
10月7日からだけでももうハマスの20倍くらい人殺しをしておいてよう言うわ。
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ロシアのプーチン大統領とイスラエルのネタニヤフ首相が言っていることがそっくりなので驚きました。
プーチン政権によるウクライナ侵略の方が先で、先に言い出したことなので、たぶんネタニヤフ首相がプーチン大統領に倣った、というか独裁者の言い分は似てくるということなのでしょう。
まず、プーチン大統領はウクライナとの停戦・協議開始の条件として
1 ウクライナの非ナチ化=ゼレンスキー政権打倒
2 ウクライナの中立化=NATO加盟の阻止
3 ウクライナの非軍事化=ウクライナ軍の武装解除
が前提だと言い続けています。


ウクライナを侵略しているロシア政府のプーチン大統領が「戦闘は悲劇だ。ただ、ロシア側が和平交渉を拒否したことは一度もない」「私たちはどのようにしてこの悲劇を止めるのか考えなければならない」(呆)。
これにうり二つなのですが、ネタニヤフ首相が2023年12月25日の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)に寄稿した論説で
1 ハマスの壊滅
2 パレスチナ社会の「脱過激化 」
3 ガザの非武装化
がハマスとの戦闘で和平を達成するための3つの前提条件だと書いたのです。

12月25日にハマスに対する地上作戦を続けるガザ地区を視察し、今後数日間でハマスとの戦闘をむしろ強化すると述べたネタニヤフ首相。
イスラエルのネタニヤフ首相がガザについて「イスラエルが無期限で全体的な治安の責任を負う」とイスラエル軍の無期限駐留を明言。だからただの「戦闘中断」や「停戦」ではなくイスラエル軍の即時撤退が必要だ。
全く、ネタニヤフ首相もプーチン大統領もパレスチナ市民やウクライナ市民の生殺与奪の権利を握っているかのような言動で、まさに何様のつもりかという感じですが、ネタニヤフ首相もこれまたプーチン大統領と同じく自軍の戦争犯罪を全否定して
「ハマスの壊滅において、イスラエルは引き続き国際法を完全に順守して行動する」
とこの論説で言い切っていますから呆れたものです。
ネタニヤフ政権の国防相はハマスのことを「獣人」と呼んだのですが、ネタニヤフ首相はクリスマス休戦をしないことを
「我々の地域では(クリスマスにあるべき)平和も善意もありません。我々が対峙しているのは『怪物』です」
「この戦いはイスラエルだけでなく、文明世界と野蛮人との戦いです」
と言ってハマスを人間扱いしていません。

イスラエル軍の戦争犯罪でガザ北部の全病院が稼働停止。イスラエル陸軍に包囲されたガザ最大のシファ病院では未熟児ら34人死亡。軍は即時撤退、ネタニヤフ首相はパレスチナ自治政府と和平協議を開始せよ。
そして、イスラエル軍はハマスばかりか無辜のガザの市民を完全包囲して食料・水・エネルギーを断ち、空爆と地上侵攻を続け、4割の子ども対を含む2万人以上の市民を無差別殺戮しているのです。
にもかかわらず、国際法を完全に順守しているだなどと言い張るネタニヤフ首相に対しては恐怖しかありません。
国連安保理は12月22日、人道支援の拡大を求める決議を採択しましたが、決議が求めたのは
「敵対行為の持続可能な停止のための条件を作り出すこと」
で、イスラエル軍の即時撤退はおろか、
「戦闘停止」
という文言さえ入っていません
元の決議案には「敵対行為の停止」が盛り込まれていたのですが、アメリカ政府がまた拒否権を発動するぞと脅して表現が後退したのです。
イスラエル政府を支持しつづけてきたアメリカ政府は、人道的停戦を求める決議案も拒否権を使って葬っており、そのたびにネタニヤフ首相がバイデン大統領に謝意を述べるという双方の悪党ぶりです。

イスラエルのネタニヤフ首相は23日夜、米国のバイデン大統領と電話協議し、パレスチナ自治区ガザ地区への人道支援拡大を求める国連安全保障理事会決議をめぐり、米国の対応に謝意を伝えた。
