今ある社民党ユースを活用し、意見を取り上げ、人材を登用する。

大椿氏:党内に少ない40代や50代は「ロスジェネ世代」や「就職氷河期世代」ですごい社会の課題を分かっている世代です。だからこの世代を社民党の中でしっかりと生かしていただくビジョンを持ってもらいたい。それと、当選まで伴走という言葉がありましたが、私ここが社民党できてないところだと思ってるんです。 挑戦してくれた人でも簡単に通りませんよね。私も5回落選してますから。でも、こういう人をきちんと支えて伴走して議員にしていく。お金ももちろん必要ですが、ここを徹底しないと人は育たないと思います。党首からその言葉を聞けたので、是非実現していきたいと思ってます。

ラサール氏:大椿さんは労働問題のプロフェッショナルなので働いていただきたいです。どういう働き方のビジョンがありますか?

大椿氏:社民党は労働問題の中でも非正規雇用の人たちに向けた政策を手厚くしていく必要があると思っているんですね。非正規を増やした結果が正社員の労働条件の悪化や低賃金の固定化につながってきてると思うので、やはり非正規労働者の人たちに向けた政策を作っていく。そのためには全国の都道府県連合が毎月必ず町に出て労働相談を行うその姿をしっかりと見せて、そこから吸い上げてきた声を政策に反映していくという地道なことをしていかない限り、ここまで小さくなった社民党の信頼は取り戻せない。自分が仕事で干されてクビを切られた時でも相談しに行けばいいんだと思われる存在にもう一度ならなきゃいけない。

福島氏:私は社民党が本当に好きで社民党を残して大きくしたい。ラサールさんの思う社民党の良いところと伸ばすべきところを教えてください。

ラサール氏:良いことは言ってるんですよ。ずっと同じことを言ってるんです。ただ、「また護憲や平和だろ」、「もう聞き飽きた」とか、「もう分かったよ」とか。大事で当たり前のことで、ブレないのは素晴らしいんだけど、それをアピールしたい。社民党が素晴らしいのは間違いないので、社民党のことを考えるとちょっと胸がほっこりして、笑顔が出るぐらいの政党にしたいわけです。

候補者3人からのメッセージ

今野: ありがとうございました。最後にお一言ずつ。

福島氏: 何としても党首に選んでいただきたいと思っています。というのは、これだけ憲法が破壊され、戦争や憲法改悪の危機がある中で護憲の先頭に立ちます。もう一つ、社会民主主義です。 ニューヨークのマムダニ市長ではないけれども 、民主社会主義で正反対にすると社会民主 主義ですよね。今私は安心して暮らせる社会を多くの人は望んでいると思うんですね。だから、そういう社会を全力で作っていきます。その先頭に立って頑張るのでよろしくお願いします。増やす、育てる、未来へつなぐ、社民党リブート。 社民党を改革して、社民党をもっと面白く、もっと楽しくもっと魅力的にして、たくさんの市民と社民党を大きくしていきたいと思います。政治を変えましょう。

ラサール氏: まだ国会議員なって8カ月でございますけれども、過去、俗に言う『タレント議員』という方いっぱいいらっしゃいますが、おそらく私が一番働いていると思います。真面目にやっております。 そして、もし私が党首になったら、おそらくですね、皆さんから大丈夫かという声も出ると思いますが、少なくとも、ものすごく変わったという感じにはなると思います。そのことが実は大事なんじゃないでしょうか。もちろん、この3人の誰が党首になっても、これまでやってきたことをやる、そして自分たちも頑張ることは変わらないのでありまして、とにかく社民党が大きく変わらなければ埋没してしまう。今 本当に変わろうとしてるということをお知りいただいて、注目していただきたいと思います

大椿氏:13 年ぶりに選挙戦になって私はとても嬉しいなと思ってます。やっぱりこの選挙っていうのはただ党首を誰にするかっていう選挙だけじゃなくって、社民党の党員もサポーターも、別に社民党に興味のない人たちも含めて、今ここまで小さくなった社民党を一体どうしたらいいんだと考えてもらう、議論する場を作ることが選挙の大きな意味だと考えています。

MC今野記者:立候補者の皆さん、ありがとうございました!

動画本編はこちら!

