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こちらではお初にお目にかかります。弁護士・元ロースクール教授、宮武嶺の社会派リベラルブログです。

自爆テロ解散で旧民主党政権をぶっ壊した野田佳彦立憲民主党代表に、「政界の壊し屋」小沢一郎氏と「橋本龍太郎の懐刀」江田憲司氏が内閣不信任案を提出して石破首相に解散させろと要求している真意はどこにあるのか

少なくとも完全に外様の小沢一郎氏と江田憲司氏に、立憲民主党への愛着はないよね。

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 当ブログは内閣不信任案を石破政権に突きつけるくらい本気で政権を取りに行けと主張してきました。

 しかし、政界の壊し屋と言われ、いくつも政権や政党を壊してきた小沢一郎氏に

「立憲は、石破政権をさんざん批判してきて、内閣不信任案提出に消極的な姿勢だと見られたら、それこそ、国民から不信任を突きつけられます。

 自民党と裏取引するような政党はいらないと。

 野党第一党らしく、不信任案を出して野党政権を樹立すると打ち出すべきです。

 数が足りないときには、通りもしない内閣不信任案をしょっちゅう出しておいて、いざ、不信任が通るとなったら自民党と取引して出さないなんてとんでもない話だ。

 私は党員の一員として、とうてい容認できない。国民からも見放されますよ。」

とまさに正論を言われると、かえって猛烈に不安になりますなあ。

日本学術会議法改悪も止められず、中途半端な年金改革法案だけが成果。維新や民民と変わらないこの姿がどれだけ立民の足を引っ張ったことか。

政府による支配が目的の日本学術会議法改悪案が参議院本会議で今日成立も。安倍政権による違憲の法律に反対した6人の会員候補を菅政権が拒否した事件を逆用して学問の自由を踏みにじる自公維を許さない。

 

 

 その立憲民主党の選挙対策本部長代行の小沢一郎衆院議員ら同党の有志議員は今の通常国会で内閣不信任案を出すなら明日しかないという2025年6月19日に国会内で会合を開き、石破茂内閣への不信任決議案の提出を決断するよう、野田佳彦代表に直接求めていく方針を確認しました。

 この会合には同党の議員30人、代理出席30人の合計60人(参院議員2人を含む)が出席したということで、数的には内閣不信任案の提出が可能と51人以上の人以上の同党議員が賛同していることにはなります。

 小沢氏とともに呼びかけ人の1人となっている、江田憲司衆院議員も

「不信任決議案提出は会期末の恒例行事といわれるが、違う。政権与党とほぼ考えがいっしょなら出さないという考えもあるでしょうが、物価高対策や政治改革などで、政権与党と考えがことごとく違うのに、こういう機会を放棄してはならない。

 野党に課せられた職責として、堂々と(内閣不信任の意思を)国民に説明するのが野党第1党の責任だ」

「野党第1党の責務を果たすため(不信任案を)出すべきだと、野田代表に強く言いたい」

と訴えたそうです。

 

 

 江田氏と言えば、橋本龍太郎内閣(いわゆる橋本内閣)において「内閣総理大臣秘書官(政務担当)」を務め、特に1996年の橋本内閣発足時に起用され、行財政改革などの構造改革(橋本行革)の推進役として活躍したというの(だけ)が売りの人。

 そもそも野田佳彦代表が2012年に負けると分かっているのに自爆テロ解散をして旧民主党政権をぶっ壊し、第二次安倍政権の生みの親になって、安倍晋三氏の国葬に参列したり追悼演説をしてきた人ですから、その野田氏に小沢氏と江田氏が解散されてもいいから内閣不信任案を出せと迫っている構図には不安しかないです。

 この人たち、本当に国民や立憲民主党のことを心から考えて行動しているの?

野党第一党を率いる野田執行部も、それに対抗する勢力も、どっちも信じられない世も末現象。

立憲民主党の野田佳彦代表が去年の衆院選がホップ、今年の参院選がステップ。ジャンプの次の衆院選で政権交代ができなかったら代表を辞任すると言い出したが、ステップの参院選で議席増ができなかったら潔く辞めろ。

 

 

 いま、どの世論調査を見ても、小泉進次郎農水相の小手先のコメ対策に騙されて石破内閣や自民党の支持率が反転上昇しています。

 これ、優柔不断な石破首相ではなく安倍首相だったら、内閣不信任案を出されなくても解散総選挙に打って出て、衆参ダブル選挙をやるところですよ。

 小泉劇場と言うか、進次郎オレオレ詐欺と言うか、コロッと騙される有権者も情けない。

石破政権から早くも1人目の大臣更迭。「コメなら売るほどある」発言の江藤拓農林水産大臣が辞任し、後任がなんとあの小泉進次郎氏。まともな野党は結束して、コメ不足にも物価高にも無策の石破自公政権を倒せ。

石破首相がコメの価格について5キロで「3千円台に下がらなければ首相として責任を取るか」と質問されて「責任をとっていかねばならないと思っている。仮に下がらなければきちんと説明するのが政府の責任だ」(呆)

 

 

 そのタイミングで立民が内閣不信任案を出して、これに対して石破首相がかねてから公言しているように採決もさせずに解散・ダブル選挙に打って出たきたら、立憲民主党は準備できてるんですか?