バイデン大統領はこの電話協議でネタニヤフ首相に「戦闘停止は求めなかった」と認めた(呆)。
バイデン米大統領がハマスとロシアを同列の脅威として「近隣の民主主義国家を完全に破壊しようとしている」。違う!ウクライナを侵略しているロシアと同列に論じられるべきはアメリカが支援するイスラエルだ。
ハマスのイスラエル攻撃から2か月。イスラエル軍によるパレスチナ人の死者は1万7000人。亡くなった子どもは7000人、犠牲者のうち「戦闘員」はたった5000人なのにイスラエル軍が「とても良い効率」。
しかし実は、このようなネタニヤフ首相の人を人とも思わない言動には裏付けがあり、イスラエルのシンクタンクである「イスラエル民主主義研究所」の世論調査によると、
「イスラエルは軍事作戦の継続を計画する際に、ガザ市民の苦境を考慮する必要があるか」
という問いに対し、計69・3%が
「全く考慮する必要はない」「ほとんど考慮する必要はない」
と答えたのだそうです。
しかしこれは、イスラエル政府による情報操作によるところも大きいでしょう。
イスラエル軍がガザ地域最大のシファ病院への突入を正当化するためにハマスの本部だったことを「証明」する武器の映像を公開。しかし英BBCに「『司令部』だというには十分だと思えない」と一刀両断にされる。
なにしろ、この世論調査では約8割が、
「軍は国際法を順守しようと努力している」
とも回答しているそうですから。
これは安倍政権と電通に支配された日本のマスコミ以上に、イスラエルの報道機関が戦時の緊急内閣であるネタニヤフ政権に抑え込まれていて、ガザ地域の被害を報道していないことも大きく影響しているでしょう。
なにしろ、イスラエルで優秀なジャーナリストに贈られる賞を受賞した経歴を持つ「ハーレツ」の ギデオン・レヴィ氏によると
「イスラエルのテレビや主流の新聞を読んでいる平均的なイスラエル人は、ガザでの残虐行為や恐ろしい光景に全く触れていません」
というありさまなのですから。
イスラエル軍がガザのシファ病院に続いてインドネシア病院も包囲して砲撃し12人が死亡。イスラエル政府がハマスの基地があるという口実で病院を攻撃し、パレスチナの子どもや病人を殺すことは許されない。
これはあたかも、パレスチナの民間調査研究機関「政策と調査研究のためのパレスチナ・センター(PSR)」の世論調査で、ハマスが10月7日の襲撃で民間人ら約1200人の首を切るなどして殺害し、約240人を拉致した際の動画を視聴したことがある人は14%にとどまり、そのため、
「ハマスが戦争犯罪をしている」
と考える人は10%だけで、だからこそハマスによるこの越境攻撃を
「正しい」
と答えた人がパレスチナ人の7割、ガザ地区で57%、ヨルダン川西岸で82%になったのとちょうど合わせ鏡です。
ユダヤ民族がどう、パレスチナ民族がどう、と人種差別的に語るのではなく、それぞれの市民が共存できるように、政府や組織と市民は区別して解決の道を探っていかなければなりません。

ハマスに人質にされていたイスラエル人の方3人が、せっかく自由になれたのに、イスラエル軍に射殺されてしまった。
この責任はハマスとイスラエル軍双方にある。
イスラエル軍が人質を「誤射」して3人射殺。アメリカ政府がイスラエル政府の「ガザ紛争は数カ月続く可能性」について同意。パレスチナ市民の7割がハマスの越境攻撃を支持。そもそも武力で「テロ」はなくならない
参考記事 村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
パレスチナ迫害のイスラエルに抗議する目的のスターバックスボイコット運動の成果。冷笑主義や無気力や諦めとは無縁の大きな効果。
ナチスによるホロコースを生んだ反ユダヤ主義には、シェークスピアの「ヴェニスの商人」に出てくる強欲な高利貸しシャイロックが有名なように1000年単位の長い歴史があります。
