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こちらではお初にお目にかかります。弁護士・元ロースクール教授、宮武嶺の社会派リベラルブログです。

安倍首相が現職の総理大臣として初めてアメリカの空母に乗艦。やっていいことと悪いことがあるはず。


 

 安倍晋三首相は2015年10月18日、神奈川県の米海軍横須賀基地に10月1日に配備された原子力空母ロナルド・レーガンに乗艦しました。

 現職首相の米空母への乗艦はもちろん初めてです。

 安全保障関連法の成立を受け、強固な日米同盟を国内外にアピールした形ですが、平和日本が変質化したことを象徴する出来事と言えるでしょう。

 

 

 安倍首相は空母上でタイソン米海軍第3艦隊司令官と懇談し

「トモダチ作戦に従事をしていただいた。日米の絆のシンボルだ」

と語ったそうです。

 米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属の垂直離着陸輸送機オスプレイも飛行しました。

格納庫を視察と称して艦載機に載せてもらい、関係者に説明を受ける安倍首相。

 

 

 首相はこれに先だち、神奈川県沖の相模湾で開いた海上自衛隊の観艦式に出席。護衛艦「くらま」で訓示し

「積極的平和主義の旗を高く揚げ、世界の平和と繁栄にこれまで以上に貢献していく決意だ」

「脅威は容易に国境を越えてくる。そうした時代にあっても国民の命と平和な暮らしは断固として守り抜く。そのための法的基盤」

と説明しました。

 

 いろんな意味で忘れてはならない事実と映像と考え、記録するものです。

海上自衛隊観艦式で護衛艦「くらま」とすれ違う米空母「ロナルド・レーガン」。飛行甲板では乗組員が並んで敬礼した=18日午後、神奈川県沖の相模湾


海上自衛隊観艦式で、「くらま」から米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」を見る安倍晋三首相と麻生太郎副総理。

二人のこんな真面目な顔、見たことない。

 

 

黒船来航のときの徳川幕府の役人の顔みたいだ。

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SEALDs 民主主義ってこれだ!
SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動) (編集)
大月書店

写真:メンバー自身の撮影によるデモや抗議行動、日常風景など 。アートワーク:SEALDsの特徴である洗練されたデザインのフライヤーや映像 。スピーチ:一人ひとりの言葉で語られたスピーチを厳選して収録 。メンバー証言:それぞれの来歴や参加のきっかけ、SEALDsへの思いなど 。メンバー座談会:初期メンバーが前身であるSASPLの誕生から現在までを振り返る 。

対談:高橋源一郎(作家)と中心メンバー奥田愛基が語る「民主主義とは?」 。著名人・識者からの応援メッセージ:茂木健一郎、高畑勲、後藤正文、小林節 ほか


検証・安保法案 -- どこが憲法違反か
長谷部恭男 編
有斐閣

安保関連法案のどこが憲法違反にあたるのかを読み解く。衆院憲法審査会で「憲法違反」の見解を示した長谷部恭男教授を編者に、元内閣法制局長官、元内閣官房副長官補、新進気鋭の憲法学者が、法案の問題点を指摘しつつ立憲主義のあるべき姿を追い求める。 


安保関連法総批判――憲法学からの「平和安全」法制分析 (別冊法学セミナー 新・総合特集シリーズ7)
森英樹 編
日本評論社

5/15に国会上程され、現在審議中の安保関連法案の内容を、憲法学者が解説して問題点を指摘する緊急出版!

 

砂川判決と戦争法案 最高裁は集団的自衛権を合憲と言ったの! ?
内藤功(元砂川事件弁護団) (著), 新井章(元砂川事件弁護団) (著)
旬報社

あの砂川事件最高裁判決が、集団的自衛権の行使を憲法違反ではないという論拠になるはずがない。
安倍政権の戦争法案に関する合憲性の主張は明らかに間違っている。
こんな無茶なゴリ押しには弁護士として黙っていられない。


 
憲法と平和を問いなおす (ちくま新書)  長谷部恭男  筑摩書房
 
日本国憲法第九条を改正すべきか否か、私たち一人ひとりが決断を迫られる時代が近づきつつある。だが、これまでの改正論議では、改憲・護憲派ともども、致命的に見落としてきた視点があった。立憲主義、つまり、そもそも何のための憲法かを問う視点である。本書は、立憲主義の核心にある問い―さまざまな価値観を抱く人々が平和に共存するための枠組みをどう築くか―にたちかえり、憲法と平和の関係を根底からとらえなおす試みだ。情緒論に陥りがちなこの難問を冷静に考え抜くための手がかりを鮮やかに示す。


政府の憲法解釈
阪田 雅裕 (著)
有斐閣

本書の主な内容である憲法第9条の解釈問題は、現実的には政府の解釈が最終的なものとなっている。憲法第9条の文言の現実の姿は、本書に紹介された政府の解釈によって描かれる。


これが憲法だ!
長谷川恭男、杉田敦 著
朝日新聞出版

国の安全に関わる重要な問題を、内閣法制局や憲法学者だけに任せていていいのか?圧政に苦しむ人々を、助けに行かなくてよいのか?憲法で縛るより、国会でその都度議論すべきではないのか?日本国憲法をめぐる最重要論点を、いま最も注目の憲法学者と政治学者が徹底討論。憲法学の現状への痛烈な批判も飛び出す、スリリングで最先端の憲法対論。



憲法は本来、国家権力の暴走を縛るためのものである。だから、改憲には厳格な「作法」、ルールが存在する。
憲法学者・水島朝穂が、立憲主義の本質から解き明かす"憲法論"の決定版!