 むしろ衆参とも壊滅的な敗北を喫するんじゃないんですか。

 私が内閣不信任案を最初から出さないと公言すべきじゃないと野田氏に言ってきたのは、企業・団体献金禁止にしても選択的夫婦別姓制度法案にしても、本気で政府と対決して取りに行けということだったんです。

 それを武装解除したとかなんとかチンタラ、ダラダラ国会をやってきて、本気じゃないので何一つ成果を挙げられないから支持率も上げられないまま、最後になって内閣不信任案だけ出しても、そりゃ選挙には負けますよ。

 野田・小沢で裏で話ができていて、選挙で大敗して立民を壊す相談でもしてるんとちゃうやろな。

立憲民主党の野田佳彦代表が参院選和歌山の立候補予定者の公認内定を取消して日本維新の会に譲る。参院選鳥取島根合区では国民民主党が擁立する新人を支援。立民が参院選で1議席でも減らしたら野田代表は腹を切れ!

 

 

編集後記

むしろ野田氏と石破氏が裏で話がついていて、内閣不信任案は出さないから解散もしないでね、ということになっていると私は内心で思っているのですが。

本当に小沢氏が野田氏を説得した形を取って、立民の支持率が低迷したまま明日20日に立民が内閣不信任案を出して、石破首相が衆院解散、7月に衆参ダブル選挙になると、それはいくらなんでもまずいよなあ。

それがマズイなら、半年以上前から、野田佳彦と立民は恥を忍んで内閣不信任案は出すなと一貫して主張してきたkojitakenの日記さんの方がよほど筋が通っていてわかりやすかったですなあ。

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立憲民主党の小沢一郎衆院議員

 6月22日、国会が会期末をむかえる。そんな中、朝日新聞(6月2日付)は「石破茂首相は2日、立憲民主党から内閣不信任決議案が提出された場合、採決を待たずに衆院を解散するとの方向で検討に入った」と報じた。一方、野党第1党の立憲民主党・野田佳彦代表は「内閣不信任決議案の今国会提出を見送る検討に入った」(朝日新聞、6月11日付)とされ、立憲内部からも異論が出ている。この状況を議員生活55年の政界の“最長老”はこの状況をどう見るのか。小沢一郎・立憲民主党衆院議員がAERAの単独インタビューに答え、内閣不信任決議案提出の是非から、コメ価格をめぐる小泉劇場まで政界の現状を縦横に語った。

*  *  *

――現在(取材日の6月上旬)、世間の話題は「コメの価格高騰問題」で一色となっています。石破茂首相は失言した前農水相を更迭し、小泉進次郎氏に交代させた結果、小泉氏が2000円で備蓄米を売り出して評判になっている。内閣支持率も持ち直して、政権浮揚のきっかけになるとも言われていますが、この小泉劇場をどう見ていますか?

小沢:コメ問題については、農業を軽視して生産性の高い産業だけをドンドン支援していけばいいんだという、農業不在、食料政策不在の結果が、今の状況をもたらしたのです。このことをまず理解しないといけません。

 だが小泉君は備蓄米を2000円で売って価格を下げるということばかり言っている。そもそも、コメの値段が2000円では、農家が食べていけない。米を作れと言ったって作る人がいなくなる。だからどんどん、農村の人口が減っていく。今のままでコメを安く放出するということは、ますます、農業離れ、農村離れを増やすことになるのです。

 それに小泉君は随意契約で安くしたと鬼のクビをとったように言っているが、政府が随意契約なんかしてはいけない。都合のいい業者だけを指名するというのは不正と腐敗の温床になる。小泉君のパフォーマンスをメディアは盛んに取り上げるが、これは国のあり方をゆがめている。国民は次第に冷静になっていくと思います。

小沢氏は「政府が随意契約なんてしてはいけない」と小泉農水相の政策を批判する

■農家にきちんと生活補償をする仕組みを

――では、どうしたらいいのか?