反ユダヤ主義に堕することなくアメリカ合衆国などのイスラエル一辺倒を批判する非常にデリケートな配慮が必要で、イスラエルのネタニヤフ政権批判や、これまでのイスラエル建国や違法入植を批判することと、ユダヤ民族を十把一絡げにあげつらうこととは厳密に区別しないといけません。
これはプーチンロシア政権とロシア軍のウクライナ侵略が許されないからと言って、例えば日本に暮らすロシア人を排斥してはならないのと同じです。
自由と人権を重んじる良識ある市民であれば、世論調査一つで人種差別・民族差別をするような言動はユダヤ人に対してもパレスチナ人に対しても厳に慎むべきです。
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【エルサレム=福島利之】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は25日、イスラム主義組織ハマスとの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ北部を視察し、「我々は止まらない。戦闘は我々が終わらせるまで続く」と述べ、戦闘継続の意欲を改めて表明した。兵士も激励した。停戦案を巡る交渉が行われていると伝えられる中、ネタニヤフ氏は原則的な立場を改めて示したものとみられる。
ネタニヤフ氏はこの日、イスラエル国会で、ハマスが10月から拘束している人質に関する審議にも出席し、「軍事的圧力なしに全ての人質を奪還することはできない」と訴えた。人質の解放に向け最大限の外交努力を重ねているとも強調した。
審議は人質の家族も傍聴した。ロイター通信によると、人質の早期救出を実現できないネタニヤフ氏に対し、家族は「今すぐにだ」などと抗議の声を上げたという。
人質の解放を含む停戦案を巡っては、エジプトの仲介による交渉が続いているとされるが、イスラエル、ハマス双方の主張には隔たりがあり、難航しているとみられている。
イスラエル首相、ハマス壊滅やガザ非武装化などが和平の前提条件
Jon Herskovitz-
戦闘縮小への圧力が高まる中、米紙WSJに論説を寄稿
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引き続き国際法を完全に順守して行動すると主張
イスラエルのネタニヤフ首相は、イスラム組織ハマスとの戦闘で和平を達成するための3つの前提条件として、ハマスの壊滅、パレスチナ自治区ガザの非武装化、パレスチナ社会の「脱過激化 」を挙げた。
イスラエルに対してガザでの戦闘の規模縮小を求める圧力が高まる中、同首相は25日の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)に論説を寄稿した。
ネタニヤフ氏は「ハマスの壊滅において、イスラエルは引き続き国際法を完全に順守して行動する」とし、ハマスの排除が「こうした恐ろしい残虐行為を繰り返さないための唯一の相応する対応だ」と主張した。
同氏は政府として、ガザがイスラエルを攻撃する拠点として二度と使われないようにしなければならないと指摘。そのためには「ガザの周囲に一時的な警戒地域を設置するとともに、ガザとエジプトの境界にイスラエルの安全保障上の必要性を満たし、地域への武器の密輸を防止する検査の仕組みを設ける」必要があるとの考えを示した。

ネタニヤフ首相「我々は怪物と対峙している」 クリスマス期間中の攻撃の正当性強調
12/25(月) 14:23配信
日テレNEWS NNN
イスラエルのネタニヤフ首相は24日、「我々は怪物と対峙している」として、クリスマス期間中もイスラム組織「ハマス」への攻撃を続ける正当性を強調しました。
ネタニヤフ首相は24日、クリスマスのビデオメッセージを公開し、「ハマス」を怪物に例え、クリスマス期間中もガザ地区で攻撃を続けることを正当化しました。
イスラエル・ネタニヤフ首相
「我々の地域では(クリスマスにあるべき)平和も善意もありません。我々が対峙しているのは『怪物』です」
「この戦いはイスラエルだけでなく、文明世界と野蛮人との戦いです」