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中道改革連合・小川淳也代表が日本記者クラブで会見、衆院選敗北を総括 「競争力のある福祉国家」実現を提唱

2026-03-22 14:03
黃信維(コウ・シンイ)


小川淳也中道改革連合代表は会見で、合流劇によるアイデンティティ喪失が衆院選敗因と総括し、無党派層への訴求と「競争力のある福祉国家」を軸とした党再建を誓った。(写真/日本記者クラブ提供)
小川淳也中道改革連合代表は会見で、合流劇によるアイデンティティ喪失が衆院選敗因と総括し、無党派層への訴求と「競争力のある福祉国家」を軸とした党再建を誓った。(写真/日本記者クラブ提供)

目次
衆院選敗北の要因と中道勢力の結集
「北欧モデル」を掲げた国家像と国会改革
安全保障と経済政策への厳しい視線

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中道改革連合の小川淳也代表は2026年3月19日、日本記者クラブで記者会見を行った。1月の衆院選における敗因の総括や、今後の党再建に向けた方針を表明した。国会運営については、巨大与党による「数の力」を見せつけられた不本意な審議であったと振り返り、国民生活の安定と国会の尊厳を両立させる暫定予算の必要性を訴えた。

また、高市首相の訪米に先立ち、公明、立憲民主の両党首とともに木原官房長官と会談し、邦人や日本関連船舶の安全確保、エネルギーの安定供給、自衛隊派遣における国内法の制約について申し入れを行ったことを報告した。さらに、緊迫する中東情勢を巡りイランおよびイスラエル大使と面会し、戦線拡大阻止と外交的解決を直接呼びかけたという。

衆院選敗北の要因と中道勢力の結集
衆院選での大敗については、高市政権の高い支持率が逆風となったことに加え、選挙直前の唐突な合流劇によって、立憲民主党と公明党がそれぞれ保持していたアイデンティティが崩壊したことが最大の敗因であると分析した。

小川氏は、左右の極論が蔓延する時代において、暴力的な決着を避けるためには中道勢力の結集が不可欠であると強調。現在自らに課せられた使命は、党のアイデンティティを再確立し、非自民勢力の中核として他党と歩調を合わせることだと述べた。国民の支持拡大なくして3党の本格的な合流はあり得ないとの認識を示した。

「北欧モデル」を掲げた国家像と国会改革
​今後の具体的な取り組みとして、新年度から新たな社会ビジョンや国家観の議論をスタートさせ、今国会中に一定の目処をつけたいと表明した。目指すべき社会像として、北欧諸国をモデルとした「競争力のある福祉国家」を掲げた。これは、政治への高い信頼と主権者教育を前提に、一定の国民負担と安心できる社会保障を両立させ、産業構造の転換や経済成長を促すビジョンである。同時に、スキャンダル追及に明け暮れる野党のあり方を刷新し、国家経営機能を担う「令和の国会改革」を政策の両輪として推進していく意向を示した。

安全保障と経済政策への厳しい視線
​外交・安全保障分野では、安全保障関連法の「存立危機事態」について、条文削除は求めないものの、政府の恣意的な解釈を防ぐため極めて厳格かつ限定的な運用を求めていく姿勢を示した。憲法改正を巡っては、イデオロギー的な改憲論には反対しつつも、9条1項の戦争放棄と2項の戦力不保持を堅持した上で、必要最小限の実力組織として自衛隊を明記する実務的な議論には応じる余地があるとした。

経済政策に関しては、高市政権の積極財政は名目成長率が長期金利を上回ることを前提としており、結果的に円安と資産インフレによる実質的な国民負担増を招いていると厳しく批判した。1ドル160円に迫る行き過ぎた円安は国力の低下そのものであると強い危機感を表明。日本銀行の同意人事において、リフレ派で高齢の候補者に反対した理由を説明した。

最後に小川氏は、党の支持基盤として最大のボリュームゾーンである無党派層への浸透が不可欠であると強調。同郷で長年の因縁がある国民民主党の玉木雄一郎代表との連携についても強い意欲を見せた。現状を新たな展開に向けた分岐点である「節」と表現し、党と日本の再生に向けた決意を語り、会見を締めくくった。

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​​​​​編集:小田菜々香

 

 

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