小沢:農家にきちんと生活補償をする仕組みを作ったうえで、自由競争に任せればいい。そうしたらそんなにコメの値段も高くならない。私たちは2009年に、(旧民主党政権で)農家の戸別所得補償制度を導入しました。これはコメの生産費が市場価格を下回るようなら、農家の生活を保障するために国がその差額を補填する仕組みです。これで農家が安心してコメを作れるようにしたのに、政権が自民党に復帰したら雲散霧消してしまった。今も、農業生産者の生活を保障する仕組みを作ったうえで、価格は自由な取引に任せるようにすれば、農家も消費者も安心すると思いますよ。

――物価高騰はコメだけではありません。立憲は消費税の食料品は1年間消費税ゼロと主張しています。

小沢:1年間にわたって(税率を)上げたり下げたりすると、売るほうも買うほうもかえって混乱するし、効果も出てこないので全面的に賛成とは言いがたいが、消費税減税は必要です。私は日常的に必要な食料品や生活関連のものは永続的に消費税ゼロにするのがいいと思う。イギリス方式だね。その代わり、それ以外のものを必要な時に税率をアップして財源に充てる。それが責任ある政治だ。消費税を減税すべきだという点では野党は一致している。だったら、それを実現するために一刻も早く石破政権を倒して、新しい政権を作らなければならない。それが野党の最大の責任なんです。

――石破政権の支持率も低迷しているが、立憲民主党など野党への期待も高まっていない。それはどうしてでしょうか?

小沢:やっぱり、野党が今、政権を獲れるのに獲ろうとしないのが、国民から不信を買っている一番の理由です。「野党は信頼がおけない」「野党では不安だ」と言われるのは、政権を獲りに行かないから。政権を獲りにいかない野党なんて信用されない。何を言ってもウソっぽいでしょう。

――内閣不信任案を出すには衆院議員が51人以上必要で、立憲だけが唯一、単独で提出ができます。しかし野田佳彦代表は慎重に判断すると繰り返しています。

小沢:立憲は、石破政権をさんざん批判してきて、内閣不信任案提出に消極的な姿勢だと見られたら、それこそ、国民から不信任を突きつけられます。自民党と裏取引するような政党はいらないと。野党第一党らしく、不信任案を出して野党政権を樹立すると打ち出すべきです。数が足りないときには、通りもしない内閣不信任案をしょっちゅう出しておいて、いざ、不信任が通るとなったら自民党と取引して出さないなんてとんでもない話だ。私は党員の一員として、とうてい容認できない。国民からも見放されますよ。

■「政治の空白」なんて起きない

――立憲の党内には、このまま支持率の低い石破政権で参院選を戦ったほうが有利だという見方もあります。また石破首相が解散に踏み切るのではないかと警戒する幹部もいます。

小沢:石破君は人気がないからこのままで参院選を戦った方がいいと言うけれど、不信任を出して解散になれば、衆参ダブル選挙になるわけで、それも石破総理の自民党と戦うことになる。いま解散するなんて言ったら、自民党内でも大変な不協和音が起こるから、ますます野党に有利になります。だから、解散するなら「どうぞいらっしゃい」ということ。衆参ダブル選挙なら、いっぺんで片がつく。何をビクビクしているんだろう。現在の衆院1期生はすぐに2期生になれるし、こんないいことはない。

――内閣不信任案を出すと政治的空白が生じるという意見もあります。トランプ関税をめぐる日米交渉の足を引っ張るべきではないと野田代表も言っていました。

小沢:すぐにそういうことを言う議員や評論家がいるが、「政治の空白」なんて起きません。予算は通っているし、あとは官僚が執行するだけの話。騒ぎばっかり起こす大臣なんていないほうが、よほどスッキリいく(笑)。トランプ関税への対応と言っても、ドイツやフランスでは、連立政権をつくるのに1カ月も2カ月もかけています。カナダやオーストラリアは最近も選挙をやったじゃないですか。空白もヘチマもないですよ。

――国民民主の玉木代表も「立憲は不信任案を出すべきだ」と発言しています。しかし立憲のなかには、国民も維新も賛成してくれないのではないか、という不安もある。確かに、野党が結束できるかどうか見通せません。

小沢:国民民主は人気が出たから、立憲の言う通りにはしたくないでしょう。でも、不信任案には反対できない。維新も石破政権には厳しい態度にならざるを得ない。だから立憲が不信任案を出せば、どこも反対できません。国民民主も維新も人気は峠を越したね。峠を越したらあとは下り坂になる可能性もある。

■政界を「ガラガラポン」する

――国民も維新もこのところ、政党支持率を落としています。

小沢:それでも、このまま立憲が不信任案も出さないと、国民など他の野党が伸びると思いますよ。ここでミソをつけると、わが党は浮かばれない。みんな身の振り方をどうするか考えなきゃいけなくなる(笑)。野田君もわが党も正念場だ。

――小沢さんは55年の議員生活で、32年前の細川政権、16年前の民主党政権と、2度の政権交代を実現しました。今年は、それからまた16年です。政界に大きな変化は起きますか?