イスラエル軍は24日もハマスへの攻撃を続け、ガザ地区中部にあるマガジ難民キャンプを空爆しました。ロイター通信はガザ地区保健当局の発表として、この空爆で少なくとも70人が死亡したと報じました。
こうした中、キリスト生誕の地とされるパレスチナ自治区のベツレヘムでは24日夜、クリスマスのミサが開かれました。
ガザ地区で戦闘が続いていることから、恒例だった巨大なツリーの設置やお祝いの行事も中止され、ガザ地区の住民への祈りが捧げられるなど静かなクリスマスを迎えています。
米ホワイトハウスによると、両首脳は軍事作戦の「目標と局面」について協議した。バイデン氏は戦闘地域の一般住民や人道支援の関係者など民間人を保護する重要性を強調。標的や地域を絞った作戦への移行を引き続き求めたと考えられる。
両首脳はハマスのもとに残る人質の解放についても話し合い、政府間の協議を継続することで一致。ネタニヤフ氏は国連安全保障理事会での米国の対応に謝意を伝えた。安保理は22日、ガザへの人道支援拡大を求める決議案を採択したが、当初案の「敵対行為の停止」という文言は、米国の反対で「敵対行為の持続可能な停止に向けた環境づくり」に弱められた。
イスラエルは24日、10月の地上戦開始以降、154人の兵士が死亡したと発表。イスラエル軍報道官は、ガザ北部の制圧をほぼ達成し、南部を中心に攻撃を拡大する準備を進めていると述べた。ガザ保健当局は23日、ガザ側の死者が2万258人になったと発表した。
「ガザ被害を報じたか?」TBS記者が聞くと取材中断…イスラエルメディアは“ガザ被害伝えてない”と批判の声も
TBSテレビ
2023年12月26日(火) 16:56
パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍の攻撃による甚大な被害が広がる一方、イスラエルメディアはガザの様子を伝えていないという批判の声が上がっています。
イスラエル軍による空爆で破壊された街並み。
子どもの遺体を涙ながらに抱きかかえる女性の姿。
私たちはガザの悲惨な光景を連日、目にしますが、イスラエルでは違います。
イスラエルで優秀なジャーナリストに贈られる賞を受賞した経歴を持つ「ハーレツ」のギデオン・レヴィ氏は…
イスラエル紙「ハーレツ」 ギデオン・レヴィ氏
「イスラエルのテレビや主流の新聞を読んでいる平均的なイスラエル人は、ガザでの残虐行為や恐ろしい光景に全く触れていません」
軍の行動を巡る世論調査では、ユダヤ系イスラエル人のおよそ8割がガザ市民の苦しみについて「ほとんど考えなくて良い」、または「あまり考えなくてよい」と答えました。
この背景にはメディアの責任があるとレヴィ氏は主張します。
イスラエル紙「ハーレツ」 ギデオン・レヴィ氏
「10月7日の蛮行のあと、イスラエルはどんなことをしても良いと思ってしまっているのです」
こうした批判をテレビ局はどう考えているか。取材に応じたのは、イスラエル最大の民間放送局で20年以上にわたり中東エリアの取材を担当するオハド・ヘモ氏。
イスラエルの民間放送局 オハド・ヘモ氏
「ガザで起きたことというのは、ガザがイスラエルに対して宣戦布告したということです」
ヘモ氏は「ガザについて十分に報じている」と主張。ただ、軍に同行し、ガザで取材したことについて聞くと…
イスラエルの民間放送局 オハド・ヘモ氏
「私たちが見たのは弾薬や武器が病院で見つかり、テロリストによって使われていたということです。それを見ました」
では、ガザの被害については…
記者 「ガザの街の破壊についても報じようとしましたか?」
ヘモ氏「もちろんです」
記者 「どのように報じましたか?」
ヘモ氏「すいません、このインタビューは嫌です。私の国は…攻撃されたんです」
記者 「もちろん分かっています」
インタビューは中断となりました。
戦闘開始から2か月半。停戦を求める国際社会の声が高まる一方、イスラエルでは戦闘継続を支持する声が根強いままです。
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