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ドナルド・トランプ米大統領が来日して、迎賓館で高市早苗首相と会談し、その後横須賀に行ってアメリカの軍艦に乗ったらしいですが、高市首相、本当に生き生きしていますね。
自民党総裁にはなったものの首相にはなれないのではないかという日々の時には、野田佳彦立民代表らから食べたほうがいい、寝たほうがいいと忠告されるくらいに痩せてしまって、人相もますます悪くなっていた高市首相。
しかし、今はまさに水を得た魚という表現がぴったりで、言いたかないけれども輝いています。
これはますます支持率を上げていることでしょう。
トランプ大統領が国防総省を戦争省、国防長官を戦争長官と呼び変える大統領令に署名。これでノーベル平和賞を本気で狙っているのだからお笑いだ。そんなことよりガザでのジェノサイドを止めろ。
それにしても、この首脳会談は共同声明が出せなくてよかったと思うほどひどい内容だったようです。
米経済誌ブルームバーグは
「高市氏は、師と仰ぐ安倍氏のトランプ氏対応マニュアルに倣った。
すなわち称賛と敬意、金メッキの贈り物で歓待するという戦略だ。
これが功を奏したようだ。」
「それでも今回は、安倍氏が使っていたパターや金箔で覆われたゴルフボール、17年にトランプ氏とラウンドした松山英樹選手のサイン入りバッグをトランプ氏に贈った。」
などと報じていますが、高市首相がイスラエルのネタニヤフ首相と同じく、トランプ氏を来年のノーベル平和賞に推薦すると言ったおべんちゃらが、トランプ氏への最高のおもてなしだったのではないですか。


もはや恋する乙女のようといっても過言ではない(-_-;)。
ハマスはとうに壊滅状態なのにイスラエル軍がガザ市に地上侵攻開始。国連の独立調査委がイスラエルがガザでジェノサイドを行なったと認定するも、トランプ大統領は「ハマスは地獄の代償を払うことになる」。
高市早苗首相とトランプ米大統領は首脳会談の後、10月28日に米軍横須賀基地(神奈川県)を訪問し、停泊中の米原子力空母ジョージ・ワシントンに乗艦しました。
両首脳は都内の在日米軍基地から大統領専用ヘリコプター「マリーンワン」に同乗して、横須賀基地に向かって、甲板に降り立ったあと、艦内で演説しました。
高市首相は
「日本の防衛力を抜本的に強化してこの地域の平和と安定により一層積極的に貢献していく」
と語り、より一層の大軍拡とトランプ大統領からの兵器爆買いを約束しました。
トランプ大統領は
「米国と日本の大切な同盟は全世界で最も卓越した関係のひとつだ」
「悲惨な戦争の灰の中から生まれ、80年以上にわたり我々の絆は成長し、現在の美しい友好関係にある」
と強調したそうです。
日本のGDPの1割以上の64兆円の投資をすでに約束させているのに、このあとどれくらい日本の血税を搾り取って儲けるつもりか。


トランプ政権とネタニヤフ政権の「ガザ人道財団」食糧配給所でイスラエル軍がガザ市民を狙って600人殺戮。このガザ援助は「人々を殺している」(国連事務総長)。「これは援助ではない。死の罠だ」(ガザ住民)。
さて、彼らが横須賀にいた頃、わたくしが何をしていたかというと、首相官邸前でトランプ来日反対の抗議行動に参加していました。
地球温暖化を否定する陰謀論に立ち、化石燃料を使いまくって人類に仇なす。
白人至上主義を掲げ、移民を排斥する。
多様性を否定し、女性やLGBTなど少数者を恐怖に陥れる。
自分に敵対する市民を排除するために州兵を全米各州に差し向ける。
そして、ウクライナ侵略戦争では侵略しているロシアのプーチン大統領側に立ち、イスラエルによるガザでのジェノサイドでは、ネタニヤフ首相と一緒になってパレスチナ市民を殺す。
こんなアメリカ大統領が来日しているのに、高市首相みたいにニコニコ笑っていられると思いますか。