すぐにわかる 戦争法=安保法制ってなに?
戦争をさせない1000人委員会 (編集)
七つ森書館

国会論戦がつづく「戦争法」(いわゆる安保法制ともいう)の分かりやすい解説と、それに反対する著名人の声を一冊にまとめる。また、第一次安倍内閣からの改憲策動、教育基本法改悪、秘密保護法、武器輸出三原則、国家安全保障戦略(NSS)などを踏まえて、戦争法=「安全保障法制」の理解を深める。

 

「安全保障」法制と改憲を問う
山内敏弘 著
法律文化社

新たな「安全保障」法制によって、日本は「戦争をする国」へと変わるのか?!“解釈改憲”による違憲な法整備を検討するとともに、立憲平和主義の根幹を揺るがすこととなる“明文改憲”についても批判的に考察。歴史的岐路に立つ私たちへの著者渾身の警鐘。

 

砂川事件と田中最高裁長官
布川玲子 (著, 編集), 新原昭治 (著, 編集)
日本評論社

60年安保改定交渉の山場に出された砂川事件伊達判決は、米国にとって途方もない脅威だった。極秘だった新資料によって裏舞台を暴く。伊達判決をつぶし60年安保改定を強行した裏舞台の全て。

1959年安保改定交渉大詰め時の米解禁文書群から執念で発掘した極秘文書等22の新資料を網羅、整序する。日米政府にとって駐留米軍を違憲とした伊達判決がいかに脅威であったか、それを葬るためにいかなる作戦が秘密裏に謀られたか、その中で、田中耕太郎最高裁長官が大法廷で覆すことをどんなふうに米国と裏約束したのか…、基地問題、集団的自衛権など、日米同盟の深化に向かう今日の日本の国のかたちを決定づけた時期に司法の果たした役割がいま明らかにされる。


検証・法治国家崩壊 (「戦後再発見」双書3)
吉田 敏浩 (著), 新原 昭治 (著), 末浪 靖司  (著)
創元社

1959年12月16日、在日米軍と憲法九条をめぐって下されたひとつの最高裁判決(「砂川事件最高裁判決」)。アメリカ政府の違法な政治工作のもと出されたこの判決によって、在日米軍は事実上の治外法権を獲得し、日本国憲法もまた、その機能を停止することになった…。大宅賞作家の吉田敏浩が、機密文書を発掘した新原昭治、末浪靖司の全面協力を得て、最高裁大法廷で起きたこの「戦後最大の事件」を徹底検証する!!

 

 

安倍首相が米海軍空母に乗艦 現職首相で初

10月18日 19時02分 NHK


 
安倍総理大臣は、自衛隊の観艦式に出席したあと、今月、日本に配備されたアメリカ海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」に乗り込み艦内を視察しました。現職の総理大臣がアメリカ海軍の空母に乗艦するのは初めてです。
 
原子力空母の「ロナルド・レーガン」は、アメリカ海軍が保有する10隻の原子力空母の1つで、東日本大震災の際にアメリカ軍のトモダチ作戦に参加したことでも知られ、今月、神奈川県の横須賀基地を拠点に活動していた空母に代わって新たに配備されました。

安倍総理大臣は、18日、神奈川県沖の相模湾で行われた自衛隊の観艦式に出席したあと、海上自衛隊のヘリコプターで、午後4時前、「ロナルド・レーガン」に乗り込みました。そして、クリス・ボルト艦長らから説明を受けながら艦橋や格納庫を視察したほか、戦闘機の操縦席に実際に乗り込むなどしていました。

視察の中で、安倍総理大臣は「この空母は『トモダチ作戦』に従事していただき、まさに日米の絆のシンボルであり、またレーガン大統領と中曽根総理大臣が日米同盟を強化させたのも間違いない。今回の就航を日本として本当に歓迎する」と述べました。

防衛省によりますと、現職の総理大臣がアメリカ海軍の空母に乗艦するのは初めてで、安全保障関連法が、先月、成立したことを受けて、日米同盟の一層の強化をアピールするねらいもあるものとみられます。
 
 
安倍晋三首相が米海軍横須賀基地に配備された原子力空母ロナルド・レーガンに乗艦し、米軍関係者と面会。艦長のボルト大佐(左)から説明を受ける安倍晋三首相(中央)=神奈川県沖の相模湾で2015年10月18日午後(代表撮影)
 

 ◇米海軍横須賀基地に10月から配備のロナルド・レーガンに

 安倍晋三首相は18日、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に10月から配備された原子力空母ロナルド・レーガン(RR)に乗艦した。防衛省によると、現職の首相が米空母に乗艦するのは初めて。安全保障関連法で自衛隊の活動範囲が広がることを踏まえ、緊密な日米同盟をアピールする狙いがある。

 RRは東日本大震災での米軍の災害救助支援「トモダチ作戦」で主力艦を務め、今月1日、ジョージ・ワシントンの後継艦として横須賀に配備された。

 首相はRRのボルト艦長らの案内で格納庫や艦橋を視察。艦長が「海上自衛隊はプロフェッショナルだ」と話すと、首相は「トモダチ作戦に従事していただき、RRは日米の絆のシンボルだ」と謝意を示した。麻生太郎副総理と中谷元(げん)防衛相も同行し、首相が空母艦載機FA18(スーパーホーネット)の操縦席に乗り込む場面もあった。

 首相はこれに先立ち、神奈川県沖の相模湾での海上自衛隊の観艦式に出席。訓示で「国民の命と平和な暮らしを守り抜くための法的基盤が平和安全法制だ。さらなる任務を果たしてもらいたい」と呼び掛けた。

 観艦式には自衛隊の艦艇36隻、航空機37機が参加。米海兵隊のMV22オスプレイが初参加したほか、韓国海軍が13年ぶりに参加した。【村尾哲】

2015年10月18日
 
 

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