小沢:16年か、ちょうどいいね(笑)。長期政権が腐敗するのがその頃なんです。与党も野党もダメだけど、いま政権が代われば政治の状況が激変する。内閣不信任案の可決がそのきっかけになるんです。選挙があってもなくても、自民党内の右だ、左だ、表だ、裏だとグジャグジャしているのをふるいにかける。野党も似たようなのをすっきりさせる。いわば政界をガラガラポンして、志のあるものが集まって政権をつくればいい。

 とにかく、いまの政権をまず一回倒すことが必要です。だから不信任案を通して、とにかく野党政権をつくる、あるいはそのつくる過程において、新しい日本の政界地図はできる。そのことを国民も期待していると思います。

(聞き手・構成/政治ジャーナリスト・城本勝)

 

 

立憲・小沢氏、不信任案求める集会に30人出席 「目標は政権奪取」

立憲民主党執行部に対し、内閣不信任決議案の提出を求める集会に出席した小沢一郎氏(奥左から2人目)=国会内で2025年6月19日、富美月撮影

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員は19日、党執行部に石破茂内閣への不信任決議案の提出を求める集会に出席し、「我々の目標は不信任案そのものではない。政権の奪取、政権の交代が目標だ。長い国会のけじめとして、我々のスタンスをしっかり示さなければいけない」と述べた。

 集会は小沢氏に加え、江田憲司氏、小熊慎司氏、野間健氏ら9衆院議員が呼びかけ人を務め、国会議員約30人が集まった。出席議員からは「(不信任案提出の)重要な機会を放棄することは我が党が石破内閣を信任したに同義だ」「選挙を嫌がるなら政治家にならなければよい」などの発言が相次いだ。

 呼びかけでは「(同決議案を)出さないことは国民からの負託を反故(ほご)することに等しい。真に国民のための改革を進め、政権交代を実現することが求められる」などと強調。「暮らしや国の将来に関わる大切な議論は先送りされ続けている。この現状から目を背けるわけにはいかない」としていた。【富美月】

 

 

小沢一郎氏ほえる「政権交代への責任だ」石破内閣不信任決議案提出を野田佳彦代表に“直談判”へ

6/19(木) 14:28配信

日刊スポーツ

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員ら同党の有志議員は19日、国会内で会合を開き、石破茂内閣への不信任決議案の提出を決断するよう、野田佳彦代表に直接求めていく方針を確認した。

 野党の不信任決議案提出は通常国会会期末の「恒例行事」ともいわれるが、立民内には、トランプ関税への対応や国際情勢を踏まえ、不信任提出に慎重論が根強く、野田氏も慎重な立場とされる。石破首相は、野田代表が不信任決議案を提出した場合は、衆院を解散し、衆参ダブル選挙に踏み切る意向とみられるため、事実上の国会会期末となる20日を前に、与野党ともに緊張感が広がっている。

 会合であいさつに立った小沢氏は「我々の目標はもちろん不信任決議案提出ではなく、政権奪取、政権交代だ。そのためにも、長い国会のけじめとして、我々のスタンスを、しっかり国会を通じて国民のみなさんに示すことが、我々の責任だ」と、不信任決議案提出の意義を主張。「今国会の締めくくりに、我々自身の手で(意思を)示さないといけない。責任をしっかり自覚し、みなさんと力を合わせていきたい」と述べた。

 小沢氏とともに呼びかけ人の1人となっている江田憲司衆院議員は「不信任決議案提出は会期末の恒例行事といわれるが、違う。政権与党とほぼ考えがいっしょなら出さないという考えもあるでしょうが、物価高対策や政治改革などで、政権与党と考えがことごとく違うのに、こういう機会を放棄してはならない。野党に課せられた職責として、堂々と(内閣不信任の意思を)国民に説明するのが野党第1党の責任だ」と主張。「野党第1党の責務を果たすため(不信任案を)出すべきだと、野田代表に強く言いたい」と訴えた。

 会合には同党の議員30人、代理出席30人の合計60人(参院議員2人を含む)が出席。内閣不信任案の提出が可能となる51人以上の同党議員が賛同した。小沢氏らは今後、野田氏に直接思いを訴える機会を持てるよう、調整に入るとした。

 

 

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