私個人の公約は果たしました。
日本の代表的な平和団体のひとつ、武器取引反対ネットワーク(NAJAT)代表の杉原浩司さんが
「地球温暖化を憂う環境団体、フェミニストの団体、性的マイノリティの権利を擁護する団体、もちろんイスラエルによるガザ侵攻や他国への戦争行為に反対する団体などが総結集して、この反対集会をやるべきだった」
と演説されていましたが、私も言われてみて本当にそう思いました。
また、この官邸前まで来るのに杉原さんは何度も警察に取り囲まれて、なかなかたどり着けず
「高市首相とトランプ大統領は今横須賀にいるのに、なぜ私がここまで排除されなければいけないのか」
ともおっしゃっていました。
とにかく警察官の数は異常に多かったです。


杉原さんは、プーチンやネタニヤフに国際刑事裁判所から逮捕状が出ているように、本来であればICCはトランプにも逮捕状を出していないといけない、少なくとも高市首相はトランプが来日したら戦争犯罪人容疑者として逮捕するべきなんだとおっしゃっていましたが、これもその通り。
侵略戦争やジェノサイドに加担するトランプ大統領を逮捕するどころか、むしろノーベル平和賞を与えるべきだといけしゃあしゃあと述べている高市首相は、しかしこの日米外交の「成功」の外交で、ますます支持率を上げたことでしょう。
11月11日の代表質問が終わったらすぐに解散総選挙に打って出る可能性はいよいよ現実のものになっています。
どうせ、マスコミは昨日も高市首相とトランプ大統領のことを大谷翔平選手並みに持ち上げていたんでしょう?
しかし、私は、トランプ大統領と高市首相に抗議する民衆の側にいる自分が誇らしい思いでした。



高市早苗極右政権発足時の内閣支持率が71%で史上5位の高さ(読売新聞)。トランプ米大統領との日米極右首脳会談のあとの早期解散に備えよう。備えあれば憂いなし。サナエあれば憂いアリ。
参考記事
村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
『トランプ米大統領の訪日と日米首脳会談。
「高市早苗の軽重を問う」しかない屈辱の外交ごっこ。日本国民が貴重な税金をアメリカに献上するだけの儀式。「日米同盟」という無意味な命名。日米地位協定の改定の交渉もなく、駐日米軍基地の米兵から長年日本の女性に加えられている理不尽な性加害の根絶の交渉もなく、大勢の米兵を前にしたアトラクションで考え無しに「イェーイ」と跳びはねて盛り上がる小児のような高市首相。外交を何だと思っているのか、首相という重職を何だと思っているのか、日本国民の税金を何だと思っているのか、あまりに軽すぎます。
報道では「日米同盟をさらなる高みに」とか「日米同盟をさらに強固に」とか「解説」していますが、単に高市氏が日本国民という他人のカネを気前よくアメリカにくれてやっているだけにしか見えません。
高市首相のあまりにも軽薄であまりにも無思考であまりにも情けない姿に、泣きたくなります。』
kojitakenの日記さんより
『そのワールドシリーズの話題もしていたらしいのが高市早苗とトランプだが、思わず「国辱」という右翼用語まで頭に浮かぶほど高市はひどかった。まさに日本の国益よりアメリカの国益を優先して貢ぎ物を行い、安倍晋三でさえ公式には認めなかったトランプのノーベル賞推薦まで公言した。トランプから紹介されて欣喜雀躍というか本当にぴょんぴょん飛び跳ねていた高市は、どうせそんなことだろうとは思っていたがその軽薄さは私の想像をも超えていた。世界中のトランプ批判者の眉を顰めさせたに違いない。
高市の軽薄さをよく表すのが共同通信の下記Xに添えられた写真だ。』
トランプ米大統領は28日、高市早苗首相と共に米海軍横須賀基地を訪問し、原子力空母ジョージ・ワシントンを視察しました。艦内で数千人の米兵らを前に演説し「日米同盟は全世界で最も卓越した関係だ」と表明しました(撮影・深井洋平) pic.twitter.com/ipo9VErUk4
— 共同通信社 写真部 (@kyodo_photo) 2025年10月28日
編集後記

首相官邸前には野党の国会議員がいるわけでもなく、著名な知識人がいるわけでもなく。
そして覚悟していた以上に人が少なく、日本の市民の危機感の乏しさにあらためて愕然としたのですが、高市氏とトランプ氏が空母に乗りに行った横須賀では反対行動をしているはず!と祈っていたら、そうなっていてよかったです。
ここからは余談ですが、戦争法案反対以来、官邸前の集会に行くのは10年ぶりだったわたくし。
国会議事堂前駅から集会の場所に行く道がわからなくてですね、何人もの警備の警察官にどこで集会をやっていますかと聞いて、「記者会館前ですよ」などと教えてもらって、首相官邸の周りを半周するという体たらく。
反権力を自称する弁護士ブロガーが、警察に道を聞いて反政府集会への行き方を丁寧に教えてもらってるんじゃあ、こりゃダメだと反省しました(笑)。
もうちょっと私もパソコンの前から離れて街に出ないといけないですね。
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高市早苗首相とトランプ米大統領は28日、米軍横須賀基地(神奈川県)を訪問し、停泊中の米原子力空母「ジョージ・ワシントン」に乗艦した。日米同盟に基づく安全保障協力を強化する姿勢を強調した。中国の海洋進出などに連携して対応する。
両首脳は都内の在日米軍基地から大統領専用ヘリコプター「マリーンワン」に同乗して、横須賀基地に向かった。甲板に降り立ったあと、艦内で演説した。
首相は「日本の防衛力を抜本的に強化してこの地域の平和と安定により一層積極的に貢献していく」と語った。
トランプ氏は「米国と日本の大切な同盟は全世界で最も卓越した関係のひとつだ」と述べた。日米が戦火を交えた第2次世界大戦を念頭に「悲惨な戦争の灰の中から生まれ、80年以上にわたり我々の絆は成長し、現在の美しい友好関係にある」と強調した。

日米首脳がともに艦艇に乗艦するのはトランプ氏が国賓来日した2019年5月以来。当時の安倍晋三首相とトランプ氏は海上自衛隊の護衛艦「かが」を視察した。日本は米国からの防衛装備品の調達を増やすなど、防衛力の強化に取り組んでいた。
首相は19年の視察にも言及し「いまここに再び日米最高司令官が並び立った」と述べた。その上で「インド太平洋を自由で開かれたものとし地域の平和と繁栄の礎とする決意を新たにした」と語った。
東アジアでは中国、北朝鮮、ロシアの軍事連携が進み、安保上の懸念が強まっている。空母などの海上装備は東シナ海の安全を守るために欠かせない抑止力となる。
首相は「今かつてないほど厳しい安保環境に直面している。平和は言葉だけではなく、確固たる決意と行動によってこそ守られる」とも述べた。

日米は自衛隊と米軍の統合抑止力の強化を進めている。現場での作戦計画を擦り合わせるなど、かつてなく連動性が高まっている。首相が米軍を大統領とともに激励することで、日米連携の機運も向上する。

首相は視察後、自身のX(旧ツイッター)に大統領用ヘリに同乗した際の写真を投稿した。「私の素晴らしい盟友のトランプ大統領と共に!」と記した。
「ジョージ・ワシントン」は1992年に就役した。大きさは世界最大級で全長約330メートル、横幅は75メートル超ある。2024年11月に同型艦「ロナルド・レーガン」の後継艦として横須賀に再配備された。
中国は初の空母「遼寧」に続き、19年に初の国産空母「山東」の運用を始めた。年内にも就役する「福建」を加え3隻体制を目指している。
高市政権は「強い日本」の実現を掲げ、防衛費を国内総生産(GDP)比で2%にする目標の達成時期を前倒しする。国家安全保障戦略など安保関連3文書の改定に取り組む。

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 ドナルド・トランプ米大統領が東南アジア諸国連合(ASEAN)
24日午後の抗議デモはイスラム原理主義野党・汎マレーシア・
26日は午前にBDSマレーシアが主催する抗議集会がムルデカ広
同日午後にはアンパン・パークで反帝国主義運動(Gegar)、
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